- 2009-01-11 (日) 0:04
- MLB Players

#4 ルーク・アップリング(Luke APPLING) | SS

- 1930年・ホワイトソックスと契約
- 1907年4月2日生 右投右打 178センチ 83キロ
- ノースキャロライナ州出身
選手の紹介文
高い打撃能力でホワイトソックスの球団史に残る核弾頭として知られるルーク・アップリング。17球連続でファウルで粘ったこともあるバットコントロールは驚異である。常に体のどこかが痛いと訴えることから痛い痛い野郎(Old Aches and Pains)と言われながらも結果を残している点は評価が高く、背番号4番はホワイトソックスの永久欠番である。
ノースキャロライナ州に生まれたアップリングは大学時代から打撃面では結果を残していた。しかし、ショートストップの守備面でエラーが多い点は評価を分かれさせた。大学を2年で中退し、マイナー(サザン・アソシエーション)のアトランタと契約。104試合に出場し、打率.326、5HR、75打点と好成績を残す一方で、リーグトップの42個のエラーを記録している。
元々はカブスがアップリングとの契約に動いていたが、守備の難点から二の足を踏み、ホワイトソックスと契約することになった。契約したばかりの1930年、メジャーで6試合にだけ出場している(その6試合で4個のエラーを記録)。1931年は96試合の出場で打率.232、翌1932年も139試合に出場して打率.274と結果を残していない。
ショートストップとしての強肩は魅力ではあったが、エラーの多さは変わらずだった。1933年は151試合に出場し、打率.322、6HR、85打点と打撃面で一応の結果は残したが、リーグトップとなる55個のエラーを喫していた。転機はオフに訪れ、ジミー・ダイクスがホワイトソックス新監督に就任したのである。
ダイクスはアップリングの守備力を徹底的に鍛えた。さらに天性の打撃力を生かすべく、大振りを辞めさせ、広角に打たせるように指導。選球眼の強化にも努めたのである。これにより打撃面では常に3割以上の打率を記録するようになった。守備面ではエラーの数は多いが、リーグ最多エラーを記録しつつ、リーグ最多の捕殺数も記録するなど、守備範囲が広いことを証明していた。
1938年、138試合に出場し、打率.388、6HR、128打点という好成績をマーク。アップリング自身初となる首位打者のタイトルを獲得したが、ショートストップとしてのメジャー最高打率であり、ホワイトソックスとしても初めての首位打者獲得選手となった。さらに276試合連続ヒットも記録し、オールスターにも初出場を果たすなど、メジャーを代表する選手になったのである。
その後も安定した打撃力を見せていたアップリングは、1943年にも打率.328をマークし、2度目の首位打者を獲得している。約2年近く兵役の為に戦線離脱し、1945年シーズン終盤に復帰。ブランクは感じさせず3割以上の打率を記録している。1949年は42歳にも関わらず142試合に出場し、打率.301を記録。翌1950年限りで現役を退くこととなった。
メジャー通算成績は打率.310、2749安打、45HR、1116打点というもので、出塁率が.397を記録している点も見逃せない。引退後はマイナーリーグのコーチや監督を歴任。1967年には1度だけアスレティックスの監督を40試合だけ務めている。1964年に野球殿堂入りを決めると、1975年をもってアップリングの背番号4番がホワイトソックスとしては初の永久欠番に指定された。
ファール打ちが有名なアップリングだったが、逸話として試合前にサイン用のボールをもらいに球団に掛け合ったところ、ボール1個の値段を理由に断られたという。するとその試合、ファールを打ちまくりボールをスタンドにどんどん運び、球団サイドを青ざめさせたことがあるという。さらに1982年、オールスターゲームの前座で行われたオールドタイマーズゲームに75歳のアップリングが出場。当時61歳のウォーレン・スパーンからHRを放ち、周囲を驚かせた。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
- 首位打者:2回(1936-AL、1943-AL)
受賞アワード一覧
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1930 CWS 6 26 2 8 2 0 0 2 0 0 2 .308 .385 .308 1931 CWS 96 297 36 69 13 4 1 28 27 29 9 .300 .313 .232 1932 CWS 139 489 66 134 20 10 3 63 36 40 9 .327 .374 .274 1933 CWS 151 612 90 197 36 10 6 85 29 56 6 .378 .443 .322 1934 CWS 118 452 75 137 28 6 2 61 27 59 3 .380 .405 .303 1935 CWS 153 525 94 161 28 6 1 71 40 122 12 .433 .389 .307 1936 CWS 138 526 111 204 31 7 6 128 25 85 10 .469 .508 .388 1937 CWS 154 574 98 182 42 8 4 77 28 86 18 .405 .439 .317 1938 CWS 81 294 41 89 14 0 0 44 17 42 1 .391 .350 .303 1939 CWS 148 516 82 162 16 6 0 56 37 105 16 .424 .368 .314 1940 CWS 150 566 96 197 27 13 0 79 35 69 3 .418 .442 .348 1941 CWS 154 592 93 186 26 8 1 57 32 82 12 .397 .390 .314 1942 CWS 142 543 78 142 26 4 3 53 23 63 17 .339 .341 .262 1943 CWS 155 585 63 192 33 2 3 80 29 90 27 .418 .407 .328 1945 CWS 18 57 12 21 2 2 1 10 7 12 1 .471 .526 .368 1946 CWS 149 582 59 180 27 5 1 55 41 71 6 .381 .378 .309 1947 CWS 139 503 67 154 29 0 8 49 28 64 8 .383 .412 .306 1948 CWS 139 497 63 156 16 2 0 47 35 94 10 .421 .354 .314 1949 CWS 142 492 82 148 21 5 5 58 24 121 7 .435 .394 .301 1950 CWS 50 128 11 30 3 4 0 13 8 12 2 .292 .320 .234 ------------------------------------------------------------------------------ Total 2422 8856 1319 2749 440 102 45 1116 528 1302 179 .397 .398 .310
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:7回(1936-AL、1939-AL~1941-AL、1943-AL、1946-AL、1947-AL)
- 殿堂入り:1964年(得票率:84.0%)
- 永久欠番:#4(WhiteSox)
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