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Mike SCIOSCIA(マイク・ソーシア)

Major League Baseball

#14 マイク・ソーシア(Mike SCIOSCIA) | C, Mgr

マイク・ソーシア

  • 1976年ドラフト・ドジャース1位(全米19番目)
  • 1958年11月27日生 右投左打 188センチ 90キロ
  • ペンシルベニア州出身

選手の紹介文
1988年ポストシーズンでは値千金の同点HRを放ったソーシア。現役時代はドジャース一筋の捕手、引退後はエンゼルス監督として存在感を発揮しているマイク・ソーシア。選手として2度、監督として1度の世界一経験を持っていることもあり、確固たる地位を築いている。さらに監督としての契約を2018年まで延長するなど、今後の活躍も見逃せない。

ペンシルベニア州に生まれたソーシアは高校卒業時の1976年ドラフトで、ドジャースから1位指名(全米19番目)という高い評価を得て、プロへの扉を開いた。ちょうどこの年のシーズン終盤からトミー・ラソーダがドジャース新監督となるなど、生まれ変わりが求められる時期のプロ入りだったのである。

指名された年から1Aでプレーを始め、捕手としての経験を積み重ねた。1978年には19歳にして2Aサンアントニオへと昇格するも怪我により、わずか58試合にしか出場できなかった。翌1979年には3Aアルバカーキへと舞台を移し、143試合の出場で打率.336をマークするなど高い打撃センスも見せた。

1980年は開幕こそ3Aだったが、4月後半にはメジャー昇格を果たした。当時はスティーブ・イェーガーという正捕手がいたこともあり、合間合間の出場となり、計54試合の出場に留まった。翌1981年はストライキによる短縮シーズンとなる中で、ソーシアは正捕手の座を掴み、93試合に出場している。また、この年のチームはフェルナンド・バレンズエラの台頭もあり、ポストシーズンへの進出も果たした。

シーズン途中のストライキにより、変則的なポストシーズンとなったが、ドジャースはディビジョンシリーズ(対アストロズ)、リーグチャンピオンシップシリーズ(対エクスポズ)を勝ち抜いた。しかし、ワールドシリーズ(対ヤンキース)では自らの不振から正捕手の座をイェーガーに譲った。その中でドジャースは4勝2敗で世界一の栄冠を手にしている。

1982年からは再びドジャースの正捕手となり、129試合に出場(打率は.219と低迷)。1983年シーズンこそ回旋筋断裂により、わずか12試合にしか出場できなかった。1984年に復帰し、114試合の出場で打率.273をマーク。翌1985年には141試合に出場して、打率.296と打撃面でも貢献。捕手としての能力は全く問題がなく、ドジャースを地区優勝に導いた(リーグチャンピオンシップシリーズで敗退したが)。

若くしてドジャースの正捕手として揺るがない存在となったが、1986年からはチームが低迷。打率も.250周辺をうろついている状態だった。そんな中で迎えた1988年シーズンは、エースのオーレル・ハーシハイザーや、新加入のカーク・ギブソンの活躍もあり、ドジャースは地区優勝を果たした。そしてリーグチャンピオンシップシリーズではメッツを相手に戦うことになるが、1勝2敗で迎えた第4戦にソーシアの勝負強さが発揮された。

ドジャースの捕手一筋に一時代を築いた。メッツのエースであるドワイト・グッデンを前に、初回に2点を奪った以降は抑えられていたドジャース打線。2対4で迎えた9回表、四球で出たランナーを1塁において、ソーシアが打席に入った。この場面でソーシアはグッデンから同点2ランHRを放ったのである。これで息を吹き返したドジャースは延長12回の末に勝利すると、このシリーズを制してリーグ優勝を果たしたのである。そして、ワールドシリーズ(対アスレティックス)でも、ソーシアは正捕手として世界一の美酒を味わうこととなった。

1989年には打率.250、10HR、44打点とソーシア自身初となる2桁HRを記録。奇しくもオールスターゲームに出場したのはこの年が初であった。翌1990年にも打率.264、12HR、66打点とパワー面での向上が見られた。2年連続でオールスター出場を果たしたが、ドジャースの捕手としてはロイ・キャンパネラ以来となるオールスターでの先発捕手となった。

