- 2009-06-02 (火) 0:07
- MLB Players

#43 ラウル・モンデシー(Raul MONDESI) | RF

- 1988年6月・ドジャースと契約
- 1971年3月12日生 右投右打 180センチ 98キロ
- ドミニカ共和国出身
選手の紹介文
広い守備範囲と強肩で、1990年代のメジャーリーグを代表する外野手だったラウル・モンデシー。メジャーデビューしたドジャースでは新人王にも輝き、2度も「30-30」を達成するほどの選手にまで成長した。トラブルメーカーとしての一面も持つが、その足跡を確実にメジャーリーグに刻み込んだと言える。
ドミニカ共和国に生まれたモンデシーは、幼少時から貧しい環境で生まれ育った。そのモンデシーがドジャースと契約を結んだのは1988年のことである。最初の2年間はドミニカリーグでプレーし、アメリカ本土のルーキーリーグでプレーすることになるのは1990年になってからとなる。若さ故に荒削りが魅力な選手だったのである。
1991年、1Aベイカーズフィールドで開幕を迎えることになるが、前半戦の大半を故障者リストで過ごすこととなった。しかし、この年は2Aサンアントニオに上がり、シーズン終盤には3Aアルバカーキにまで昇格している。翌1992年は開幕を3Aで迎えるが、4度も故障者リスト入りするなど、メジャー昇格を果たせずに終わった。
満を持して迎えた1993年、3Aで110試合に出場し、打率.280、12HR、65打点と好成績を残したモンデシーは7月半ばにようやくメジャーから声がかかる。メジャーデビューは7月19日の対フィリーズ戦である。試合終盤に代打として登場し、見事にメジャー初ヒットを放った。売り物の外野からの強肩でも大きくアピールするなど、この年はメジャーで42試合に出場している。
1994年、開幕からドジャースのレギュラーに定着したモンデシーはその実力をいかんなく発揮した。ストライキで中断されたシーズンの中で、112試合に出場し、打率.306、16HR、56打点をマーク。さらにメジャートップの16捕殺を記録し、新人王のタイトルも獲得。ドジャースからはエリック・キャロス、マイク・ピアザに続く3年連続の新人王輩出となったのである(翌年以降も野茂英雄、トッド・ホランズワースと続き、5年連続まで伸ばしている)。
1995年も勢いは収まるところを知らなかった。初のオールスター出場の名誉も手にし、ゴールドグラブ賞も獲得。139試合の出場で、打率.285、26HR、88打点、27盗塁という記録を残し、ドジャースとしては1988年のカーク・ギブソン以来となる20HRと20盗塁による「20-20」クラブ入りを果たした。さらに2年連続でメジャートップの16捕殺も記録している。チームも地区優勝を果たし、初めてのポストシーズンも経験することが出来た(しかし、ディビジョンシリーズでレッズに3連敗)。
1996年、すでにメジャーを代表する外野手になっていたモンデシーは、打撃でも高い成績を残す。157試合に出場し、打率.297、24HR、88打点をマークし、2塁打数はリーグ6位となる40本を放っている。翌1997年は、打率.310、30HR、87打点、32盗塁を記録し、球団史上初の「30-30」クラブ入りを決めた。2塁打42本、3塁打5本を含めた長打77本は、モンデシー自身のキャリアハイであり、ドジャースの球団記録にもなった。さらに自身2度目のゴールドグラブ賞も獲得している。
1998年はチーム内に移籍が相次ぎ、これまでライトを主に守ってきたモンデシーがセンターに回ることが多くなった。この年は148試合の出場で、打率.279、30HR、90打点、16盗塁という数字を残している。翌1999年は開幕から好調をキープ。5月末の段階でHRダービーのトップに立つほどの打棒を見せていたが、その後はなかなかHRが出なかった。結局、大振りが目立つこともあり、打率は.253とこれまでと加えると大幅に下げたが、33HR、99打点、36盗塁で2度目の「30-30」クラブ入りを果たしている。
球団と揉めることが多くなってきたモンデシーは、この年のオフにはショーン・グリーンとの交換でブルージェイズへ移籍することが決まった。ブルージェイズのユニフォームを着て迎えた2000年は。突然の環境の変化に対応できず、さらに怪我もあり、わずか96試合の出場に留まってしまった。終盤には右肘の手術も決意し、移籍1年目は期待に応えることが出来ずに終わったのである。
戦線に復帰した2001年、守備での安定感は相変わらずだが、打撃は大振りが目立った。149試合の出場で、打率.252、27HR、84打点、30盗塁という成績に終わり、移籍候補として名前が挙がることもしばしばだった。しかし、膨れあがったモンデシーの年俸を引き受ける球団は限られているというのも事実であった。
