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Roberto ALOMAR(ロベルト・アロマー)

Major League Baseball

#12 ロベルト・アロマー(Roberto ALOMAR) | 2B

ロベルト・アロマー

  • 1985年2月・パドレスと契約
  • 1968年2月5日生 右投両打 183センチ 84キロ
  • プエルトリコ出身

選手の紹介文
ブルージェイズ時代に2度の世界一を経験したアロマー。父(サンディー・アロマー・シニア)がメジャーリーガー、兄(サンディー・アロマー・ジュニア)もメジャーリーガーという野球一家に育ったロベルト・アロマー。10度のゴールドグラブ賞受賞、12回のオールスター出場に加え、世界一も2度経験している名セカンドベースマンである。通算安打数も2724本を数え、殿堂入りはほぼ時間の問題と思われる。

プエルトリコで生まれたアロマー。父親の影響で当然のように野球を始める。父に加え、叔父3人もメジャーリーグに所属していることもあり、アロマー家の子供たちには必然的に注目が集まった。学校が休みになると家族で父に同行し、メジャーリーグの各球場を遊び場にアロマー兄弟は走り回った。後のスーパースター、バリー・ボンズとも遊び仲間だったという。リトルリーグに入って野球を始めると、内外野のほとんど全てのポジションを守った。その中でアロマーが好んで守ったのが、父と同じセカンドである。

17歳になったばかりの1985年、パドレスとマイナー契約を結び、プロの世界に足を踏み入れた。後年守備で名を挙げるアロマーも、この頃は守備で苦労した。契約したばかりの1年目は、1Aチャールストンで137試合に出場し、打撃面では打率.293をマークしたが、守備面では35個のエラーを喫するなど、これはセカンドとしてリーグ最多記録。言葉の壁もあり、苦しい時期ではあったが、メジャーリーガーになるという強い意志の上で練習を重ねた。

翌1986年は1Aレノで90試合に出場。打率.346と打棒を発揮し、さらに守備でも前年のエラー数の半分となる18個にまで減らした。俊敏な動きに強い肩と、生まれ持った才能を発揮する一面を見せるが、特に平凡なゴロをミスするなどのポカが目立っていた。

1987年は2Aウィチッタで打率.319を記録したアロマーは、1988年のメジャーリーグのスプリングキャンプに呼ばれる。開幕メジャーこそ逃したが、4月22日にはメジャーへ初昇格を果たした。その後、2度とマイナーで野球をすることはなかったのである。当時のパドレスは父が3塁コーチをつとめており、その中でメジャーデビューを迎えた。対戦相手はアストロズで、マウンドにはノーラン・ライアンがいた。ライアンはその昔、父とチームメイトだったこともあり、この対決には非常に戸惑ったという。結果はアロマーの3塁強襲ヒットと結果を残した。

セカンドのレギュラーを手中に収めたアロマーだが、メジャー3年目となる1990年にショートへとコンバートすることになった。愛着あるセカンドへの復帰を嘆願したが、受け入れてもらえず、シーズン終了後にはブルージェイズに移籍することが決まったのだ。交換相手はトニー・フェルナンデスフレッド・マグリフで、アロマーと共にブルージェイズに行くことになるのが前年にアロマーの兄との交換相手でパドレス入りしたばかりのジョー・カーターだった。ちなみにアロマーと兄とは1988年からの2年間パドレスの一員として一緒にプレーしているが、兄は2年で計8試合(1988年に1試合、1989年に7試合)に出場したのみでほとんどはマイナーだった。

野球一家に生まれたサラブレッドである。ブルージェイズに移籍しての1年目から大活躍を見せ、この年トロントのスカイドームで行われたオールスターゲームにファン投票で選出された。ちょうど前年、ホワイトソックスに移り正捕手の座を獲得したばかりの兄もファン投票で選出され、兄弟が揃ってオールスターのスタメンに名を連ねる快挙にも恵まれた。この年は、因縁あるライアンの7度目のノーヒッターの最後の打者になるということもあったが、移籍は大成功だった。オフにジャック・モリスデーブ・ウインフィールドを獲得し、チームとしての狙いも世界一に定まったのである。