1990年6月29日のカージナルス戦では、バレンズエラにノーヒッターをもたらし、1992年8月17日のジャイアンツ戦ではケビン・グロスにもノーヒッターをもたらした。実に2度のノーヒッターを演出したことになる。そのソーシアも1991年以降は出場機会が減り始め、1992年限りでドジャースを去ることとなった。

1993年からはパドレス傘下に移るが、スプリングトレーニングの時点で回旋筋断裂となり、そのままシーズン終了。1994年はレンジャーズで再起をかけるが、メジャーの舞台にたどり着くことは出来なかった。現役を退くことになったが、メジャーでの通算成績は打率.259、1131安打、68HR、446打点というものである。捕手としてのリードに定評があったことから指導者としての期待は大きかった。

引退後はドジャース傘下のマイナーリーグの監督やコーチを務め、指導者としての経験を積んでいった。そして、2000年からエンゼルスの監督に就任した。監督1年目には地区3位ながら、82勝80敗と勝率5割越えを果たした。翌2001年こそ同地区のマリナーズ、アスレティックスの勢いに呑まれてしまったが、ソーシアの監督としての能力は高く評価されていた。

2002年にはエンゼルス監督として世界一の栄冠を手にした。2002年は主砲トロイ・グロスを始めとし、ギャレット・アンダーソンダリン・アースタッドティム・サーモンなどに加え、デビッド・エクスタインアダム・ケネディなどの細かい野球で出来る選手の活躍もあり、エンゼルスはシーズン99勝という高勝率で、ワイルドカードとしてのポストシーズン出場を果たしたのである。ポストシーズンを勝ち抜き、リーグ優勝を果たすと、ワールドシリーズ(対ジャイアンツ)でも第7戦までもつれた上で、監督として世界一の栄冠を手にしたのである。

2003年こそ勝率5割を割ったが、2004年以降はエンゼルスをシーズン90勝以上は勝てるチームに変革した。FAでブラディミール・ゲレーロトリ・ハンターを獲得するなど積極的に大型補強を決行したり、フランシスコ・ロドリゲス、ショーン・フィギンスらの台頭も目立ち始めた。また、ソーシア自身が捕手だったこともあり、監督就任以来、ベンジー・モリーナ、ホゼ・モリーナ、マイク・ナポリジェフ・マシスらの捕手育成にも力を注いでいる。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

受賞アワード一覧

  • 最優秀監督賞:1回(2002-AL)

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1980  LAD   54  134    8   34   5   1   1    8    9   12    1  .313 .328  .254
 1981  LAD   93  290   27   80  10   0   2   29   18   36    0  .353 .331  .276
 1982  LAD  129  365   31   80  11   1   5   38   31   44    2  .302 .296  .219
 1983  LAD   12   35    3   11   3   0   1    7    2    5    0  .400 .486  .314
 1984  LAD  114  341   29   93  18   0   5   38   26   52    2  .367 .370  .273
 1985  LAD  141  429   47  127  26   3   7   53   21   77    3  .407 .420  .296
 1986  LAD  122  374   36   94  18   1   5   26   23   62    3  .359 .345  .251
 1987  LAD  142  461   44  122  26   1   6   38   23   55    7  .343 .364  .265
 1988  LAD  130  408   29  105  18   0   3   35   31   38    0  .318 .324  .257
 1989  LAD  133  408   40  102  16   0  10   44   29   52    0  .338 .363  .250
 1990  LAD  135  435   46  115  25   0  12   66   31   55    4  .348 .405  .264
 1991  LAD  119  345   39   91  16   2   8   40   32   47    4  .353 .391  .264
 1992  LAD  117  348   19   77   6   3   3   24   31   32    3  .286 .282  .221
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     1441 4373  398 1131 198  12  68  446  307  567   29  .344 .356  .259

キャリアハイライト一覧

  • オールスター出場:2回(1989-NL、1990-NL)
  • 世界一経験:3回(1981-LAD、1988-LAD、2002-LAA)

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