2002年、開幕序盤からこそ好調だったが、徐々に調子を落としていった。7月1日にヤンキースへの移籍が決まるが、この時点での打率はわずか.224に過ぎない。ヤンキースでも決して高い成績を残したわけではなく、高い年俸のみが残っているという状況である。この年は2球団で合わせて146試合に出場し、打率.232、26HR、88打点という数字を残している。オフには放出要員として名前が挙がったが、残留が決まっている
2003年は開幕をヤンキースのライトで迎え、シーズン序盤が打率3割を超える高打率を維持した。しかし、5月半ばから徐々に下降線をたどり、7月末にはダイヤモンドバックスへの移籍が決まった。移籍後は好調は維持したこともあり、この年は2球団で計143試合の出場で打率.272、24HR、71打点という成績を残した。
2004年、開幕直前の2月にパイレーツと契約。パイレーツの外野の一角を占めたモンデシーは好調を維持していたが、5月に入って間もなく、個人的な理由で故郷のドミニカ共和国に帰った。身勝手な行動により、パイレーツから解雇されてしまう。5月末にエンゼルスと契約するも、怪我が相次ぎ、さらに行動が不審であることからメジャーリーグ機構からも調査を受けた。エンゼルスも解雇されることとなるが、後にこれはかつての打撃インストラクターだったマリオ・ゲレーロから脅迫を受けていたことがわかった。
2005年はブレーブスと契約するも、もはや往年の力はなく、5月末を最後に戦線を離れた。そのままメジャーリーグの舞台から遠ざかることとなったのである。メジャーでの通算成績は打率.273、1589安打、271HR、860打点、229盗塁というものである。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
受賞アワード一覧
- 新人王(1994-NL)
- ゴールドグラブ賞:2回(1995-NL、1997-NL)
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1993 LAD 42 86 13 25 3 1 4 10 16 4 4 .322 .488 .291 1994 LAD 112 434 63 133 27 8 16 56 78 16 11 .333 .516 .306 1995 LAD 139 536 91 153 23 6 26 88 96 33 27 .328 .496 .285 1996 LAD 157 634 98 188 40 7 24 88 122 32 14 .334 .495 .297 1997 LAD 159 616 95 191 42 5 30 87 105 44 32 .360 .541 .310 1998 LAD 148 580 85 162 26 5 30 90 112 30 16 .316 .497 .279 1999 LAD 159 601 98 152 29 5 33 99 134 71 36 .332 .483 .253 2000 Tor 96 388 78 105 22 2 24 67 73 32 22 .329 .523 .271 2001 Tor 149 572 88 144 26 4 27 84 128 73 30 .342 .453 .252 2002 Tor 75 299 51 67 16 1 15 45 57 31 9 .301 .435 .224 2002 NYY 71 270 39 65 18 0 11 43 46 28 6 .315 .430 .241 2003 NYY 98 361 56 93 23 3 16 49 66 38 17 .330 .471 .258 2003 Ari 45 162 27 49 8 1 8 22 31 18 5 .372 .512 .302 2004 Pit 26 99 8 28 8 0 2 14 27 11 0 .355 .424 .283 2004 Ana 8 34 2 4 1 0 1 1 4 2 0 .189 .235 .118 2005 Atl 41 142 17 30 7 1 4 17 35 12 0 .271 .359 .211 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1525 5814 909 1589 319 49 271 860 1130 475 229 .331 .485 .273
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:1回(1995-NL)
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