- 2008-09-18 (木) 0:05
- MLB Players
#5 パット・バール | LF

- 1998年6月ドラフト・フィリーズ1位(全米1番目)
- 1976年10月10日生 右投右打 193センチ 104キロ
- アーカンソー州出身
過去3年間の成績
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 2005 Phi 154 562 78 158 27 1 32 117 160 99 0 .389 .504 .281 2006 Phi 144 462 80 119 24 1 29 95 131 98 0 .388 .502 .258 2007 Phi 155 472 77 121 26 0 30 97 120 114 0 .400 .502 .256 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1149 3999 581 1032 220 11 218 741 1137 683 5 .367 .482 .258
選手の紹介文
フィリーズの中心選手でありながらも、波の激しさから期待通りの信頼を得ているとは考えにくいパット・バール。毎年のように30本近いHRを記録するが、三振も多い点がネックでもある。かつての全米1番目の指名選手も、2008年限りでFAとなる為、今後の動向が注目されている選手ではある。
高校までは体こそ大きいがそれほど評価されていた選手ではなかった。卒業時にレッドソックスからドラフト43位(全米1194番目)で指名されるが、これを蹴って名門マイアミ大学への進学を選んだ。そして、大学での開幕戦からバールのバットは火を噴いた。いきなり9打数9安打の大当たりである。しかも、その内訳というのが4本の2塁打と5本のHRという文句のつけようのないものだった。大学1年生でありながら、打率.484、23HR、64打点と信じられない数字を残した。チームもカレッジ・ワールドシリーズへ導き、バールの名は大学球界に響き渡ったのである。
大学2年時にも、打率.409、21HR、76打点と勢いは止まらず、3年時にも打率.432、17HR、47打点でチームを3年連続のカレッジ・ワールドシリーズ進出へ導いた。こうして迎えた1998年のドラフトでは、全米1番目の指名権を持つフィリーズから1位指名を受け、5年契約の800万ドルという新人としては破格の大型契約でプロの扉を開いた。全米1番目ということでケン・グリフィーやチッパー・ジョーンズ、アレックス・ロドリゲスといった系譜にバールも名を並べることになった。
元々はサードを守っていたバールだが、チームにはスコット・ローレンという不動のサードがいるため、プロ入り後からバールはファーストへコンバートすることになった。指名された年は、1Aクリアウォーターで37試合に出場し、打率.303、7HR、30打点を記録。翌1999年は3Aスクラントンで開幕を迎えるが、壁にぶち当たる形で2Aリーディングへ降格。しかし、2Aでは117試合に出場し、打率.333、28HR、90打点をマークし、力のあるところを見せた。バールはこの年のフューチャーゲームでも、2Aのオールスターゲームでもいずれも4番を務めている。
2000年、3Aで迎えた開幕だが、メジャーではファーストにリコ・ブローニャがいるため、全てレフトを守って出場した。試合に出られればポジションはどこでもいいというバールはどん欲に練習に取り組んだ。慣れないレフトを守りながら、3Aでは40試合に出場し、打率.294、4HR、25打点を記録した。そして、メジャーからバールに声がかかったのは5月後半になってからのことだった。ブローニャの怪我による離脱がきっかけである。
5月24日のアストロズ戦で5番打者として先発出場する形でメジャーデビュー。そのデビュー戦で、最終回にビリー・ワグナーからセンター越えの特大の3塁打を放つなど2安打するなど、非凡な才能を見せた。その後はメジャー定着を果たすものの変化球に苦しみ、6月16日の段階では打率.189まで落ち込んだ。その後、7月2日までは60打数23安打と大当たりし、打率を.276にまで上昇させた。メジャー1年目は111試合の出場で、打率.260、18HR、79打点という成績に終わっている。
2001年からはフィリーズのレフトに定着。チームは開幕3連勝を記録するなど、勢いに乗って前半戦を地区首位で折り返した。その中でバールは、5月には14試合連続ヒットを含む.341という月間打率を記録するなど快進撃に一役買った。この年は、メジャーでフルシーズン過ごした初めての年となったが、155試合の出場で打率.258、27HR、89打点という成績を残した。満塁で5割近い打率を記録するなどの勝負強さを発揮し、要所要所で存在感をアピールしている。外野手としての18捕殺も、ラウル・モンデシーに並ぶリーグトップタイの記録である。
2002年、157試合に出場し、打率.282、37HR、116打点といずれも前年以上の成績を残したバール。シーズン116打点はランス・バークマン(128点)、アルバート・プホルス(127点)に次ぐリーグ3位に付ける勝負強さを見せたのだった。フィリーズ史上、30HRと100打点と同時で達成したのは12人目の快挙であり、1986年のマイク・シュミット(37HR、119打点)以来となる。この活躍が認められ、オフには6年間5000万ドルで契約延長に合意したのである。
2003年は大きなスランプに陥り、結果として146試合の出場で打率.209、21HR、64打点という成績に終わり、期待を裏切ってしまった。翌2004年は開幕10試合で11打点を挙げる活躍を見せたが、夏場には左手首を痛めてキャリア初の故障者リスト入りを経験。127試合に出場し、打率.257、24HR、84打点という数字を残している。
2005年、チームはワイルドカード争いにあと少しで敗れてしまったが、バール自身は154試合に出場し、打率.281、32HR、117打点をマーク。MVP投票では7位にランクインしている。2006年も波の激しいシーズンを送り、移籍の噂もあったが、結果的にはチームに残留。144試合の出場で打率.258、29HR、95打点という成績に終わった。
2007年も波の激しいシーズンを過ごしたが、終わってみれば155試合の出場で打率.256、30HR、97打点をマーク。フィリーズ史上で7年連続20HR以上をマークするのは、シュミット(1974~87年/14年連続)、ボブ・アブレウ(1999~2005年)に続く、3人目の快挙となる。チームも逆転での地区優勝を果たし、始めてのポストシーズンも経験。ディビジョンシリーズ(対ロッキーズ戦)では、HRは放ったが11打数2安打に終わり、勝利には貢献できなかった。
契約最終年となる2008年は4月の月間成績が打率.326、8HRと最高のスタートを切った。フィリーズにはライアン・ハワード、ジミー・ロリンズ、チェース・アトリーと若い選手の台頭が目立っており、バールに対してのフィリーズの今後の処遇は注目が集まっている。
<written by Kenji@webmaster>
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 2000 Phi 111 408 57 106 27 1 18 79 139 63 0 .359 .463 .260 2001 Phi 155 539 70 139 29 2 27 89 162 70 2 .346 .469 .258 2002 Phi 157 586 96 165 39 2 37 116 153 89 1 .376 .544 .282 2003 Phi 146 522 57 109 31 4 21 64 142 72 0 .309 .404 .209 2004 Phi 127 448 66 115 17 0 24 84 130 78 2 .365 .455 .257 2005 Phi 154 562 78 158 27 1 32 117 160 99 0 .389 .504 .281 2006 Phi 144 462 80 119 24 1 29 95 131 98 0 .388 .502 .258 2007 Phi 155 472 77 121 26 0 30 97 120 114 0 .400 .502 .256 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1149 3999 581 1032 220 11 218 741 1137 683 5 .367 .482 .258
受賞タイトル一覧
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