- 2009-04-27 (月) 0:09
- MLB Players
#29 ラウル・イバニエス(Raul IBANEZ) | LF

- 1992年6月ドラフト・マリナーズ36位(全米1006番目)
- 1972年6月2日生 右投左打 187センチ 91キロ
- ニューヨーク州出身
過去3年間の成績
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 2006 Sea 159 626 103 181 33 5 33 123 115 65 2 .353 .516 .289 2007 Sea 149 573 80 167 35 5 21 105 97 53 0 .351 .480 .291 2008 Sea 162 635 85 186 43 3 23 110 110 64 2 .358 .479 .293 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1384 4791 695 1370 277 34 182 794 787 446 34 .346 .472 .286
選手の紹介文
3年連続100打点という実績を引っさげて、2009年からフィリーズへFA移籍したラウル・イバニエス。年齢を感じさせない丈夫さを誇り、勝負強い打撃はフィリーズの連続世界一には欠かせない存在である。元々は遅咲きを絵に描いたような選手で、30歳で100打点を挙げてからチームの主力打者となった経緯を持つ。
ニューヨーク州に生まれたイバニエスは、フロリダ州に移り学生時代を過ごすこととなった。大学在籍時の1991年ドラフトでレンジャーズから54位指名(全米1375番目)を受けるが、それを拒否。翌1992年のドラフトでマリナーズから36位指名(全米1006番目)を受けてプロ入りを決めた。それまでは外野手だったが、強肩を生かすために捕手を守るようにもなる。
契約したその年はルーキーリーグに参加。打撃に対しての評価は元々高く、33試合に出場し、打率.308をマークしている。1993年は1Aの2つのランクでプレーし、捕手やファースト、たまに外野も守ったりした。合わせて95試合の出場で打率.278を記録。翌1994年は1Aアプレトンでフルシーズン過ごし、約1ヶ月の怪我での離脱はあったが、91試合の出場で打率.312、7HR、59打点をマークし、リーグのオールスターメンバーにも名を連ねたている。
1995年は左手首を痛めた影響で開幕に出遅れてしまい、5月からのプレーだったが、ランクが上の1Aリバーサイドで95試合に出場。打率.332、20HR、108打点と好成績を挙げている。打率と打点はリーグ2位であり、長打率.612はこの年のマイナーリーグ全体の捕手の中でナンバー1となるほどの期待される存在だったのである。
1996年、2Aポートシティで開幕を迎えるが、4月半ばにはあっさりと3Aタコマへ昇格を果たしたイバニエス。3A昇格後は捕手ではなく、学生時代に守っていた外野手へと再コンバートすることが決まった。そして、8月に入ると待望のメジャー昇格も果たした。しかし、メジャーではわずか4試合にだけの出場に終わり、すぐに3Aへ降格。この年、3Aで残した数字は、111試合の出場で打率.284、11HR、47打点というものであった。
1997年、3Aからのスタートでメジャーからお呼びがかかったのは8月になってからである。メジャー初安打を打点付きの3塁打で飾ったイバニエス。一旦3Aへ戻り、メジャー再昇格後にメジャー初HRをキングドームのライトスタンド3階席まで運ぶ特大HRで飾った。そして、シーズン終了後にはずっと痛めていた右肩手術を決め、翌年以降の飛躍が期待された。
1998年は前年の手術から故障者リストからのスタート。3Aで調整を行い、メジャーに戻ったのは8月に入ってからである。チーム事情から慣れないファーストを守る機会が多く、出場機会にも恵まれなかった。その状況は翌1999年になっても続き、外野とファーストを守るバイプレーヤーとしての活躍が求められた。当時のマリナーズはケン・グリフィーやエドガー・マルチネス、アレックス・ロドリゲスなど打つべき選手が揃っていたのである。その中でも6試合連続ヒットを記録するなど、かろうじて存在感は見せた。
2000年、代打と外野としての起用がほとんどという中で、チームはワイルドカードとしてポストシーズン進出に貢献。ディビジョンシリーズでは8打数3安打と大当たりを見せ、チームの勝利に貢献したイバニエスだが、マリナーズからは翌年以降の契約継続のオファーがなく、自由契約となってしまったのである。
2001年はロイヤルズとマイナー契約を交わし、開幕はロイヤルズ傘下の3Aオマハで迎えることになった。すぐにメジャーへ昇格し、この年は104試合に出場(うち、スタメン出場は65試合)。打率.280、13HR、54打点という数字を残したイバネスだが、特に6月は16試合の出場で36打数13安打、3HR、12打点と固め打ちも見せている。
