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Luis APARICIO(ルイス・アパリシオ)

Major League Baseball

#11 ルイス・アパリシオ(Luis APARICIO) | SS

ルイス・アパリシオ

  • 1954年・ホワイトソックスと契約
  • 1934年4月29日生 右投右打 173センチ 73キロ
  • ベネズエラ出身

選手の紹介文
スピード感溢れるプレーで一時代を築いたアパリシオ。メジャーリーグ史上最高のショートストップの一人に数えられるルイス・アパリシオ。メジャーデビューから9年連続で盗塁王を獲得する足に加え、広い守備範囲と強肩で相手チームのチャンスの芽を摘み取った。オジー・スミスが登場する前の代表的なショートストップとして名が知られている。

ベネズエラに生まれたアパリシオは、子供の頃から野球に近い場所にいた。父と叔父がウインターリーグの球団を共同所有していたのである。父は41歳までチームのショートストップとしてプレーしており、息子にポジションを譲る形で現役を退いたという。アパリシオのプレーはメジャーリーグのスカウトに目がとまり、インディアンズとホワイトソックスの争いになり、契約金と年俸の差でホワイトソックスを選ぶこととなった。

1954年、ホワイトソックス傘下でプロとしてのキャリアをスタートさせた。2年間のマイナー生活で足の速さと高い守備能力はアパリシオの評価を高めることになった。指導者の方からも強肩を生かすために守備位置を深めに置いた方がいいという具体的なアドバイスや、ゴロへの反応を早めるために小さなグラブを使うような指示でアパリシオのプレーはより洗練されることになったのである。

1956年、満を持してホワイトソックスに昇格したアパリシオ。ショートストップのポジションを奪い、152試合の出場で打率.266、142安打、3HR、56打点、21盗塁をマークし、盗塁王のタイトルを獲得したのである。1950年代のメジャーリーグはスピードよりもパワーに依存しており、それ故にスピード感溢れるアパリシオの登場は衝撃的であり、この年の新人王も受賞している。

翌1957年以降も安定した力を発揮し、デビューから9年連続で盗塁王を獲得。その中でも特に1959年からは3年連続50盗塁以上を記録している。1958年からは8年連続でショートストップとしての最高の守備率を記録。捕殺数、刺殺数もリーグで上位をキープするなど、その評価を高めたのである。特にセカンドを守るネリー・フォックスとのコンビは秀逸で、二遊間コンビとしての守備力に加え、ヒットエンドランデュオとも言われる打撃面でもチームを引っ張ったのである。

1959年のホワイトソックスは「ゴーゴーソックス」と呼ばれる快進撃で、40年ぶりのリーグ優勝を飾った(ワールドシリーズではドジャースに敗れ、世界一は逃した)。この年は51盗塁を記録したアパリシオだが、MVP投票ではチームメイトのフォックスに次ぐ2位に付けている。ホワイトソックスの二遊間コンビがMVP投票の1位、2位を独占したのである。

ホワイトソックス一筋でのプレーを望んでいたアパリシオだが、1963年1月にオリオールズへの移籍が決まってしまった。これは1962年にアパリシオが太ったこともあり、盗塁王は獲得したものの盗塁数そのものは前年の53個から31個に減ったことが原因である。これがピークを過ぎたと判断されたようである。実際はオリオールズ移籍後、40盗塁、57盗塁と数字を上げており、ピークを過ぎていなかったことは証明している。1966年にはオリオールズ世界一にも貢献している。

背番号11番はホワイトソックスの永久欠番。1968年から古巣ホワイトソックスに復帰。1970年には初めて打率3割越えを果たしている(打率.313)。1971年からはレッドソックスに移籍し、3年間を過ごしてから現役を退いている。メジャー18年間でずっとレギュラーとしてプレーし、通算成績として8016捕殺、2564総守備機会、1553併殺とメジャー史上でも上位にランクしている。打撃面では通算打率は.262だが、通算安打数は2677本である。

1984年には南米出身者として初の殿堂入りを果たした。同年にアパリシオの背番号11がホワイトソックスの永久欠番に指定されている。ゴールドグラブ賞は1958年からの5年連続受賞を加え、計9回受賞。これはスミスに抜かれるまでの記録であった。キャリアでショートストップ以外のポジションを守ったことがないというのも珍しい記録である。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

  • 盗塁王:9回(1956-AL~1964-AL)

受賞アワード一覧

  • 新人王(1956-AL)
  • ゴールドグラブ賞:9回(1958-AL~1962-AL、1964-AL、1966-AL、1968-AL、1970-AL)

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G    AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB  SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1956  CWS  152   533   69  142  19   6   3   56   63   34  21  .311 .341  .266
 1957  CWS  143   575   82  148  22   6   3   41   55   52  28  .317 .332  .257
 1958  CWS  145   557   76  148  20   9   2   40   38   35  29  .309 .345  .266
 1959  CWS  152   612   98  157  18   5   6   51   40   53  56  .316 .332  .257
 1960  CWS  153   600   86  166  20   7   2   61   39   43  51  .323 .343  .277
 1961  CWS  156   625   90  170  24   4   6   45   33   38  53  .313 .352  .272
 1962  CWS  153   581   72  140  23   5   7   40   36   32  31  .280 .334  .241
 1963  Bal  146   601   73  150  18   8   5   45   35   36  40  .291 .331  .250
 1964  Bal  146   578   93  154  20   3  10   37   51   49  57  .324 .363  .266
 1965  Bal  144   564   67  127  20  10   8   40   56   46  26  .286 .339  .225
 1966  Bal  151   659   97  182  25   8   6   41   42   33  25  .311 .366  .276
 1967  Bal  134   546   55  127  22   5   4   31   44   29  18  .270 .313  .233
 1968  CWS  155   622   55  164  24   4   4   36   43   33  17  .302 .334  .264
 1969  CWS  156   599   77  168  24   5   5   51   29   66  24  .352 .362  .280
 1970  CWS  146   552   86  173  29   3   5   43   34   53   8  .372 .404  .313
 1971  Bos  125   491   56  114  23   0   4   45   43   35   6  .284 .303  .232
 1972  Bos  110   436   47  112  26   3   3   39   28   26   3  .299 .351  .257
 1973  Bos  132   499   56  135  17   1   0   49   33   43  13  .324 .309  .271
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     2599 10230 1335 2677 394  92  83  791  742  736 506  .311 .343  .262

キャリアハイライト一覧

  • オールスター出場:10回(1958-AL~1964-AL、1970-AL~1972-AL)
  • 世界一経験:1回(1966-Bal)
  • 殿堂入り:1984年(投票率:84.62%)
  • 永久欠番:#11(WhiteSox)

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