- 2008-07-13 (日) 0:03
- MLB Players
#30 マグリオ・オルドニェス(Magglio ORDONEZ) | RF

- 1991年5月・ホワイトソックスと契約
- 1974年1月28日生 右投右打 183センチ 91キロ
- ベネズエラ出身
過去3年間の成績
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 2005 Det 82 305 38 92 17 0 8 46 35 30 0 .359 .436 .302 2006 Det 155 593 82 177 32 1 24 104 87 45 1 .350 .477 .298 2007 Det 157 595 117 216 54 0 28 139 79 76 4 .434 .595 .363 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1395 5300 861 1652 343 16 247 992 632 484 87 .370 .522 .312
選手の紹介文
怪我による不遇の時代を乗り越え、再びその高い打撃能力に注目が集まっているマグリオ・オルドニェス。過去に4年連続3割30HR100打点を達成しながらも過小評価されていた感があったが、今は円熟期を迎えているといっても過言ではない。2007年には.363という高打率で首位打者を獲得している。
ベネズエラで生まれたオルドニェスは1991年5月にホワイトソックスと契約。契約直後は力に頼るバッティングが目立ち、あまり大した数字は残していなかった。そして、打撃改造に取り組んだ結果、1994年に1Aヒッコリーで132試合に出場し、打率.294、11HR、69打点という数字を残した。その後2年に渡って、打率こそ2割半ばに終わるが、スラッガーの片鱗を見せた。
3Aナッシュビルで開幕を迎えた1997年、開幕から絶好調ぶりをアピール。4月は10本の2塁打含む打率.330、3HR、16打点、14得点をマークし、5月になると打率.380、4HR、19打点と更なる数字を残した。4安打した試合が3試合、3安打した試合が13試合を数えるなど素晴らしいペースで打ちまくる一方で、523打数のうちわずか61三振と選球眼の良さも見せている。結局、135試合に出場し、打率.329、14HR、90打点と好成績をマーク。3Aのリーグでの首位打者にも輝き、MVPも獲得した。
そして、この年の8月28日にメジャーから初めてお呼びがかかり、翌日のアストロズ戦においてメジャーデビューを飾った。デビュー戦では3打数2安打に送りバントも一つ決めている。翌日の試合ではホゼ・リマからメジャー初HRを放つなど快調なデビューとなった。この年は21試合に出場し、打率.319(69打数22安打)をマークしている。記録した22本のヒットのうち、10本は長打である。さらにスタメン出場した17試合で44回の守備機会があったが、エラーはわずかの1個である。
1998年はライトのポジションを確保。3月31日の開幕戦ではスタメンに名を連ね、2塁打含む5打数3安打と大当たりで最高の開幕スタートを切った。6月には打率.315、3HR、20打点という数字を残している。この年は145試合に出場し、打率.282、14HR、65打点をマークした。また、決して強肩というわけではないが、リーグの新人外野手の中でトップの10捕殺も記録している。
1999年、オルドニェスは初めてのオールスター出場を果たすなど、大きく躍進を果たすことになった。157試合に出場し、打率.301、30HR、117打点をマーク。ホワイトソックスの選手で30HR、100打点、100得点をマークしたのは、フランク・トーマス、アルバート・ベルに次ぐ球団史上3人目の快挙である。ランナーがいない場合は、大振りが目立ったが、ランナーがいる場面では慎重に打ちに行く姿勢も見られるなど、チームの頼れる主砲になる階段を昇り始めることになる1年となった。
2000年、チームメイトのトーマスがかつてMVPを獲得した頃の打棒を取り戻してきた。というのも3番トーマスの後ろを打つ4番オルドニェスの存在が大きいということはトーマス自身も認めていた。ファンからトーマスに向けて送られる「MVP」コールをネクストバッターズサークルで聞くことの多かったオルドニェスだが、この年、153試合に出場し、打率.315、32HR、126打点を記録。自身2度目のオールスター出場にシルバースラッガー賞も初受賞した。さらにチームも地区優勝を飾り、初めてポストシーズンへの出場も果たすことになる(しかし、マリナーズの前に3連敗)。
2001年は、開幕早々にトーマスが怪我で戦線離脱。しかし、トーマスがいなくてもオルドニェスは打率.305、31HR、113打点と前年と変わらない数字を残した。しかもトーマス離脱後の4ヶ月に限れば打率.325をマークしている。オルドニェス自身のスランプがもう少し短くなれば、打撃タイトルの獲得も十分に可能である。特にプロ入りして10年、1度も故障者リスト入りしていないタフさは特筆すべきものである。
2002年、オルドニェスの打棒がより発揮されたシーズンとなった。打率.320、38HR、135打点という高い数字を残した。さらに2塁打を47本も記録しており、これはアルバート・ベルの球団記録(1998年/48本)にあと1本と迫るものである。打率3割、30HR、100打点を3年連続で達成したが、これは球団史上ではトーマスの7年連続に次ぐものである。なお、打率3割、30HR、100打点に40本以上の2塁打となるとオルドニェスは2年連続で達成したことになり、これも球団史上初の快挙でもある。
