- 2009-05-10 (日) 0:01
- MLB Players
#22 マーク・プライアー(Mark PRIOR) | SP

- 2001年6月ドラフト・カブス1位(全米2番目)
- 1980年9月7日生 右投右打 196センチ 102キロ
- カリフォルニア州出身
過去3年間の成績
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 2004 ChC 21 21 0 0 6 4 0 119.2 112 139 48 53 53 4.02 2005 ChC 27 27 1 0 11 7 0 167.2 143 188 59 73 68 3.67 2006 ChC 9 9 0 0 1 6 0 43.2 46 38 28 39 35 7.21 ----------------------------------------------------------------------------- Total 106 106 5 1 42 29 0 657.0 582 757 223 277 256 3.51
選手の紹介文
その将来が嘱望されながらも、相次ぐ怪我に苦しめられているマーク・プライアー。2003年にはシーズン18勝をマークし、才能の片鱗を見せながらも、当時はこのときがピークだったとは誰も考えていなかった。パドレスとマイナー契約を交わしており、復活へわずかな望みを残している。
カリフォルニア州に生まれたプライアーは高校時代から注目の投手だった。高校3年時には10勝5敗、防御率0.93という圧倒的な成績を残し、1998年ドラフトではヤンキースから1位指名(全米43番目)を受けている(1位指名と2位指名の間でのサプリメンタル指名を受けた)。高評価を受けるも、これを拒否して南カリフォルニア大学の進学を決めたのである。
大学最初の2年間での成績は、合わせて14勝15敗というものだったが、3年生時には一気に花開いた。20試合に登板(先発は18試合)し、15勝1敗、防御率1.69をマーク。投球回数138回2/3に対して、202奪三振に18与四球と桁違いの数字を残したのである、ドラフト前から多くのスカウトが、早い段階でのメジャーリーグのローテーション入りを確約するほどの投手に成長した
迎えた2001年ドラフトでは、全米1番目の指名権を持つツインズの指名が予想されたが、プライアーの契約金が高額になることを恐れ、ジョー・マウアーの指名に切り替えた。そして、2番目の指名権を持つカブスが高額を承知でプライアーを指名。球団最高額の契約金400万ドルに加え、メジャー契約を含む5年間650万ドルで合意。総額で1050万ドルという破格の大型契約であった。
プロのユニフォームに袖を通したのは2002年からであり、開幕を2Aウエストテネシーで迎えることとなった。6試合に先発し、4勝1敗、防御率2.60、55奪三振(投球回数は34階2/3)という圧倒的な数字を残したが、この中には1試合15奪三振を記録した試合も含まれている。5月には3Aアイオワへと舞台を移し、その最初のマウンドでは、7回2/3を投げて散発3安打の10奪三振という内容で白星を手にする。さらに打撃面でも自ら2本のソロHRを放つなど、野球センスの高さも見せつけた。結局、3Aではわずか3試合に登板(1勝1敗、防御率2.29)しただけでのメジャー昇格が決まったのである。
デビュー前から注目が集まっていたプライアーは5月22日の対パイレーツ戦、本拠地リグレーフィールドのマウンドでメジャーデビューを迎えた。新人らしからぬ堂々としたピッチングを見せたプライアーは、ブライアン・ジャイルズにソロHRを打たれるということもあったが、6回まで投げ、4安打2失点の10奪三振という圧巻の内容でメジャー初勝利をマーク。1920年以降のカブスの新人投手としては、メジャー初登板で初勝利を挙げたのはプライアーが14人目であり、これはグレッグ・マダックスもケリー・ウッドも記録していない快挙である。
白星をどんどんと積み重ねていったわけではないが、デビューから最初の5試合の登板で2桁奪三振を3試合も記録。これはフェルナンド・バレンズエラ(1981年)以来の記録でもある。結果としては19試合の登板で、6勝6敗、防御率3.32、147奪三振(投球回数は116回2/3)という数字を残した。新人王投票では7位に終わったが、大学球界史上最高の投手とも言われ、ネクストロジャー・クレメンスとも評された実力の片鱗は見せたと言える。
2003年はカブスの先発ローテーションに定着。4月の月間成績は4勝1敗、防御率1.70と好調なスタートを切った。前半戦で8勝を挙げて、オールスターゲームのメンバーに選出(登板機会はなし)。カブスの投手として、22歳でのオールスター選出はマダックス(1988年)以来でもある。7月後半は肩を痛めた影響で一時故障者リスト入りする。
戦線復帰した8月からは、11試合に登板して10勝1敗、防御率1.52と桁違いの数字を残して、カブスの地区優勝に貢献。シーズン通しては30試合の先発で18勝6敗、防御率2.43、245奪三振(投球回数は211回1/3)という好成績で、サイヤング賞投票ではエリック・ガニエ、ジェイソン・シュミットに次ぐ3位に付けている。
初めてのポストシーズンでは、ディビジョンシリーズ(対ブレーブス)では第3戦に先発し、マダックスとの投げ合いで1失点完投勝利を収めたプライアー。リーグチャンピオンシップシリーズ(対マーリンズ)でも、第2戦で7回3失点で白星を挙げた。リーグ優勝へ王手をかけて臨んだ第6戦でも先発して7回まで無失点に抑える好投を見せるも、8回表1アウトから、レフトへのファールフライを観客が乗り出して取ってしまったことからリズムが崩れた。ここから打ち込まれたプライアーはKO。試合も逆転負けを暗い、続く第7戦でも敗れ、ワールドシリーズ進出の望みは絶たれてしまった。
2004年は、右足アキレス腱と肘痛で開幕を故障者リストで迎えた。6月にメジャー復帰すると、21試合に先発すると6勝4敗、防御率4.02、139奪三振という成績に終わった。翌2005年も肘痛で開幕は出遅れるが、4月半ばには復帰して開幕3連勝。しかし、5月27日の対ロッキーズ戦で打球を腕に受けて骨折してしまい、再度離脱。7月に復帰するも、結果としては27試合の先発で11勝7敗、防御率3.67、188奪三振という数字に終わっている。
2006年はスプリングトレーニングの時点で肘の痛みを訴えた。結果としては6月にメジャーのマウンドに戻るが、その後も肘痛に苦しみ、わずか9試合の先発で1勝6敗、防御率7.21とかつての投球は見せられなくなってしまった。2007年もカブスと再契約を結ぶも、右肩手術に踏み切り、マウンドに上がることなくシーズン終了。
FAになると2008年はパドレスと契約を結ぶも、肩の再手術で投げることが出来ない。2009年、パドレスとマイナー契約を交わし、復帰にかけることとなる。かつてのような150キロを越える速球にカーブ、チェンジアップなど組み合わせた才能に満ち溢れた投球をもう1度見せることが出来るのだろうか。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
受賞アワード一覧
各年度別成績一覧
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 2002 ChC 19 19 1 0 6 6 0 117.2 98 147 38 45 43 3.32 2003 ChC 30 30 3 1 18 6 0 211.1 183 245 50 67 57 2.43 2004 ChC 21 21 0 0 6 4 0 119.2 112 139 48 53 53 4.02 2005 ChC 27 27 1 0 11 7 0 167.2 143 188 59 73 68 3.67 2006 ChC 9 9 0 0 1 6 0 43.2 46 38 28 39 35 7.21 ----------------------------------------------------------------------------- Total 106 106 5 1 42 29 0 657.0 582 757 223 277 256 3.51
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:1回(2003-NL)
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