- 2009-01-06 (火) 0:02
- MLB Players

#20 パイ・トレイナー(Pie TRAYNOR) | 3B

- 1920年・パイレーツと契約
- 1899年11月11日生 右投右打 183センチ 77キロ
- マサチューセッツ州出身
選手の紹介文
20世紀前半を代表するサードベースマンとして名前の挙がるパイ・トレイナー。守備範囲が広く、バントや緩いゴロ、三塁線を抜けそうな打球の処理能力は群を抜いていた。ゴールドグラブ賞が制定される前の名手である(ちなみに20世紀後半を代表するサードベースマンとなるとブルックス・ロビンソンになる)。
トレイナーは1899年、マサチューセッツ州に生まれたこともあり、ボストンに本拠を構えていたブレーブスやレッドソックスを見て育った。愛称が「パイ」となったのには説が2つあり、1つは幼少時のトレイナーが外で遊んでいても呼ぶとすぐに帰ってくる様を見て、印刷技師の父がpied type(まだらのタイプ)のようだ、と言ったことと、もう1つは単純にお菓子のパイが好きだったというものである。
ブレーブスのスカウトから入団テストを受けるように誘われたトレイナー。指定された日に球場に向かうが球団側が誘ったことを忘れており、すぐに球場から退出するように言われた。そんな中、バージニアリーグのポーツマウスでプレーしているところをパイレーツのスカウトが見ており、契約金10000万ドルでパイレーツと契約することになった。
1920年9月、メジャーデビューを飾ったトレイナー。わずか17試合の出場のみで結果を残すことは出来なかった。最初はショートストップであったが、打球に対しての反応が良いことが見込まれ、サードにコンバート。強い打球に対しても反応でき、ライン際の打球に対する処理を見てもこのコンバートは大成功だったのである。
メジャーでフルシーズンを過ごしたのは1922年のことで、142試合に出場し、打率.282。4HR、81打点、17盗塁という数字を残した。翌1923年、23歳のトレイナーは大きな飛躍を果たすことになる。153試合の出場で打率.338、12HR、101打点、28盗塁という成績を残し、リーグトップとなる19本の3塁打を記録している。
1925年は打率.320、6HR、106打点をマークして、チームのリーグ優勝に貢献。ワールドシリーズではセネタースと対戦し、第1戦にウォルター・ジョンソンからHRを放ったトレイナー。第7戦までもつれたシリーズを制し、パイレーツに16年ぶりとなる世界一の歓喜をもたらしたのである。このシリーズではトレイナーは打率.346を記録する大当たりで、24回の守備機会でノーエラーと貢献度は高かった(1927年にもリーグ優勝しているが、このときはヤンキースの前に4連敗で終わっている)。
1925年から6年連続打率3割を記録する安定感を見せた。特に1929年(.356)、1930年(.366)は高打率を記録するものの首位打者のタイトルは獲得できなかった。1931年は打率3割を割るが(.298)、翌1932年から再度3年連続で打率3割を記録している。三振の少なさも得量であり、1929年は540打数でわずか7三振しか喫していない。
紳士的な振る舞いを見せるトレイナーはチームメイトからの人望も厚く、1934年途中から兼任監督となった。選手としてホームスチールを試みた際に右腕骨折のアクシデントにより出場機会が減っていき、1937年に5試合出場しただけで現役を退いた。監督としては6年にわたり采配を振るうが、優勝は果たせなかったが勝率は.520(457勝406敗)と高かった。
メジャーでの通算成績は打率.320、2416安打、58HR、1273打点というものである。監督を退いたあともパイレーツのスカウトを勤めている。1948年には野球殿堂入りを果たした。パイレーツが背番号を導入した1932年にトレイナーが付けていた20番が永久欠番に指定された(監督専任になった1938年からは背番号35番を付けていたという)。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
受賞アワード一覧
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1920 Pit 17 52 6 11 3 1 0 2 6 3 1 .268 .308 .212 1921 Pit 7 19 0 5 0 0 0 2 2 1 0 .300 .263 .263 1922 Pit 142 571 89 161 17 12 4 81 28 27 17 .312 .375 .282 1923 Pit 153 616 108 208 19 19 12 101 19 34 28 .374 .489 .338 1924 Pit 142 545 86 160 26 13 5 82 26 37 24 .332 .417 .294 1925 Pit 150 591 114 189 39 14 6 106 19 52 15 .369 .464 .320 1926 Pit 152 574 83 182 25 17 3 92 14 38 8 .346 .436 .317 1927 Pit 149 573 93 196 32 9 5 106 11 22 11 .349 .455 .342 1928 Pit 144 569 91 192 38 12 3 124 10 28 12 .345 .462 .337 1929 Pit 130 540 94 192 27 12 4 108 7 30 13 .377 .472 .356 1930 Pit 130 497 90 182 22 11 9 119 19 48 7 .406 .509 .366 1931 Pit 155 615 81 183 37 15 2 103 28 54 6 .350 .416 .298 1932 Pit 135 513 74 169 27 10 2 68 20 32 6 .369 .433 .329 1933 Pit 154 624 85 190 27 6 1 82 24 35 5 .334 .372 .304 1934 Pit 119 444 62 137 22 10 1 61 27 21 3 .340 .410 .309 1935 Pit 57 204 24 57 10 3 1 36 17 10 2 .318 .373 .279 1937 Pit 5 12 3 2 0 0 0 0 1 0 0 .167 .167 .167 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1941 7559 1183 2416 371 164 58 1273 278 472 158 .352 .435 .320
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:2回(1933-NL、1934-NL)
- 世界一経験:1回(1925-Pit)
- 殿堂入り:1948年(投票率76.9%)
- 永久欠番:#20(Pirates)
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