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Lou BOUDREAU(ルー・ブードロー)

Major League Baseball

#5 ルー・ブードロー(Lou BOUDREAU) | SS

ルー・ブードロー

  • 1938年・インディアンズと契約
  • 1917年7月17日生 右投右打 180センチ 84キロ
  • イリノイ州出身

選手の紹介文
堅実な守備と打撃に加え、監督としての奇策を見せたブードロー。勝負強い打撃と堅実な守備でインディアンズの球団史を飾るルー・ブードロー。若くてして兼任監督となり、相手打者に対して極端なシフト守備位置を取る「ブードローシフト」を見せて、周囲を驚かせた。1948年にはインディアンズを世界一に導き、ずっと背負っていた背番号5番はインディアンズの永久欠番に指定されている。

イリノイ州に生まれたブードローはフランス系の父とユダヤ系の母を両親に持つが、幼少時に両親の離婚に直面する。高校時代には野球の他にバスケットボールでも高い才能を見せて、進学先のイリノイ大学では野球とバスケットボールの両方のチームでキャプテンを務めていたという。大学時代には卒業後にインディアンズ入りすることを前提に生活費を援助してもらっていたという。

このインディアンズとの密約を、ブードローの母の再婚相手がばらし、大学でのプレーが難しくなり、1938年にインディアンズ入りすることになった。この年はメジャーではシーズン最後の1試合にのみ出場するに留まっているが、マイナーではサードを守り60試合に出場し、打率.290をマークしている。翌1939年はマイナーで打率.331、17HR、57打点という成績を残し、メジャーに昇格した(53試合に出場)。ポジションはこの年からショートストップに転向している。

1940年からメジャーリーグに定着。155試合に出場し、打率.295、9HR、101打点、46本の2塁打という好成績を残したブードロー。ショートストップとしてリーグトップの守備率(.968)を記録している。ちょうどボブ・フェラーがエースとして君臨し始めたインディアンズだったが、監督と主力選手の不仲がチーム力の低下につながり、リーグ優勝には至らなかった。

1941年、新監督にロジャー・ペキンポーを迎えるが、チームは向上せず、ブードローも打率.257、10HR、56打点という数字に終わっている。7月17日のヤンキース戦、試合終盤にジョー・ディマジオの痛烈なゴロをさばいたのはブードローであった。この試合でディマジオは56試合連続ヒットの記録が途切れており、このメジャー史上に残る大記録に名を残す形となってしまった。

オフになるとGMが辞任したことにより、監督のペキンポーがGMとなり、監督の座が空席となった。その監督の座にブードローは立候補したのである。まだ24歳と若い選手の立候補は驚きを与えた。反対意見もあったが一部の支持者の説得により、24歳の兼任監督が誕生することになったのである。しかし、兼任監督となるもなかなか優勝は果たせないままで進んでいった。

選手としてのブードローは鉄壁の守備を誇るショートストップとして、1940年以降の9年間で8度もリーグトップの守備率を記録すれば、1944年には打率.327をマークして、首位打者のタイトルも獲得している。監督としては1946年7月、テッド・ウイリアムスを打席に迎えたところで守る野手がライト側に移動する極端な守備陣形を取った。ちょうどこの前の試合でウイリアムスに1試合3HRを浴びたことから苦し紛れの作戦だったが、この作戦は「ブードローシフト」と呼ばれることになったのである。

1948年に選手としても監督としても大輪の花を咲かした。監督として結果を残せないでいたが、野手だったボブ・レモンを投手に転向するなど戦力は整えつつあった。しかし、1947年シーズンオフにブードローの放出騒動があった。選手としては有能だが、監督としての能力に疑問が持たれていたからである。しかし、地元ファンの反対が大半を見せ、ブードローは残留することとなった。

真価が問われた1948年、フェラー、レモンの両輪に加え、ナックルボーラーのジーン・ビアデンを先発に転向させて投手陣を整えた。ブルペンにはサチェル・ペイジもいたのである。打撃陣でも若いデイル・ミッチェル、ラリー・ドビーに加え、ベテランのジョー・ゴードンらの歯車も噛み合った。またブードロー自身も打率.355、18HR、106打点と好成績を残したのである。レッドソックスと同率でシーズンを終え、ワンゲームプレーオフに勝利し、念願のリーグ優勝を果たした。ワールドシリーズ(対ブレーブス)でも4勝2敗で制し、世界一にも輝いた。ブードロー自身はシーズンMVPの栄誉も手にしているのである。

世界一になったのがブードローの頂点で、1951年にはレッドソックスへ兼任監督として移籍。現役自体は1952年、32歳の若さで引退している。レッドソックス監督を1954年限りで退いた後はアスレティックス、カブスと監督を歴任しているが、優勝を果たしたのは1948年の1度のみである。1970年に野球殿堂入りを果たしている。

<written by Kenji@webmaster>

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1938  Cle    1    1    0    0   0   0   0    0    0    1    0  .500 .000  .000
 1939  Cle   53  225   42   58  15   4   0   19   24   28    2  .336 .360  .258
 1940  Cle  155  627   97  185  46  10   9  101   39   73    6  .368 .443  .295
 1941  Cle  148  579   95  149  45   8  10   56   57   85    9  .348 .415  .257
 1942  Cle  147  506   57  143  18  10   2   58   39   75    7  .368 .370  .283
 1943  Cle  152  539   69  154  32   7   3   67   31   90    4  .376 .388  .286
 1944  Cle  150  584   91  191  45   5   3   67   39   73   11  .395 .437  .327
 1945  Cle   97  345   50  106  24   1   3   48   20   35    0  .356 .409  .307
 1946  Cle  140  515   51  151  30   6   6   62   14   40    6  .336 .410  .293
 1947  Cle  150  538   79  165  45   3   4   67   10   67    1  .379 .424  .307
 1948  Cle  152  560  116  199  34   6  18  106    9   98    3  .442 .534  .355
 1949  Cle  134  475   53  135  20   3   4   60   10   70    0  .373 .364  .284
 1950  Cle   81  260   23   70  13   2   1   29    5   31    1  .346 .346  .269
 1951  Bos   82  273   37   73  18   1   5   47   12   30    1  .348 .396  .267
 1952  Bos    4    2    1    0   0   0   0    2    0    0    0  .000 .000  .000
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     1646 6029  861 1779 385  66  68  789  309  796   51  .371 .415  .295

受賞タイトル一覧

  • シーズンMVP1回(1948-AL)
  • 首位打者1回(1944-AL)

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