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Rick ANKIEL(リック・アンキール)

St.Louis CARDINALS

#24 リック・アンキール(Rick ANKIEL) | RF

リック・アンキール

  • 1997年6月ドラフト・カージナルス2位(全米72番目)
  • 1979年7月19日生 左投左打 185センチ 95キロ
  • フロリダ州出身

過去3年間の成績

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 2007  StL   47  172   31   49   8   1  11   39   41   13    1  .328 .535  .285
 2008  StL  120  413   65  109  21   2  25   71  100   42    2  .337 .506  .264
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total      222  672  105  176  30   4  38  119  170   61    3  .325 .488  .262

選手の紹介文
カージナルスの外野の一角を占めるアンキール。投手から打者に転向し、メジャーリーグの舞台に舞い戻ってきたリック・アンキール。投手時代にはシーズン11勝を挙げるほどの結果を残したがノーコンに苦しみ、浮上することはなかった。数年のブランクを経て、高い打撃能力がアンキールを救ったのである。年齢的にもまだ若く、まだまだ成績を伸ばす可能性を秘めている。

フロリダ州に生まれたアンキールは左腕投手として桁違いの実力を見せていた。高校3年生時には11勝1敗、防御率0.47、投球回数74回に対して162奪三振と圧倒的な奪三振率を誇ったのである。さらに打つ方でも打率4割を常に越えており、チームの中でも3番か4番という主軸を任されるほどの打者でもあった。

1997年ドラフトの目玉となったが、ふたを開けてみればカージナルスからの2位指名(全米72番目)となった。これはアンキールの代理人がスコット・ボラスだったことにより多くの球団が尻込みしたというのが実際のところである。契約にこぎつけたのは8月末のことである。契約金は250万ドルで、当時の新人選手としては破格の金額でもあった。

ドラフト指名された1997年はプロの舞台では投げていないが、ジュニアの全米代表に選出され、国際舞台も経験。投手としては5試合に先発し、3勝0敗、防御率1.82、投球回数29回2/3に対して48奪三振、12四球という数字を残した。さらに外野手として13試合に出場しており、打率.387、3HR、16打点と非凡な打撃センスを見せていた。チームは銅メダルを手にしている。

プロとしてのキャリアは1998年からスタート。1Aピオリアと1Aプリンスウイリアムの2つのランクでプレーし、合わせて12勝6敗、防御率2.63、222奪三振(投球回数161回)をマーク。翌1999年は2Aアーカンソーで開幕と迎えると、8試合の先発で6勝0敗、防御率0.91、75奪三振(投球回数49回1/3)という好成績で残し、3Aメンフィスへ昇格。3Aでも16試合に先発し、7勝3敗、防御率3.16、119奪三振(投球回数88回1/3)という成績を残し、8月末にはメジャーからお呼びがかかった。まだ20歳になったばかりのアンキールがメジャーリーガーとなったのである。

8月23日のエクスポズ戦で初のメジャーのマウンドに立つと、5回3失点という内容で勝敗付かず。アンキールのメジャー最初の5試合の登板は先発だったが、結果的に初白星は挙げられなかった。チーム事情もあり、終盤はプルペンに回った。メジャー1年目は9試合の登板(先発は5試合)で0勝1敗、防御率3.27、39奪三振という数字に終わっている。

かつては若手左腕投手として大きな期待がかけられていた。2000年はメジャーでフルシーズン過ごした。開幕から先発ローテーションに入り、終始高い奪三振率を誇った。特にシーズン終盤の9月には5試合に先発し、3勝0敗、防御率1.65という安定感を見せて、カージナルスの地区優勝に貢献した。この年のアンキールは31試合の登板(先発は30試合)で、11勝7敗、防御率3.50、194奪三振(投球回数は175回)をマーク。9イニング換算の奪三振率は9.98個を数え、カージナルスの新人投手によるシーズン奪三振記録とすれば、ディジー・ディーン(191奪三振/1932年)の記録を塗り替えるものである。

新人としては申し分のないシーズンを送ったアンキールだが、この年のポストシーズンに試練が待っていた。ディビジョンシリーズ(対ブレーブス)を前にカージナルス投手陣は怪我人が相次いでおり、アンキールにかかる期待は非常に大きかった。そこで第1戦の先発にアンキールが指名され、グレッグ・マダックスと投げ合うことになった。序盤に味方の大量リードをもらったアンキールだったが、3回のマウンドから急遽乱れてしまう。コントロールを失ったのである。2安打4四球の5暴投で降板することとなった。アンキールがこのような状態でもチームはディビジョンシリーズを3連勝で勝ち抜いている。

