- 2009-06-11 (木) 0:06
- MLB Players

#24 マイク・リーバーサル(Mike LIEBERTHAL) | C

- 1990年6月ドラフト・フィリーズ1位(全米3番目)
- 1972年1月18日生 右投右打 183センチ 86キロ
- カリフォルニア州出身
選手の紹介文
1990年代後半からフィリーズの正捕手として、一時代を築いたマイク・リーバーサル。ゴールドグラブ賞を獲得したことがあるなど、高い守備力を持っていた。1999年にはシーズン31HRを記録するなどパワーも兼ね備えていた。相次ぐ怪我に苦しみながらも、その都度這い上がり、貴重な働きを見せたのである。
カリフォルニア州に生まれたリーバーサルは、ドジャースタジアムの近くに住んでおり、メジャーリーグ(ジャイアンツとタイガース)のスカウトでもあった父デニスの元、自然に野球に触れていくこととなる。高校入学時にはショートストップとセカンドを守っていたが、周囲の勧めもあり、捕手へとコンバート。強打の捕手として全米選抜にも選ばれるほどの選手となった。
高校通算で記録したHR数(30本)、安打数(105本)、得点(79点)は在籍した高校の歴代トップの記録でもある。そして迎えた1990年ドラフト、フィリーズから全米3番目となる1位指名を受けてプロへの扉を開くこととなったのである。契約したその年からルーキーリーグに参加し、キャリアを積み重ねていくこととなる。
1991年、1Aスパンタンバーグで打率.305と非凡な打撃センスを見せる一方、捕手としても高い守備能力を見せたリーバーサル。翌1992年には2Aリーディングへと舞台を移し、ここでも打率.285をマーク。そのまま3Aスクラントンにまで昇格するが、シーズン終盤は怪我に泣くこととなった。1993年は3Aでフルシーズン過ごし、112試合の出場で打率.262、7HR、40打点という数字を残している。
1994年も開幕は3Aで迎えることとなったが、開幕間もない時期に手首を痛めるアクシデントに見舞われた。その後、復帰したリーバーサルにメジャー昇格の知らせが届いたのは6月末のことであった。奇しくもデビュー戦は、思い出深いドジャースタジアムでの対ドジャース戦であり、その初スタメンの試合で初ヒットも記録。22歳にして鮮烈なメジャーデビューとなったが、その後は3Aへも降格。この年はわずか24試合の出場に留まっている。
ストライキ明けの1995年、開幕はメジャーで迎えたものの、大半は3Aで過ごすことになった。翌1996年は開幕からメジャーに定着。立場的にはベニト・サンチアゴの控え捕手に留まる形になってしまう。さらに8月末には試合中の怪我で左膝を痛めてしまい、結果的には50試合に出場するのみに終わっている。
そして、1997年からはようやくフィリーズの正捕手に定着。この年は守備的な捕手というより力強い打撃が目立っており、7月に至っては月間打率.400、4HR、17打点の長打率.675と猛打を発揮している。結局、134試合の出場で打率.246、20HR、77打点という捕手としては十分な成績を残した。翌1998年はスプリングトレーニングから怪我に悩まされ、それはシーズンに入っても続いた。後半戦の大半は故障者リストで過ごしている。
迎えた1999年は一貫して好調をキープ。初めてのオールスター出場も果たし、リーグトップの守備率.997でゴールドグラブ賞も獲得する最高のシーズンとした。さらに145試合に出場し、打率.300、31HR、96打点とフィリーズの主軸打者としての責任も果たした。メジャー史上でも、捕手として打率3割と30HRを同一シーズンに記録した6人目の選手となったのである。オールスタゲームにも初出場を果たす、飛躍のシーズンとなった。
2000年、リーバーサルにとって真価の問われる1年となったが、序盤は好調で2年連続のオールスター出場を果たした。しかし、後半戦に入ってからホームでのクロスプレーが元で怪我してしまった。結果的に2度の故障者リスト入りに苦しみ、成績を大きく落としてしまう。翌2001年シーズンに復活をかけることとなったが、5月半ばに右膝を痛めて、そのままシーズンを終えてしまう悔やまれる1年となったのである。
2002年、フィリーズの正捕手に戻ってきたリーバーサルは、序盤こそ打撃や守備に精彩を欠く点があったが、後半へ進むに連れて本来のプレーが戻ってきた。結果的に130試合の出場で打率.279、15HR、52打点という数字を残した。ただ、チームにとっては打撃面よりも、捕手リーバーサルのインサイドワークは、投手陣を始めとしてチーム内の信頼が非常に厚く、頼れる存在だったのである。
