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Richie ASHBURN(リッチー・アシュバーン)

Major League Baseball

#1 リッチー・アシュバーン(Richie ASHBURN) | OF

リッチー・アシュバーン

  • 1945年・フィリーズと契約
  • 1927年3月19日生 右投左打 178センチ 79キロ
  • ネブラスカ州出身

選手の紹介文
スピード感溢れるプレーを見せたアシュバーン。スピード感溢れるプレーで、1950年代のフィリーズを支えた名外野手のリッチー・アシュバーン。コツンコツンと左右に打ち分ける打撃でシングルヒットを打ち重ねる一方、打球に対するポジショニングの巧みさを見せる守備を見せたことで知られる。1950年に「ウイズ・キッズ(WHIZ KIDS)」と呼ばれたフィリーズ躍進時の主力選手である。

ネブラスカ州に生まれたアシュバーンは幼少時から野球の才能を発揮し、当時のポジションは捕手であった。16歳の頃にはカージナルスの入団テストを受けるも若すぎて契約を交わせなかった。その後、インディアンズからの契約の打診があるものの年齢がネックとなった。そして、アシュバーンが16歳の頃の1945年、フィリーズと契約し、スピードを生かすべく外野手にコンバートしている。

プロ1年目となる1945年はマイナーで106試合に出場し、打率.312をマーク。その後、兵役により一時戦線離脱するが、1947年に戻ってくると137試合の出場で打率.362と非凡な数字を残した。これによりマイナーリーグを卒業することとなり、1948年からは活躍の舞台をメジャーリーグに移すことになったのである。

1948年4月にメジャーデビューを飾ると、そのまま外野の一角を占め、117試合に出場し、打率.333、32盗塁をマーク。新人にして盗塁王のタイトルを獲得したのである。さらに広い守備範囲を見せる外野守備でも注目を浴びている。翌1949年も154試合の出場で、打率.284を記録している。

1950年はアシュバーンにとって重要な1年となった。ずっと低迷していたフィリーズだったが、ロビン・ロバーツ、カート・シモンズという左右のエースに加え、デル・エニス、ディック・シスラーという若い主砲が台頭しており、そのチームの先頭打者としてアシュバーンがいた。そして、それらの若い力で躍進し、フィリーズは9月半ばまで首位をキープしたのである。

ここからドジャースの猛烈な追い上げにより、差が詰まっていった。シモンズが徴兵で不在となり、故障者も相次ぐなど不運が重なったのである。シーズン最終戦の段階で首位フィリーズと2位ドジャースとの差はわずか1ゲームであり、仮に負ければ同率で並んでしまうという状況になってしまった。そしてその最終戦は先発ロバーツの踏ん張りもあり、1対1のまま9回表を迎えるも、ここから大ピンチを迎えてしまう。

1アウト1塁2塁で迎える打者はドジャース主砲のデューク・スナイダー。スナイダーの打球はセンターを守るアシュバーンの前に飛んだ。2塁ランナーは3塁を回って一気にホームを狙うが、アシュバーンが目の覚めるような好返球。ホームで刺し、ピンチを救ったのである。目の覚める好返球に注目が集まったが、あらかじめ浅めの守備位置を取っていた点も見逃せない。試合は延長にもつれ、シスラーのHRで勝ち越し、フィリーズに35年ぶりのリーグ優勝がもたらされたのである。この年のアシュバーンは151試合に出場し、打率.303をマークしている(しかし、ワールドシリーズではヤンキースの前に4連敗)。

長打力はないが安打製造機のごとくヒットを打ち重ねるアシュバーンは「シングルスヒッター」とも呼ばれた。1951年(221安打)、1953年(205安打)、1958年(215安打)とリーグトップの安打数を記録。さらに1954年を境に四球を選ぶ数が増えると、1955年(打率.338)、1958年(打率.350)と首位打者のタイトルを手にしている。そして、1960年からカブスへ移籍し、2年間プレー。そして、1962年にメッツで1年プレー後、現役引退を決めた。

首位打者を獲得することは2度を数えるなど安打を積み重ねた。アシュバーンをアシュバーンたらしめたのはその守備である。シーズンで500以上の捕殺数を記録したのは4度を数え、これはメジャー記録でもある。いかに守備範囲が広いかと言うことと、ポジショニングの良さが挙げられる。俊足と読みが鋭くなければ達成できない記録でもある。

メジャーでの通算の打撃成績は打率.308、2574安打、29HR、586打点、234盗塁というものである。記録した安打の86パーセントはシングルヒットであった。打撃面で2塁打を打つ機会は少なかったが、2塁打をもぎ取る守備に対しては評価が高い。なかなか殿堂入りは果たせなかったが、1995年にベテランズ委員会の選出で殿堂入りを決めた。奇しくもフィリーズで同じ時期にプレーすることはなかったが、1980年にフィリーズに初の世界一をもたらしたマイク・シュミットと同じ年に殿堂入りすることとなった。

引退後はフィリーズの専属アナウンサーとして20年以上を過ごすことになったアシュバーン。1997年に心臓発作で急逝してしまった。翌1998年にアシュバーンが一貫して付けていた背番号1番がフィリーズの永久欠番に指定されている。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

  • 首位打者:2回(1955-NL、1958-NL)
  • 盗塁王:1回(1948-NL)

受賞アワード一覧

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1948  Phi  117  463   78  154  17   4   2   40   22   60   32  .406 .400  .333
 1949  Phi  154  662   84  188  18  11   1   37   38   58    9  .339 .349  .284
 1950  Phi  151  594   84  180  25  14   2   41   32   63   14  .366 .402  .303
 1951  Phi  154  643   92  221  31   5   4   63   37   50   29  .383 .426  .344
 1952  Phi  154  613   93  173  31   6   1   42   30   75   16  .357 .357  .282
 1953  Phi  156  622  110  205  25   9   2   57   35   61   14  .386 .408  .330
 1954  Phi  153  559  111  175  16   8   1   41   46  125   11  .441 .376  .313
 1955  Phi  140  533   91  180  32   9   3   42   36  105   12  .449 .448  .338
 1956  Phi  154  628   94  190  26   8   3   50   45   79   10  .384 .384  .303
 1957  Phi  156  626   93  186  26   8   0   33   44   94   13  .390 .364  .297
 1958  Phi  152  615   98  215  24  13   2   33   48   97   30  .440 .441  .350
 1959  Phi  153  564   86  150  16   2   1   20   42   79    9  .360 .307  .266
 1960  CHC  151  547   99  159  16   5   0   40   50  116   16  .415 .338  .291
 1961  CHC  109  307   49   79   7   4   0   19   27   55    7  .373 .306  .257
 1962  NYM  135  389   60  119   7   3   7   28   39   81   12  .424 .393  .306
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     2189 8365 1322 2574 317 109  29  586  571 1198  234  .393 .382  .308

キャリアハイライト一覧

  • オールスター出場:5回(1948-NL、1951-NL、1953-NL、1958-NL、1962-NL)
  • 殿堂入り:1995年(ベテランズ委員会)
  • 永久欠番:#1(Phillies)

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