リーグチャンピオンシップシリーズ(対メッツ)では第2戦の先発が任されたアンキール。しかし、3四球の2暴投で1回すら持たずに降板。第5戦にはリリーフ登板するが、2四球の2暴投であっさりと降板。シーズン中のアンキールの姿はなく、チームも敗退した。最悪のシーズン終了だったが、シーズン後の新人王投票でもラファエル・ファーカルに次ぐ2位に付けるなど、アンキールの将来はまだ明るいと思われていたのである。

2001年はメジャーで開幕を迎えるが6試合に先発し、1勝2敗、防御率7.13、27奪三振、25四球(投球回数は24回)と言う内容で3Aへ降格。3Aでも3試合の先発で防御率10.79と散々な成績で、ルーキーリーグにまで降格させられた。さすがにルーキーリーグでは14試合に先発し、5勝3敗、防御率1.33、158奪三振(投球回数は87回2/3)をマークするなど、格の違いを見せた。さらに指名打者としても打席に立ち、41試合の出場で打率.286、10HR、35打点と打棒も発揮している。

1日も早い復帰が待たれる状況だったが、2002年は開幕直前に左肘の痛めてしまい、投げることが出来ないまま、シーズンを棒に振った。翌2003年は2Aのブルペンからスタート。5月に入り先発のマウンドに立ったが、結果的に7月半ばに左肘手術を決断することとなった。この年は20試合の登板(先発は10試合)で2勝6敗、防御率6.29、64奪三振という数字を残している。

2004年、前年の手術からの復活を目指し、1Aから2A、3Aでの調整登板を経て9月にようやくメジャー昇格。5試合にリリーフ登板して1勝0敗、防御率5.40をマーク。投球回数10回に対して1四球と不安視された制球面では改善が見られたのである。それもつかの間、オフのトレーニング中に再び制球力に乱れが生じ、2005年3月には外野手へのコンバートを決断した。元々、打撃に目を見張るものがあったアンキールは外野手として再スタートを切ることとなった。

外野手としての守備にはまだ課題は多いアンキール。外野手として迎えた2005年シーズンは1Aで開幕を迎えた。51試合の出場で打率.270、11HR、45打点をマーク。8月に入ると2Aに昇格し、34試合の出場で打率.243、10HR、30打点とパワー面で目を見張ったのである。翌2006年はスプリングトレーニング中に左膝を痛めてしまい、リハビリに取り組んだが、結果としては手術に踏み切った。出場機会はなく、シーズンを終えている。

2007年は開幕を3Aで迎えると102試合の出場で打率.267、32HR、89打点という好成績を残した。3Aのオールスターゲームに選出されるなど実績を積み上げたアンキールは8月に入って待望のメジャー復帰。復帰戦となる8月9日のパドレス戦ではスタンディングオベーションで迎えられる中でHRも放った。メジャーでは47試合に出場し、打率.285、11HR、39打点を記録している。この年は3Aとメジャーで計43HRを放ったことになる。

2008年、スプリングトレーニングから好調を維持したアンキールは開幕ロースターの座を確保した。開幕戦ではアルバート・プホルスの後を打つ4番センターで出場するがノーヒット。2戦目には5番に回り、HR含む3安打を放っている。右肩、右膝と故障を抱えながら好不調を繰り返したが、7月の月間成績は打率.353、7HR、21打点と高い数字を残した。しかし9月に入って腰痛で離脱。手術を決断したことでそのままシーズン終了した。120試合に出場し、打率.264、25HR、71打点という成績に終わっている。遠回りしたアンキールもいつの間にか29歳になったが、まだ成長の余地はあると思われている。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

受賞アワード一覧

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1999  StL    9   10    0    1   0   0   0    0    3    0    0  .100 .100  .100
 2000  StL   33   68    8   17   1   1   2    9   20    4    0  .292 .382  .250
 2001  StL    6    8    1    0   0   0   0    0    5    1    0  .111 .000  .000
 2004  StL    5    1    0    0   0   0   0    0    1    1    0  .500 .000  .000
 2007  StL   47  172   31   49   8   1  11   39   41   13    1  .328 .535  .285
 2008  StL  120  413   65  109  21   2  25   71  100   42    2  .337 .506  .264
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total      222  672  105  176  30   4  38  119  170   61    3  .325 .488  .262

 YEAR Team    G  GS  CG SHO   W   L  SV     IP    H   SO   BB    R   ER    ERA
 -----------------------------------------------------------------------------
 1999  StL    9   5   0   0   0   1   1   33.0   26   39   14   12   12   3.27
 2000  StL   31  30   0   0  11   7   0  175.0  137  194   90   80   68   3.50
 2001  StL    6   6   0   0   1   2   0   24.0   25   27   25   21   19   7.13
 2004  StL    5   0   0   0   1   0   0   10.0   10    9    1    6    6   5.40
 -----------------------------------------------------------------------------
 Total       51  41   0   0  13  10   1  242.0  198  269  130  119  105   3.91

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