- 2009-06-09 (火) 0:04
- MLB Players

#14 マイク・ソーシア(Mike SCIOSCIA) | C, Mgr

- 1976年ドラフト・ドジャース1位(全米19番目)
- 1958年11月27日生 右投左打 188センチ 90キロ
- ペンシルベニア州出身
選手の紹介文
現役時代はドジャース一筋の捕手、引退後はエンゼルス監督として存在感を発揮しているマイク・ソーシア。選手として2度、監督として1度の世界一経験を持っていることもあり、確固たる地位を築いている。さらに監督としての契約を2018年まで延長するなど、今後の活躍も見逃せない。
ペンシルベニア州に生まれたソーシアは高校卒業時の1976年ドラフトで、ドジャースから1位指名(全米19番目)という高い評価を得て、プロへの扉を開いた。ちょうどこの年のシーズン終盤からトミー・ラソーダがドジャース新監督となるなど、生まれ変わりが求められる時期のプロ入りだったのである。
指名された年から1Aでプレーを始め、捕手としての経験を積み重ねた。1978年には19歳にして2Aサンアントニオへと昇格するも怪我により、わずか58試合にしか出場できなかった。翌1979年には3Aアルバカーキへと舞台を移し、143試合の出場で打率.336をマークするなど高い打撃センスも見せた。
1980年は開幕こそ3Aだったが、4月後半にはメジャー昇格を果たした。当時はスティーブ・イェーガーという正捕手がいたこともあり、合間合間の出場となり、計54試合の出場に留まった。翌1981年はストライキによる短縮シーズンとなる中で、ソーシアは正捕手の座を掴み、93試合に出場している。また、この年のチームはフェルナンド・バレンズエラの台頭もあり、ポストシーズンへの進出も果たした。
シーズン途中のストライキにより、変則的なポストシーズンとなったが、ドジャースはディビジョンシリーズ(対アストロズ)、リーグチャンピオンシップシリーズ(対エクスポズ)を勝ち抜いた。しかし、ワールドシリーズ(対ヤンキース)では自らの不振から正捕手の座をイェーガーに譲った。その中でドジャースは4勝2敗で世界一の栄冠を手にしている。
1982年からは再びドジャースの正捕手となり、129試合に出場(打率は.219と低迷)。1983年シーズンこそ回旋筋断裂により、わずか12試合にしか出場できなかった。1984年に復帰し、114試合の出場で打率.273をマーク。翌1985年には141試合に出場して、打率.296と打撃面でも貢献。捕手としての能力は全く問題がなく、ドジャースを地区優勝に導いた(リーグチャンピオンシップシリーズで敗退したが)。
若くしてドジャースの正捕手として揺るがない存在となったが、1986年からはチームが低迷。打率も.250周辺をうろついている状態だった。そんな中で迎えた1988年シーズンは、エースのオーレル・ハーシハイザーや、新加入のカーク・ギブソンの活躍もあり、ドジャースは地区優勝を果たした。そしてリーグチャンピオンシップシリーズではメッツを相手に戦うことになるが、1勝2敗で迎えた第4戦にソーシアの勝負強さが発揮された。
メッツのエースであるドワイト・グッデンを前に、初回に2点を奪った以降は抑えられていたドジャース打線。2対4で迎えた9回表、四球で出たランナーを1塁において、ソーシアが打席に入った。この場面でソーシアはグッデンから同点2ランHRを放ったのである。これで息を吹き返したドジャースは延長12回の末に勝利すると、このシリーズを制してリーグ優勝を果たしたのである。そして、ワールドシリーズ(対アスレティックス)でも、ソーシアは正捕手として世界一の美酒を味わうこととなった。
1989年には打率.250、10HR、44打点とソーシア自身初となる2桁HRを記録。奇しくもオールスターゲームに出場したのはこの年が初であった。翌1990年にも打率.264、12HR、66打点とパワー面での向上が見られた。2年連続でオールスター出場を果たしたが、ドジャースの捕手としてはロイ・キャンパネラ以来となるオールスターでの先発捕手となった。
1990年6月29日のカージナルス戦では、バレンズエラにノーヒッターをもたらし、1992年8月17日のジャイアンツ戦ではケビン・グロスにもノーヒッターをもたらした。実に2度のノーヒッターを演出したことになる。そのソーシアも1991年以降は出場機会が減り始め、1992年限りでドジャースを去ることとなった。