2003年、開幕から好調な打撃を見せ、結果としては131試合に出場して、打率.313、13HR、81打点と好成績を残した。翌2004年は新球場シチズンズバンクパークが開場される特別なシーズンとなる中で、チームは地区2位に終わり、ポストシーズンへの進出は果たすことはできなかった。リーバーサルも131試合の出場で打率.271、17HR、61打点と、ほぼ前年に近い数字に終わっている。
2005年にもなると、フィリーズの中でもライアン・ハワード、チェース・アトリーらの若い力が台頭し、既存のボビー・アブレイユ、ジミー・ロリンズ、パット・バールらと噛み合い、地力がついてきた。期待された中でのシーズンインも、結果は地区2位でポストシーズンには進出できなかった。リーバーサルも118試合の出場に留まり、打率.263、12HR、47打点に終わっている。
2006年は左膝、腰と2度の故障者リスト入りで、わずか67試合にしか出場できないこととなると、オフにはFAとなった。慣れ親しんだフィリーズを離れ、選んだチームはドジャースだった。期待の若手捕手ラッセル・マーチンがいることもあり、リーバーサルの役目は教育係である。38試合の出場だけで、結果としてはこの年限りで現役を退いたのである。
リーバーサルのメジャー通算成績は、打率.274、1155安打、150HR、610打点というものとなる。なお、フィリーズの捕手として1139試合にマスクを被ったことになるが、球団トップの記録でもある。また、ユダヤ系の血を引く選手でもあり、ユダヤ系選手に限れば、通算HR数はハンク・グリーンバーグ、ショーン・グリーン、シド・ゴードン、アル・ローセンに次ぐ史上5番目と記録となる。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
受賞アワード一覧
- ゴールドグラブ賞:1回(1999-NL)
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1994 Phi 24 79 6 21 3 1 1 5 5 3 0 .301 .367 .266 1995 Phi 16 47 1 12 2 0 0 4 5 5 0 .327 .298 .255 1996 Phi 50 166 21 42 8 0 7 23 30 10 0 .297 .428 .253 1997 Phi 134 455 59 112 27 1 20 77 76 44 3 .314 .442 .246 1998 Phi 86 313 39 80 15 3 8 45 44 17 2 .304 .399 .256 1999 Phi 145 510 84 153 33 1 31 96 86 44 0 .363 .551 .300 2000 Phi 108 389 55 108 30 0 15 71 53 40 2 .352 .470 .278 2001 Phi 34 121 21 28 8 0 2 11 21 12 0 .316 .347 .231 2002 Phi 130 476 46 133 29 2 15 52 58 38 0 .349 .443 .279 2003 Phi 131 508 68 159 30 1 13 81 59 38 0 .373 .453 .313 2004 Phi 131 476 58 129 31 1 17 61 69 37 1 .335 .447 .271 2005 Phi 118 392 48 103 25 0 12 47 35 35 0 .336 .418 .263 2006 Phi 67 209 22 57 14 0 9 36 19 8 0 .316 .469 .273 2007 LAD 38 77 6 18 2 0 0 1 11 4 0 .280 .260 .234 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1212 4218 534 1155 257 10 150 610 571 335 8 .337 .446 .274
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:2回(1999-NL、2000-NL)
-
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