- 2008-10-24 (金) 0:05
- MLB Players

#54 リッチ・ゴセージ(Rich GOSSAGE) | RP

- 1970年6月ドラフト・ホワイトソックス9位(全米198番目)
- 1951年7月5日生 右投右打 190センチ 102キロ
- コロラド州出身
選手の紹介文
100マイルの剛速球で、1970年代後半から80年代にかけてクローザーとして一時代を築いたリッチ・ゴセージ。3度の最多セーブ王のタイトル獲得に加え、9度のオールスター出場を果たすなど、存在感溢れるクローザーだった。日本プロ野球にも身を置いたことのある通算310セーブ右腕は、2008年に晴れて殿堂入りを果たしている。
コロラド州に生まれたゴセージは、1970年のドラフトでホワイトソックスから9位指名(全米198番目)を受けて、プロ入りを決めた。1971年は1Aアップルトンに在籍し、まだ19歳という若さであったが、25試合に登板(先発は24試合)し、リーグトップの18勝(2敗)、防御率1.83をマーク。15完投に7完封というのも、いずれもリーグトップと抜群の将来性を見せたのである。
1972年にメジャーデビューを果たした。ホワイトソックスの一員として36試合に登板(先発は1試合のみ)し、7勝1敗2セーブという結果を残している。翌1973年は3Aアイオワとメジャーで半々過ごし、先発とリリーフの両方をこなした。1974年からはメジャー定着を果たしたゴセージだが、起用方針はまだ定まってなかった。
1975年、ホワイトソックスのクローザーに抜擢されると、62試合に登板し9勝8敗26セーブ、防御率1.84という安定感を見せ、最多セーブ王のタイトルを獲得。この年はクローザーでありながら投球回数は141回2/3を記録するなど、分業制が定着する前の過渡期とも言える時期であったことが伺える。
1976年は先発に回り、9勝17敗、防御率3.94という結果に終わったゴセージ。翌1977年からは交換トレードでパイレーツに移籍。この年以降はリリーフ専門となり、先発のマウンドに立つことはなくなった。パイレーツでは72試合に登板し、11勝9敗26セーブという好成績を残し、オフにFA宣言。ヤンキースと契約を結ぶに至ったのである。
ヤンキースに移籍した1978年、開幕戦でサヨナラHRを浴びるとんでもないスタートとなったが、結果として63試合に登板し、10勝11敗27セーブをマーク。自身2度目の最多セーブ王となったのである。この年は7月の段階でヤンキースは地区首位レッドソックスに14ゲーム差を付けられていたが、そこから同率首位まで持ち込んだ。最後はワンゲームプレーオフに持ち込み、先発ロン・ギドリーを引き継ぐ形で7回1アウトから登板したゴセージは、最後の2回2/3を投げきり勝利に貢献した。リーグチャンピオンシップシリーズ(対ロイヤルズ)、ワールドシリーズ(対ドジャース)でも好投し、自身初の世界一の美酒に酔ったのである。
ヤンキースでは計6シーズン過ごすことになったゴセージ。1980年はキャリアハイの33セーブを挙げているが、この年はリーグチャンピオンシップシリーズ(対ロイヤルズ)でジョージ・ブレッドにサヨナラHRを浴びるなど、厳しい結果に終わった。ストライキの影響で前後期制となった1981年は、ポストシーズンで計6セーブを挙げる活躍を見せたが、ワールドシリーズではドジャースの前に敗れてしまった。
1984年からはFAでパドレスに移籍し、いきなり25セーブを挙げて、球団史上初となるリーグ優勝に貢献(ワールドシリーズではタイガースの前に敗れたが)。1988年からはカブス、ジャイアンツ、古巣ヤンキースと渡り歩き、1990年には日本の福岡ダイエーホークスでもプレーしている。翌1991年からはメジャーに復帰するが、すでにクローザーではなく、1994年を最後にユニフォームを脱いでいる。
通算で1002試合に登板し、通算310セーブを挙げているが、3イニングに跨って記録したセーブ数は52個にものぼる。オールスターにも9回選出されるなど、リーグを代表するクローザーだったことは紛れもない。2000年には殿堂入り資格を有するが、あとわずかで殿堂入りを逃し続けてきたが、有資格9年目となる2008年に待望の殿堂入りを果たしたのである。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
- 最多セーブ:3回(1975-AL、1978-AL、1980-AL)
受賞アワード一覧
各年度別成績一覧
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 1972 CWS 36 1 0 0 7 1 2 80.0 72 57 44 44 38 4.28 1973 CWS 20 4 1 0 0 4 0 49.2 57 33 37 44 41 7.43 1974 CWS 39 3 0 0 4 6 1 89.1 92 64 47 45 41 4.13 1975 CWS 62 0 0 0 9 8 26 141.2 99 130 70 32 29 1.84 1976 CWS 31 29 15 0 9 17 1 224.0 214 135 90 104 98 3.94 1977 Pit 72 0 0 0 11 9 26 133.0 78 151 49 27 24 1.62 1978 NYY 63 0 0 0 10 11 27 134.1 87 122 59 41 30 2.01 1979 NYY 36 0 0 0 5 3 18 58.1 48 41 19 18 17 2.62 1980 NYY 64 0 0 0 6 2 33 99.0 74 103 37 29 25 2.27 1981 NYY 32 0 0 0 3 2 20 46.2 22 48 14 6 4 0.77 1982 NYY 56 0 0 0 4 5 30 93.0 63 102 28 23 23 2.23 1983 NYY 57 0 0 0 13 5 22 87.1 82 90 25 27 22 2.27 1984 SD 62 0 0 0 10 6 25 102.1 75 84 36 34 33 2.90 1985 SD 50 0 0 0 5 3 26 79.0 64 52 17 21 16 1.82 1986 SD 45 0 0 0 5 7 21 64.2 69 63 20 36 32 4.45 1987 SD 40 0 0 0 5 4 11 52.0 47 44 19 18 18 3.12 1988 CHC 46 0 0 0 4 4 13 43.2 50 30 15 23 21 4.33 1989 SF 31 0 0 0 2 1 4 43.2 32 24 27 16 13 2.68 1989 NYY 11 0 0 0 1 0 1 14.1 14 6 3 6 6 3.77 1991 Tex 44 0 0 0 4 2 1 40.1 33 28 16 16 16 3.57 1992 Oak 30 0 0 0 0 2 0 38.0 32 26 19 13 12 2.84 1993 Oak 39 0 0 0 4 5 1 47.2 49 40 26 24 24 4.53 1994 Sea 36 0 0 0 3 0 1 47.1 44 29 15 23 22 4.18 ----------------------------------------------------------------------------- Total 1002 37 16 0 124 107 310 1809.1 1497 1502 732 670 605 3.01
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:9回(1975-AL、1976-AL、1977-NL、1978-AL、1980-AL~1982-AL、1984-NL、1985-NL)
- 世界一経験:1回(1978-NYY)
- 殿堂入り:2008年(投票率:85.8%)※9回目
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