- 2008-11-02 (日) 0:01
- MLB Players

#11 ルイス・アパリシオ(Luis APARICIO) | SS

- 1954年・ホワイトソックスと契約
- 1934年4月29日生 右投右打 173センチ 73キロ
- ベネズエラ出身
選手の紹介文
メジャーリーグ史上最高のショートストップの一人に数えられるルイス・アパリシオ。メジャーデビューから9年連続で盗塁王を獲得する足に加え、広い守備範囲と強肩で相手チームのチャンスの芽を摘み取った。オジー・スミスが登場する前の代表的なショートストップとして名が知られている。
ベネズエラに生まれたアパリシオは、子供の頃から野球に近い場所にいた。父と叔父がウインターリーグの球団を共同所有していたのである。父は41歳までチームのショートストップとしてプレーしており、息子にポジションを譲る形で現役を退いたという。アパリシオのプレーはメジャーリーグのスカウトに目がとまり、インディアンズとホワイトソックスの争いになり、契約金と年俸の差でホワイトソックスを選ぶこととなった。
1954年、ホワイトソックス傘下でプロとしてのキャリアをスタートさせた。2年間のマイナー生活で足の速さと高い守備能力はアパリシオの評価を高めることになった。指導者の方からも強肩を生かすために守備位置を深めに置いた方がいいという具体的なアドバイスや、ゴロへの反応を早めるために小さなグラブを使うような指示でアパリシオのプレーはより洗練されることになったのである。
1956年、満を持してホワイトソックスに昇格したアパリシオ。ショートストップのポジションを奪い、152試合の出場で打率.266、142安打、3HR、56打点、21盗塁をマークし、盗塁王のタイトルを獲得したのである。1950年代のメジャーリーグはスピードよりもパワーに依存しており、それ故にスピード感溢れるアパリシオの登場は衝撃的であり、この年の新人王も受賞している。
翌1957年以降も安定した力を発揮し、デビューから9年連続で盗塁王を獲得。その中でも特に1959年からは3年連続50盗塁以上を記録している。1958年からは8年連続でショートストップとしての最高の守備率を記録。捕殺数、刺殺数もリーグで上位をキープするなど、その評価を高めたのである。特にセカンドを守るネリー・フォックスとのコンビは秀逸で、二遊間コンビとしての守備力に加え、ヒットエンドランデュオとも言われる打撃面でもチームを引っ張ったのである。
1959年のホワイトソックスは「ゴーゴーソックス」と呼ばれる快進撃で、40年ぶりのリーグ優勝を飾った(ワールドシリーズではドジャースに敗れ、世界一は逃した)。この年は51盗塁を記録したアパリシオだが、MVP投票ではチームメイトのフォックスに次ぐ2位に付けている。ホワイトソックスの二遊間コンビがMVP投票の1位、2位を独占したのである。
ホワイトソックス一筋でのプレーを望んでいたアパリシオだが、1963年1月にオリオールズへの移籍が決まってしまった。これは1962年にアパリシオが太ったこともあり、盗塁王は獲得したものの盗塁数そのものは前年の53個から31個に減ったことが原因である。これがピークを過ぎたと判断されたようである。実際はオリオールズ移籍後、40盗塁、57盗塁と数字を上げており、ピークを過ぎていなかったことは証明している。1966年にはオリオールズ世界一にも貢献している。
1968年から古巣ホワイトソックスに復帰。1970年には初めて打率3割越えを果たしている(打率.313)。1971年からはレッドソックスに移籍し、3年間を過ごしてから現役を退いている。メジャー18年間でずっとレギュラーとしてプレーし、通算成績として8016捕殺、2564総守備機会、1553併殺とメジャー史上でも上位にランクしている。打撃面では通算打率は.262だが、通算安打数は2677本である。
1984年には南米出身者として初の殿堂入りを果たした。同年にアパリシオの背番号11がホワイトソックスの永久欠番に指定されている。ゴールドグラブ賞は1958年からの5年連続受賞を加え、計9回受賞。これはスミスに抜かれるまでの記録であった。キャリアでショートストップ以外のポジションを守ったことがないというのも珍しい記録である。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
- 盗塁王:9回(1956-AL~1964-AL)
受賞アワード一覧
- 新人王(1956-AL)
- ゴールドグラブ賞:9回(1958-AL~1962-AL、1964-AL、1966-AL、1968-AL、1970-AL)
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1956 CWS 152 533 69 142 19 6 3 56 63 34 21 .311 .341 .266 1957 CWS 143 575 82 148 22 6 3 41 55 52 28 .317 .332 .257 1958 CWS 145 557 76 148 20 9 2 40 38 35 29 .309 .345 .266 1959 CWS 152 612 98 157 18 5 6 51 40 53 56 .316 .332 .257 1960 CWS 153 600 86 166 20 7 2 61 39 43 51 .323 .343 .277 1961 CWS 156 625 90 170 24 4 6 45 33 38 53 .313 .352 .272 1962 CWS 153 581 72 140 23 5 7 40 36 32 31 .280 .334 .241 1963 Bal 146 601 73 150 18 8 5 45 35 36 40 .291 .331 .250 1964 Bal 146 578 93 154 20 3 10 37 51 49 57 .324 .363 .266 1965 Bal 144 564 67 127 20 10 8 40 56 46 26 .286 .339 .225 1966 Bal 151 659 97 182 25 8 6 41 42 33 25 .311 .366 .276 1967 Bal 134 546 55 127 22 5 4 31 44 29 18 .270 .313 .233 1968 CWS 155 622 55 164 24 4 4 36 43 33 17 .302 .334 .264 1969 CWS 156 599 77 168 24 5 5 51 29 66 24 .352 .362 .280 1970 CWS 146 552 86 173 29 3 5 43 34 53 8 .372 .404 .313 1971 Bos 125 491 56 114 23 0 4 45 43 35 6 .284 .303 .232 1972 Bos 110 436 47 112 26 3 3 39 28 26 3 .299 .351 .257 1973 Bos 132 499 56 135 17 1 0 49 33 43 13 .324 .309 .271 ------------------------------------------------------------------------------ Total 2599 10230 1335 2677 394 92 83 791 742 736 506 .311 .343 .262
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:10回(1958-AL~1964-AL、1970-AL~1972-AL)
- 世界一経験:1回(1966-Bal)
- 殿堂入り:1984年(投票率:84.62%)
- 永久欠番:#11(WhiteSox)
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