2003年、160試合に出場し、打率.317、29HR、99打点と大台にはわずか届かなかったが、2塁打は46本記録。3年連続40本以上の2塁打は球団記録でもある。翌2004年、開幕序盤は好調だったが、5月19日の対インディアンズ戦の守備時にフライを追っかけた際に野手同士でぶつかり、左膝を痛めるアクシデントに見舞われた。手術することになり、この年はわずか52試合の出場に終わっている。
オフにFAとなったオルドニェスは、再建中のタイガースと5年間8500万ドルでの大型契約を交わした。これはタイガース史上2番目に高額な契約でもあった。しかし、前年の怪我もあり、もし同じ箇所の怪我で25日以上の故障者リスト入りとなると300万ドルの違約金で契約解除できるという異例の契約でもあった。
移籍1年目となる2005年、開幕早々にヘルニアで故障者リスト入り。約3ヶ月も離脱した上でラインナップに戻ってきたのは7月に入ってからのことである。この年は82試合の出場で打率.302、8HR、46打点と本来の力は発揮できなかったが、その片鱗は見せたと言える。
2006年、開幕前に開催されたWBCにはベネズエラ代表として出場(結果は2次リーグ敗退)。シーズンに入ってからは3年ぶりに怪我なくプレーを続けることが出来た。4月29日には通算200号HRを達成している。155試合の出場で、打率.298、24HR、104打点という成績を残した。HR数が全盛期より減っているのは、夏場に119打席もHRが出なかったことも影響している。
タイガースはワイルドカードとしてポストシーズンに進出。ディビジョンシリーズでヤンキースを3勝1敗で退けると、リーグチャンピオンシップシリーズでアスレティックスと対戦。3連勝で迎えた第4戦、2対3で迎えた6回裏にオルドニェスが同点HRを放ち、さらに9回裏には2アウトからサヨナラ3ランHRを放ち、チームにリーグ優勝をもたらした。タイガースにとっては1984年以来のワールドシリーズ進出を決め、オルドニェス自身も初のワールドシリーズ出場となった(惜しくもカージナルスの前に1勝4敗で敗れた)。
2007年はシーズン終盤までイチローと首位打者争いを演じ、最後まで息が切れることなく打ち続け、打率.363で首位打者のタイトルを獲得した。タイガースとしてはノーム・キャッシュ(1961年/打率.361)以来のタイトル奪取であり、打率としても球団史上、1937年のチャーリー・ゲリンジャー(打率.371)以来の高打率である。安打数はキャリアハイの216安打を記録したが、タイガース史上ではアラン・トラメル(1987年/205安打)以来のシーズン200本安打である。なお、28HR、139打点を記録するなどチームにも大きく貢献している。
ホワイトソックス時代は実力はありながらも過小評価されている感があったが、怪我で苦しんだ期間を経て、タイガースでタイトルを取得するなど大きく花を開いた。2001年に25盗塁をするなど足もあるところを見せたが、怪我もあり、盗塁数は減った。強打タイガース打線の中で4番を任されるなど、その存在感は徐々に高まっている。
<written by Kenji@webmaster>
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1997 CWS 21 69 12 22 6 0 4 11 8 2 1 .338 .580 .319 1998 CWS 145 535 70 151 25 2 14 65 53 28 9 .326 .415 .282 1999 CWS 157 624 100 188 34 3 30 117 64 47 13 .349 .510 .301 2000 CWS 153 588 102 185 34 3 32 126 64 60 18 .371 .546 .315 2001 CWS 160 593 97 181 40 1 31 113 70 70 25 .382 .533 .305 2002 CWS 153 590 116 189 47 1 38 135 77 53 7 .381 .597 .320 2003 CWS 160 606 95 192 46 3 29 99 73 57 9 .380 .546 .317 2004 CWS 52 202 32 59 8 2 9 37 22 16 0 .351 .485 .292 2005 Det 82 305 38 92 17 0 8 46 35 30 0 .359 .436 .302 2006 Det 155 593 82 177 32 1 24 104 87 45 1 .350 .477 .298 2007 Det 157 595 117 216 54 0 28 139 79 76 4 .434 .595 .363 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1395 5300 861 1652 343 16 247 992 632 484 87 .370 .522 .312
受賞タイトル一覧
- 首位打者1回(2007)
- シルバースラッガー賞3回(2000,02,07)
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