- 2008-05-23 (金) 0:30
- MLB Players

#14 ピート・ローズ | OF

- 1960年・レッズと契約
- 1941年4月14日生 右投両打 180センチ 91キロ
- オハイオ州出身
選手の紹介文
「チャーリーハッスル」というニックネームが表しているように、常に全力でプレーしたピート・ローズ。安打製造器の異名を持ち、通算4256本もの安打数はメジャー史上最多となるものである。ビッグレッドマシンの一人としても活躍したローズだが、監督として野球賭博に関わってしまい、これが原因で野球界から追放された。ローズ本人も追放撤回を求めて動いてはいるが、未だに認められず、本来なら確実である殿堂入りも果たせずにいる。
オハイオ州シンシナティに生まれたローズは、子供の頃から自然な形で野球と触れあい、将来の夢はレッズの選手になることと固く誓った。体は小さくとも9歳の頃にはスイッチヒッターに挑戦し、さらにいろんなポジションをこの頃から経験している。特別な才能に恵まれているわけでもないローズは、小柄な体こそネックになっていた。しかし、伯父がレッズのスカウトだったことが幸いし、1960年に地元のレッズと契約した。
トレーニングにトレーニングを重ね、徐々にプロらしくたくましい体に成長してきたローズは、1962年にマイナーで打率.330を記録する巧打で、翌1963年から舞台をメジャーへ移す。メジャー1年目はレッズのセカンドのポジションをつかみ取り、157試合の出場で打率.273、6HR、41打点という成績を残し、新人王を獲得した。
1965年には209安打を放ち、打率も初めての3割に乗せ(打率.312)、レッズの1番打者の座を不動のものとした。1966年も205安打で打率.313をマークしたローズは、ポジションをセカンドから外野に移した1967年には、打率.301を記録するなど成績も安定し始める。そして、闘志溢れるプレーを見せるローズはレッズの人気者となっていた。
1968年は210安打で打率.335をマークして、自身初の首位打者のタイトルを獲得。翌1969年にも218安打で打率.348という高打率を残し、2年連続で世界一に輝いた。そして1970年、地元シンシナティで行われたオールスターゲームでは、延長12回までもつれ込む熱戦となり、その12回裏にローズがホームでのクロスプレーで、相手捕手のレイ・フォッシーに体当たりし決勝のホームを踏んだ。しかし、このプレーで捕手のフォッシーが大怪我を負ったことが論議を呼んだものの、常に全力プレーを心がけるローズにとって、公式戦であろうとオールスターゲームでも関係なかった。特に地元シンシナティでの全力プレーはローズにとっては当たり前であったのである。
1973年、230安打を記録し、打率.338をマークして自身3度目の首位打者を獲得。さらに自身初のMVPも受賞した。チームもスパーキー・アンダーソン監督の元でジョニー・ベンチ、トニー・ペレス、ジョージ・フォスターらの生え抜き選手達が育っていくチーム状況は、ローズにとっても非常に有意義なものであった。ビッグレッドマシンと名付けられたチームは、1975年から2年連続で世界一に輝いた。特に1975年のレッドソックスとのワールドシリーズでは、打率.370をマークし、シリーズMVPも獲得している。
1975年からサードにコンバートしたローズは、相変わらずの安打製造器ぶりを見せた。37歳となった1978年には史上最年少での通算300本安打を記録すると共に、44試合連続安打も記録。シーズンオフにはFAとなり、フィリーズへ移籍すると、1980年にはフィリーズの球団史上初の世界一にも貢献。フィリーズで5年間プレーした後、1984年にはエクスポズへ移籍したローズだが、この時点で43歳となっていた。
エクスポズのユニフォームを着て、4月13日の対フィリーズ戦で通算4000本安打を達成。そして、その年のシーズン途中で古巣のレッズに監督兼任選手として迎えられたローズ。周囲はタイ・カッブの持つメジャー記録(4191安打)をいつ抜くのか、という点に集まっていた。そして迎えた9月11日の対パドレス戦、ローズはついにカッブの記録を抜く4192本目のヒットを放った。奇しくもこの9月11日という日は、カッブが現役最後の試合を行った日という因縁ある日でもあった。
ローズは1986年限りで現役を引退し、監督に専念する事になる。結果的に選手としては45歳までの24年間のメジャー生活で、史上最多の3562試合に出場し、14053打数で4256安打を記録したが、そのいずれもメジャー記録である。ローズの万能選手ぶりは守ったポジションにも現れている。ファースト、セカンド、サード、レフト、ライトの5つのポジションでそれぞれ500試合以上守っており、その中でファーストを除く4つのポジションでオールスターゲームに先発出場を果たす史上初の選手となっている。