1993年からはパドレス傘下に移るが、スプリングトレーニングの時点で回旋筋断裂となり、そのままシーズン終了。1994年はレンジャーズで再起をかけるが、メジャーの舞台にたどり着くことは出来なかった。現役を退くことになったが、メジャーでの通算成績は打率.259、1131安打、68HR、446打点というものである。捕手としてのリードに定評があったことから指導者としての期待は大きかった。
引退後はドジャース傘下のマイナーリーグの監督やコーチを務め、指導者としての経験を積んでいった。そして、2000年からエンゼルスの監督に就任した。監督1年目には地区3位ながら、82勝80敗と勝率5割越えを果たした。翌2001年こそ同地区のマリナーズ、アスレティックスの勢いに呑まれてしまったが、ソーシアの監督としての能力は高く評価されていた。
2002年は主砲トロイ・グロスを始めとし、ギャレット・アンダーソン、ダリン・アースタッド、ティム・サーモンなどに加え、デビッド・エクスタイン、アダム・ケネディなどの細かい野球で出来る選手の活躍もあり、エンゼルスはシーズン99勝という高勝率で、ワイルドカードとしてのポストシーズン出場を果たしたのである。ポストシーズンを勝ち抜き、リーグ優勝を果たすと、ワールドシリーズ(対ジャイアンツ)でも第7戦までもつれた上で、監督として世界一の栄冠を手にしたのである。
2003年こそ勝率5割を割ったが、2004年以降はエンゼルスをシーズン90勝以上は勝てるチームに変革した。FAでブラディミール・ゲレーロやトリ・ハンターを獲得するなど積極的に大型補強を決行したり、フランシスコ・ロドリゲス、ショーン・フィギンスらの台頭も目立ち始めた。また、ソーシア自身が捕手だったこともあり、監督就任以来、ベンジー・モリーナ、ホゼ・モリーナ、マイク・ナポリ、ジェフ・マシスらの捕手育成にも力を注いでいる。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
受賞アワード一覧
- 最優秀監督賞:1回(2002-AL)
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1980 LAD 54 134 8 34 5 1 1 8 9 12 1 .313 .328 .254 1981 LAD 93 290 27 80 10 0 2 29 18 36 0 .353 .331 .276 1982 LAD 129 365 31 80 11 1 5 38 31 44 2 .302 .296 .219 1983 LAD 12 35 3 11 3 0 1 7 2 5 0 .400 .486 .314 1984 LAD 114 341 29 93 18 0 5 38 26 52 2 .367 .370 .273 1985 LAD 141 429 47 127 26 3 7 53 21 77 3 .407 .420 .296 1986 LAD 122 374 36 94 18 1 5 26 23 62 3 .359 .345 .251 1987 LAD 142 461 44 122 26 1 6 38 23 55 7 .343 .364 .265 1988 LAD 130 408 29 105 18 0 3 35 31 38 0 .318 .324 .257 1989 LAD 133 408 40 102 16 0 10 44 29 52 0 .338 .363 .250 1990 LAD 135 435 46 115 25 0 12 66 31 55 4 .348 .405 .264 1991 LAD 119 345 39 91 16 2 8 40 32 47 4 .353 .391 .264 1992 LAD 117 348 19 77 6 3 3 24 31 32 3 .286 .282 .221 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1441 4373 398 1131 198 12 68 446 307 567 29 .344 .356 .259
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:2回(1989-NL、1990-NL)
- 世界一経験:3回(1981-LAD、1988-LAD、2002-LAA)
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