こうして迎えた2002年、開幕から徐々に出番を増やしていき、6月には1試合4打点を3度も記録。7月14日の対エンゼルス戦では満塁HRと3ランHRを放つ1試合7打点をマーク。7月の月間打率は実に31打点と圧倒的な勝負強さを見せた。30歳になるイバニエスは、遅咲きの花を見事に咲かせ、指名打者の座を自らのものとしたのである。
チームはシーズン100敗を喫するなど振るっていない状況だったが、イバニエスのバットは止まることなく、終わってみればシーズン100打点の大台を越えていた。137試合の出場で打率.294、24HR、103打点という数字は、この年のイバニエスの年俸(80万ドル)とは釣り合うものではなく、球団サイドにとってもうれしい誤算となったのである。
2003年、真価が問われるシーズンとなったが、マルチヒットを56試合も記録する好調ぶりを見せ、157試合の出場で打率.294、18HR、90打点という数字を残した。対右投手の打率は.319というものである。オフにFAとなると古巣マリナーズと3年間1325万ドルで合意し、復帰が決まった。過去に在籍した球団に主軸打者として復帰する希なケースとなったのである。
復帰1年目の2004年、マリナーズのレフトを守り、主軸を任されたイバニエス。7月までの打率は.262だったが、8月の月間打率が.340、9月が.352と尻上がりに数字を、シーズンの最終打率は3割に乗せた。8月17日の対ロイヤルズ戦では5安打し、9月22日の対エンゼルス戦では6安打をマークしている。シーズン途中に右足ハムストリングを痛めて1ヶ月の離脱はあったが、123試合の出場で打率.304、16HR、62打点をマークしている。
2005年、マルチネス引退に伴い指名打者としての出場が増え、162試合にフル出場。終盤の9月には1試合4安打を2度もマークした。シーズン最後の試合でHRを放ち、20HRの大台に乗せている。シーズン通しては打率.280、20HR、89打点を記録。翌2006年は159試合の出場で打率.289、33HR、123打点とパワー面で大きな飛躍を果たした。2007年以降も2年間1100万ドルでの契約延長に合意している。
2007年、前半戦の打率は.275だったが、後半戦に限ると打率.321、12HR、55打点をマーク。8月の月間成績は打率.374、9HR、22打点であり、9月は打率.340という数字を残し、チームの地区2位躍進に貢献した。結果的には149試合に出場し、打率.291、21HR、105打点という数字を残している。翌2008年は162試合にフル出場し、打率.293、23HR、110打点をマーク。2塁打数(43本)はキャリアハイでもある。
マリナーズ打線には欠かせない存在であったが、2008年オフにFAとなると、その年に世界一となったフィリーズと3年間3150万ドルという内容で合意し、移籍が決まった。2009年に37歳となるイバニエスにとっては破格の契約と言える。世界一経験はまだなく、残されたキャリアはあとわずかとなっている。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
受賞アワード一覧
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1996 Sea 4 5 0 0 0 0 0 0 1 0 0 .167 .000 .000 1997 Sea 11 26 3 4 0 1 1 4 6 0 0 .154 .346 .154 1998 Sea 37 98 12 25 7 1 2 12 22 5 0 .291 .408 .255 1999 Sea 87 209 23 54 7 0 9 27 32 17 5 .313 .421 .258 2000 Sea 92 140 21 32 8 0 2 15 25 14 2 .301 .329 .229 2001 KC 104 279 44 78 11 5 13 54 51 32 0 .353 .495 .280 2002 KC 137 497 70 146 37 6 24 103 76 40 5 .346 .537 .294 2003 KC 157 608 95 179 33 5 18 90 81 49 8 .345 .454 .294 2004 Sea 123 481 67 146 31 1 16 62 72 36 1 .353 .472 .304 2005 Sea 162 614 92 172 32 2 20 89 99 71 9 .355 .436 .280 2006 Sea 159 626 103 181 33 5 33 123 115 65 2 .353 .516 .289 2007 Sea 149 573 80 167 35 5 21 105 97 53 0 .351 .480 .291 2008 Sea 162 635 85 186 43 3 23 110 110 64 2 .358 .479 .293 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1384 4791 695 1370 277 34 182 794 787 446 34 .346 .472 .286
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