殿堂入りは確実されていたローズだが、現役を引退し、監督専任となってから暗雲が立ちこめる。監督としての能力は決して悪くはなかったが、元来ギャンブル好きだったローズは自らのチームを賭けの対象にしていたことが発覚。これにより野球界から永久追放処分を受け、さらに脱税も発覚して刑務所入りと転落人生である。ローズの取り扱いに関しては、未だに賛否両論が渦巻いているが、復権への道は未だにイバラの道である。
<written by Kenji@webmaster>
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1963 Cin 157 623 101 170 25 9 6 41 72 55 13 .334 .371 .273 1964 Cin 136 516 64 139 13 2 4 34 51 36 4 .319 .326 .269 1965 Cin 162 670 117 209 35 11 11 81 76 69 8 .382 .446 .312 1966 Cin 156 654 97 205 38 5 16 70 61 37 4 .351 .460 .313 1967 Cin 148 585 86 176 32 8 12 76 66 56 11 .364 .444 .301 1968 Cin 149 626 94 210 42 6 10 49 76 56 3 .391 .470 .335 1969 Cin 156 627 120 218 33 11 16 82 65 88 7 .428 .512 .348 1970 Cin 159 649 120 205 37 9 15 52 64 73 12 .385 .470 .316 1971 Cin 160 632 86 192 27 4 13 44 50 68 13 .373 .421 .304 1972 Cin 154 645 107 198 31 11 6 57 46 73 10 .382 .417 .307 1973 Cin 160 680 115 230 36 8 5 64 42 65 10 .401 .437 .338 1974 Cin 163 652 110 185 45 7 3 51 54 106 2 .385 .388 .284 1975 Cin 162 662 112 210 47 4 7 74 50 89 0 .406 .432 .317 1976 Cin 162 665 130 215 42 6 10 63 54 86 9 .404 .450 .323 1977 Cin 162 655 95 204 38 7 9 64 42 66 16 .377 .432 .311 1978 Cin 159 655 103 198 51 3 7 52 30 62 13 .362 .421 .302 1979 Phi 163 628 90 208 40 5 4 59 32 95 20 .418 .430 .331 1980 Phi 162 655 95 185 42 1 1 64 33 66 12 .352 .354 .282 1981 Phi 107 431 73 140 18 5 0 33 26 46 4 .391 .390 .325 1982 Phi 162 634 80 172 25 4 3 54 32 66 8 .345 .338 .271 1983 Phi 151 493 52 121 14 3 0 45 28 52 7 .316 .286 .245 1984 Mon 95 278 34 72 6 2 0 23 20 31 1 .334 .295 .259 1984 Cin 26 96 9 35 9 0 0 11 7 9 0 .430 .458 .365 1985 Cin 119 405 60 107 12 2 2 46 35 86 8 .395 .319 .264 1986 Cin 72 237 15 52 8 2 0 25 31 30 3 .316 .270 .219 ------------------------------------------------------------------------------ Total 3562 14053 2165 4256 746 135 160 1314 1143 1566 198 .375 .409 .303
受賞タイトル一覧
- MVP1回(1973)
- 新人王(1963)
- 首位打者3回(1968,69,73)
- ゴールドグラブ賞2回(1969,70)
- オールスター出場17回(1965,67~71,73~82,85)
-
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