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Mo VAUGHN(モー・ボーン)

Major League Baseball

#42 モー・ボーン(Mo VAUGHN) | 1B

モー・ボーン

  • 1989年6月ドラフト・レッドソックス1位(全米23番目)
  • 1967年12月15日生 左投左打 185センチ 122キロ
  • コネチカット州出身

選手の紹介文
1995年にはレッドソックスの一員としてシーズンMVPを受賞。怖い風貌に似たような破壊力ある打撃を誇ったモー・ボーン。その打棒の反面、チャリティーなどのボランティア活動に精を出す心優しい男としても知られている。1995年にはシーズンMVPの名誉も受賞。チームリーダーとしての信頼も非常に厚かった。怪我により、キャリアが短くなった点が惜しまれる。

コネチカット州に生まれたボーンは、両親が共に教師という家庭に育った。父親はフットボールやバスケットボールのコーチも務めており、対戦相手にはボビー・バレンタインもいたという。後にボランティア活動に精を出すボーンの人格者としての礎は、両親によって築かれたといっても過言ではない。

1989年にレッドソックスからドラフト1位指名(全米23番目)を受けてプロ入りを決めたボーン。この年すぐに2Aニューブリテンで73試合に出場し、打率.278、8HR、38打点を記録。翌1990年は3Aポータケットでフルシーズンをプレーし、打率.295、22HR、72打点を記録した。翌1991年も開幕時は3Aだったが、シーズン半ばにはメジャー昇格を果たしている。

メジャーでレギュラーに定着したのは1993年のことである。レッドソックスのファーストを守り、152試合に出場。打率.297、29HR、101打点を記録し、十分に合格点をもらえる数字を残した。翌1994年はストライキでシーズンが中断されてしまう短縮シーズンとなったが、111試合の出場で打率.310、26HR、82打点を記録し、一流選手への仲間入りを確実に果たしたといえる。

メジャー5年目となる1995年、チームはロジャー・クレメンスホゼ・カンセコの投打の軸が共に怪我で欠くという苦しいチーム状況の中で、ボーンは打ちまくった。オールスターまでに24HR、60打点という猛打ぶりを発揮。この年、レッドソックスを地区優勝に導き、打率3割、39HR、126打点と文句ない成績を残した。初めてのタイトルとなる打点王をアルバート・ベルと分け合っている。

この年のシーズンMVPは、本塁打王と打点王の二冠王となり、前人未踏の50本のHRと50本の2塁打という「50-50」を達成したベルが有力視されていたが、投票の結果、ボーンがMVPを獲得した。これにはフィールドの中だけではなく、人格者のボーンとマスコミ受けの悪いベルの差とも言われている。当時では史上12人目のシーズン50HRを記録したベルも、その50本のうちの39本はペナントの行方が決まってからの後半戦に打ったという点もマイナス要素であった点も欠かせない。

チームリーダーとしてレッドソックスを引っ張ったボーン。MVP受賞後の翌1996年、注目される中で打率.326、44HR、143打点と全部門で自己記録を更新。チーム内でもチームリーダーとしての地位を確固たるものとする。1997年は若手のノマー・ガルシアパーラの台頭も相乗効果となり、打率.315、35HR、96打点を記録。翌1998年も打率.337、40HR、115打点ととてつもない破壊力を見せ、チームをワイルドカードでのポストシーズン進出に導いたのである。

1998年オフにFAとなったボーンは、レッドソックスからの意外にも低い評価に移籍を決意。結局、エンゼルスと6年契約の8000万ドルという大型契約を結んだのである。その打棒に期待がかかっているのはもちろん、さらに求められているものとしては、チームリーダーとしての役割だった。

ところが移籍1年目となる1999年、開幕戦でファールボールを追おうとして、相手ベンチに飛び込み左足首を捻挫。この怪我が全てで、レッドソックス時代から続いていた5年連続打率3割という記録はストップしてしまった(打率.281)。チームも不振と逆風に苦しんだ中で、33HR、108打点を記録した点はさすがといえばさすがである。

2000年に再起をかけるが、若手のトロイ・グラウスが47HRを記録し本塁打王のタイトルを獲得する一方で、ボーンはここ数年で最低の打率.272に終わってしまった。この年のエンゼルスはグラウスの爆発と共に、ボーンが36HR、ギャレット・アンダーソンが35HR、ティム・サーモンが34HRとリーグ初の30発カルテットを形成。しかし、エンゼルスは地区3位に沈んでしまった(ちなみにこの年、ブルージェイズも30発カルテットを形成している)。

グラウスの台頭に隠れつつあったボーンは2001年、シーズン開幕前に左腕の二頭筋の腱を断列してしまう大怪我で、全治まで半年はかかるということから、このシーズンを棒に振ることになってしまった。オフにはエンゼルスとの契約期間を残しながらも、メッツへの移籍が決まった。当初、「(古巣の)ボストンに戻りたい」という発言もあったが、東海岸の球団に戻りたいという希望を持っていたとのことである。

かつての打棒を取り戻すことは出来なかった。2002年、139試合に出場したボーンは打率.259、26HR、72打点という成績に終わると、翌2003年はわずか27試合に出場しただけで現役引退することとなってしまった。通算成績は打率.293、1620安打、328HR、1064打点というものである。かつて病気の子供のためにベーブ・ルースがHRを打って勇気づけるということがあったが、このボーンも入院中の子供にHRをプレゼントしたことがあるという逸話をもっている。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

  • 打点王:1回(1995-AL)

受賞アワード一覧

  • シーズンMVP:1回(1995-AL)
  • シルバースラッガー賞:1回(1995-AL)

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1991  Bos   74  219   21   57  12   0   4   32   43   26    2  .339 .370  .260
 1992  Bos  113  355   42   83  16   2  13   57   67   47    3  .326 .400  .234
 1993  Bos  152  539   86  160  34   1  29  101  130   79    4  .390 .525  .297
 1994  Bos  111  394   65  122  25   1  26   82  112   57    4  .408 .576  .310
 1995  Bos  140  550   98  165  28   3  39  126  150   68   11  .388 .575  .300
 1996  Bos  161  635  118  207  29   1  44  143  154   95    2  .420 .583  .326
 1997  Bos  141  527   91  166  24   0  35   96  154   86    2  .420 .560  .315
 1998  Bos  154  609  107  205  31   2  40  115  144   61    0  .402 .591  .337
 1999  Ana  139  524   63  147  20   0  33  108  127   54    0  .358 .508  .281
 2000  Ana  161  614   93  167  31   0  36  117  181   79    2  .365 .498  .272
 2002  NYM  139  487   67  126  18   0  26   72  145   59    0  .349 .456  .259
 2003  NYM   27   79   10   15   2   0   3   15   22   14    0  .323 .329  .190
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total    1512  5532  861 1620 270  10 328 1064 1429  725   30  .383 .523  .293

キャリアハイライト一覧

  • オールスター出場:3回(1995-AL、1996-AL、1998-AL)

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