- 2009-01-02 (金) 0:02
- MLB Players

#2 ネリー・フォックス(Nellie FOX) | 2B

- 1944年・アスレティックスと契約
- 1927年12月25日生 右投右打 175センチ 68キロ
- ペンシルベニア州出身
選手の紹介文
セカンドベースマンとして高い守備能力に加え、コンパクトな打撃で1950年代を代表する選手として名前が挙がるネリー・フォックス。1959年にホワイトソックスがリーグ優勝したときにはシーズンMVPも受賞している。パワーがなく地味な印象を与えたこともあったのか。、殿堂入りには時間がかかったが、背番号2番はホワイトソックスの永久欠番となっている。
ペンシルベニア州に生まれたフォックスは1944年、16歳の頃にアスレティックス(当時の本拠地はフィラデルフィア)の入団テストを受けた。ここでコニー・マックに認められてプロキャリアをスタートさせた。プロ1年目はマイナーの2球団でプレーし、HRは0本だが、打率は3割越えていた。
1945年はマイナーのランカスターでフルシーズンプレーし、140試合の出場で打率.314をマーク。安打数(180本)、3塁打数(19本)、得点数(128点)はいずれもそのリーグトップの記録である。1946年は兵役でプレーせず、翌1947年にマイナー経由でメジャーでも7試合だけプレーしている。1948年はマイナーのリンカーンで打率.311にリーグトップの179安打を記録するもののメジャーでは3試合しか出場できなかった。
1949年はメジャーに定着するものの88試合しか出場機会に恵まれず、オフにはホワイトソックスへの移籍が決まった。フォックスにとっては大きな転機となった。ホワイトソックスとしてはフォックスを非常に高く評価しており、セカンドにはガス・ミカエルズという選手(1949年に打率.308、173安打記録)がいたが、1950年シーズン中にミカエルズをセネタースに放出してまで、フォックスに活躍の場を与えたのである。
移籍1年目となる1950年こそ打率.247に終わるが、翌1951年は打率.313と早くも結果を残した。セカンドの守備でも安定感を見せ、ミカエルズ放出時に批判していた連中もフォックスを認め始めたのであった。1952年にはリーグトップとなる192安打を記録するなど、小柄な体を補うに十分な巧打力を見せたのである。1954年は打率.319、201安打を記録している。
セカンドを守るフォックスと二遊間コンビを組んだのは、1955年まではチコ・カラスケルだったが、1956年からは後に殿堂入りするルイス・アパリシオだった。そのアパリシオとコンビを組んだ1956年8月から1960年9月までの5年がかりで、セカンドベースマンとして798試合連続出場というメジャー記録を樹立した。セカンドという接触プレーが絶えないポジションでの連続試合出場は価値がある。
1959年、監督アル・ロペスの元、ホワイトソックスは40年ぶりのリーグ優勝を果たしたが、全試合に出場し、打率.306、191安打を記録したフォックスは、MVP投票でチームメイトのアパリシオを差し置いてシーズンMVPも受賞している。その後、緩やかに成績を落とし、晩年の2年間はコルツ45ズに移り、1965年限りで現役を引退した。
メジャー通算成績は打率.288、2663安打、35HR、790打点というものである。通算2663安打のうち、シングルヒットは2161本を数えている。特筆すべきは三振数の少なさで、通算でも9232打数に対して216個の三振しか記録していない。各シーズンの三振数は最大でも18個(1953年)であり、100試合以上出場したシーズンの最小では11個(1951年、1958年)しかない。
フォックスが付けていた背番号2番は1976年には永久欠番に指定された。しかし、殿堂入りには時間がかかった。殿堂入り投票の資格を失う1985年の投票ではわずか2票足らず、殿堂入りを果たせなかった。1997年にベテランズ委員会の選出でようやく殿堂入りを果たすことが出来たのである。HRが少なく地味な印象を与えたことが、殿堂入りの遅れた理由に挙げられそうだ。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
受賞アワード一覧
- シーズンMVP:1回(1959-AL)
- ゴールドグラブ賞:3回(1957-AL、1959-AL、1960-AL)
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1947 PhA 7 3 2 0 0 0 0 0 0 1 0 .250 .000 .000 1948 PhA 3 13 0 2 0 0 0 0 0 1 1 .214 .154 .154 1949 PhA 88 247 42 63 6 2 0 21 9 32 2 .341 .296 .255 1950 CWS 130 457 45 113 12 7 0 30 17 35 4 .298 .304 .247 1951 CWS 147 604 93 189 32 12 4 55 11 43 9 .361 .425 .313 1952 CWS 152 648 76 192 25 10 0 39 14 34 5 .327 .366 .296 1953 CWS 154 624 92 178 31 8 3 72 18 49 4 .338 .375 .285 1954 CWS 155 631 111 201 24 8 2 47 12 51 16 .372 .391 .319 1955 CWS 154 636 100 198 28 7 6 59 15 38 7 .364 .406 .311 1956 CWS 154 649 109 192 20 10 4 52 14 44 8 .347 .376 .296 1957 CWS 155 619 110 196 27 8 6 61 13 75 5 .403 .415 .317 1958 CWS 155 623 82 187 21 6 0 49 11 47 5 .357 .353 .300 1959 CWS 156 624 84 191 34 6 2 70 13 71 5 .380 .389 .306 1960 CWS 150 605 85 175 24 10 2 59 13 50 2 .351 .372 .289 1961 CWS 159 606 67 152 11 5 2 51 12 59 2 .323 .295 .251 1962 CWS 157 621 79 166 27 7 2 54 12 38 1 .314 .343 .267 1963 CWS 137 539 54 140 19 0 2 42 17 24 0 .299 .306 .260 1964 Hou 133 442 45 117 12 6 0 28 13 27 0 .320 .319 .265 1965 Hou 21 41 3 11 2 0 0 1 2 0 0 .286 .317 .268 ------------------------------------------------------------------------------ Total 2367 9232 1279 2663 355 112 35 790 216 719 76 .343 .363 .288
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:12回(1951-AL~1961-AL、1963-AL)
- 殿堂入り:1997年(ベテランズ委員会)
- 永久欠番:#2(CWS)
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