- 2009-06-16 (火) 0:05
- MLB Players

#0 レイ・オルドニェス(Rey ORDONEZ) | SS

- 1993年10月・メッツと契約
- 1972年11月11日生 右投右打 175センチ 72キロ
- キューバ出身
選手の紹介文
1990年代後半、メッツに突如現れたショートストップのレイ・オルドニェス。野生的な運動神経から繰り出されるアクロバティックなミラクルプレーを見せた。打撃力の欠如を補うだけの守備力が売りであり、3年連続ゴールドグラブ賞を受賞している。一時はオジー・スミスの後継者と目されたこともある。
キューバで生まれたオルドニェスは、キューバの国内リーグでプレーを始め、荒削りではあるが持ち前の俊敏さから大きな期待がかけられていた。1993年、ニューヨーク州バファローで開催されたワールドユニバーシティーゲームにてキューバ代表として参加したとき、宿舎を囲む高さ2.5メートルのフェンスをよじ登って脱出した。
そのままキューバからの亡命を果たすと、1993年10月にはメッツと契約を交わした。そして、1994年はメッツ傘下の1Aと2Aで経験を重ねることとなる。守備範囲も広く、強肩でもあり、フィールディングそのものは派手ではあることから不安定さを垣間見せながらも、潜在能力の高さは一目瞭然だった。
1995年は3Aノーフォークでフルシーズンを過ごした。124試合に出場し、打率は.214と振るわなかったが、守備力の高さは抜群であった。すでにオジーと比較される声もあり、翌年以降のメジャー昇格がほぼ確定となったのである。この年までメッツのショートストップだったホゼ・ビスカイーノをセカンドに移し、オルドニェスの昇格を待ったのである。
1996年、スプリングトレーニングからオルドニェスの守備には注目が集まった。そして開幕ロースター入りを果たすと、8番ショートストップとして開幕戦(対カージナルス)に出場。この開幕戦において、7回表の守備で魅せた。1塁にロイス・クレイトンを置いて、レイ・ランクフォードにレフト線を破る痛烈なヒットを打たれた。ボールが転々とする間に、スタートを切っていたクレイトンは3塁を回った。ここでレフトのバーナード・ギルキーからの受け取った送球を外野深くで両ヒザをつく形で受け取ったオルドニェスは、そのままの体勢からバックホーム。送球はワンバウンドで捕手トッド・ハンドリーのミットに吸い込まれ、クレイトンを見事に刺したのである。このプレーをオジーの目の前で見せている。
開幕戦で衝撃的なデビューを飾り、最初は派手なファインプレーと凡ミスが同居していたが、それも徐々にぶれが収まってきた。セカンドを守るエドガード・アルフォンゾとの絶妙なコンビネーションも見物であった。アルフォンゾが体勢を崩しながら捕ったボールをオルドニェスにトスし、それをオルドニェスが目にも止まらぬ速さで1塁に送球し、アウトにしたプレーもある。メジャー1年目は151試合に出場し、打撃面では打率.257に終わっている。新人王投票では5位に付けている。
1997年になると守備力に堅実さが加わった。守備範囲の広さは驚異的であり、全力で背走した末のジャンピングキャッチを始めとし、セカンドゴロや浅いライトフライまで捕ってしまうほどのものである。途中怪我での離脱があり、120試合の出場に留まるが、エラー数はわずかに9個であり、自身初となるゴールドグラブ賞を受賞するなど、リーグを代表する選手として認められる存在となった。
1998年と1999年も、打率こそ.250前後ではありながらもゴールドグラブ賞の常連となっていた。チームとしてはマイク・ピアザ、ジョン・オルルド、ロビン・ベンチャラらが加入し、強打と鉄壁の内野陣を形成している。1999年のオルドニェスはわずか4個しかエラーを喫しておらず、守備率は.994とメジャーでのシーズン記録を更新している。また、1999年からはノーエラーの連続試合記録も作った。
2000年、開幕戦を日本で迎えることとなった。史上初となる日本でのメジャーリーグ公式戦となったが、このときオルドニェスがまさかのエラー。2年がかりで継続が期待された連続ノーエラー試合記録は104試合でストップしてしまった。エラーしたことが話題になるほど、守備面での評価の高さは認知されていたのである。しかし、この年の5月末にランナーとの交錯プレーで左前腕部を骨折し、残りのシーズンを棒に振ってしまう。オルドニェスのキャリアに陰を落とすこととなってしまった。リーグ優勝を果たしたメッツだが、ワールドシリーズでメッツのショートストップを守っていたのは、途中加入のマイク・ボーディックだった。
2001年に復帰を果たすも、以前のようなプレーは見せられなくなった。メッツには2002年まで在籍し、2003年からはデビルレイズへと移籍するとフリオ・ルーゴの控えに甘んじており、わずか34試合にしか出場出来ていない。2004年はパドレスと契約を交わすも、メジャー昇格できないまま解雇され、カブスと契約(23試合にだけ出場)。2005年はパドレスとマイナー契約、1年おいて2007年にもマリナーズとマイナー契約(開幕直前にジャイアンツへ移籍)するが、メジャー昇格は果たせなかった。
怪我により、大きく狂わされることとなったオルドニェスのメジャー生活。通算成績は打率.246、767安打、12HR、287打点、28盗塁というものである。メジャーリーグの舞台への復帰を模索している最中だが、再びオルドニェスの華麗なプレーが見られる可能性は低いと言わざるを得ない。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
受賞アワード一覧
- ゴールドグラブ賞:3回(1997-NL~1999-NL)
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1996 NYM 151 502 51 129 12 4 1 30 53 22 1 .289 .303 .257 1997 NYM 120 356 35 77 5 3 1 33 36 18 11 .255 .256 .216 1998 NYM 153 505 46 124 20 2 1 42 60 23 3 .278 .299 .246 1999 NYM 154 520 49 134 24 2 1 60 59 49 8 .319 .317 .258 2000 NYM 45 133 10 25 5 0 0 9 16 17 0 .278 .226 .188 2001 NYM 149 461 31 114 24 4 3 44 43 34 3 .299 .336 .247 2002 NYM 144 460 53 117 25 2 1 42 46 24 2 .292 .324 .254 2003 TB 34 117 14 37 11 0 3 22 12 2 0 .328 .487 .316 2004 CHC 23 61 2 10 3 0 1 5 14 2 0 .190 .262 .164 ------------------------------------------------------------------------------ Total 973 3115 291 767 129 17 12 287 339 191 28 .289 .310 .246
キャリアハイライト一覧
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