1992年のアロマーは開幕から絶好調で、打率.310、8HR、76打点、49盗塁を記録した。チームも順当に勝ち進み、ブレーブスとのワールドシリーズでも勝利を収め、カナダに本拠を置くチームにとっての初めての世界一に大きく貢献したのである。この年も兄弟揃ってオールスターに出場。奇しくも場所は2人にとって想い出のサンディエゴだった。さらに1993年にもフィリーズを敗り、世界一に輝いた。父も為し得なかった世界一の座に、なんと2年連続で輝いたのである。

ブルージェイズに在籍していたアロマーは、本拠地スカイドーム内のホテルに住居を構えていた。球場がすぐ近く(?)て、トレーニング機器などの環境も揃っていることから、アロマーにとっては全く問題はなかった。元来真面目な性格であるアロマーは黙々とトレーニングをこなしたのだ。

ストライキでシーズンが途中で中断された1994年を境に、チームが主力選手を放出するという方針に不満をぶちつける。そんな状況の中で、1995年オフにFA宣言し、オリオールズと契約するに至った。この時のオリオールズには連続試合出場を続けるカル・リプケン・ジュニアがおり、2人で二遊間コンビを組めることにアロマーは喜びを感じたのだと言う。

スター街道を歩いていたアロマーに暗雲が立ちこめたのは、1996年9月27日のブルージェイズ戦だった。初回にフルカウントから見送った球をストライクと判定され抗議。一度は引き下がったが、アンパイアがいきなり退場を宣告。これで再び猛抗議を開始した。アンパイア側からラテン系に対する人種差別発言もあり、怒りが頂点に達したアロマーは唾をかけるという愚行を犯してしまったのである。この唾吐き事件は大きな話題となり、翌年の開幕からの5試合の出場停止が決まっている。

これ以降、各地でブーイングを浴びることになったアロマーだが、1998年からFAでインディアンズへの移籍が決定。この年のオールスターではMVPを獲得し、前年は兄がオールスターでMVPを獲得しているため、兄弟で2年連続MVPに輝く快挙を見せた。そして、1999年から兄もFAでインディアンズ入り。再びクリーブランドの地で同じユニフォームに袖を通すことになったのである(2001年から兄はホワイトソックス移籍)。

ファンからの人気も非常に高い選手である。インディアンズではショートを守るオマー・ビスケルと二遊間のコンビを組むことになった。毎試合、好プレーを見せる2人は注目の的で多くのファンを魅了した。2001年は首位打者争いに絡む打撃を見せ、リーグ3位の打率.336をマーク。さらにセカンドとして10度目のゴールドグラブ賞を獲得し、ライン・サンドバーグの持っていた9回受賞の記録を塗り替えたのである。

2002年からはメッツへ移籍。優勝請負人として期待は高かったが、打率.266と苦しんだ。翌2003年も不振で、シーズン途中にホワイトソックスへ移籍。2004年はダイヤモンドバックスからスタートするも、振るわずに途中でホワイトソックスへ出戻った。2005年はデビルレイズとマイナー契約を結ぶが、そのまま浮上することなく、現役引退を決めたのである。メジャー17年間での通算成績は打率.300、2724安打、210HR、1134打点というものである。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

受賞アワード一覧

  • オールスターMVP:1回(1998)
  • リーグチャンピオンシップシリーズMVP:1回(1992-AL)
  • ゴールドグラブ賞:10回(1991-AL~1996-AL、1998-AL~2001-AL)
  • シルバースラッガー賞:4回(1992-AL、1996-AL、1999-AL、2000-AL)

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1988  SD   143  545   84  145  24   6   9   41   83   47   24  .328 .382  .266
 1989  SD   158  623   82  184  27   1   7   56   76   53   42  .347 .376  .295
 1990  SD   147  586   80  168  27   5   6   60   72   48   24  .340 .381  .287
 1991  Tor  161  637   88  188  41  11   9   69   86   57   53  .354 .436  .295
 1992  Tor  152  571  105  177  27   8   8   76   52   87   49  .405 .427  .310
 1993  Tor  153  589  109  192  35   6  17   93   67   80   55  .408 .492  .326
 1994  Tor  107  392   78  120  25   4   8   38   41   51   19  .386 .452  .306
 1995  Tor  130  517   71  155  24   7  13   66   45   47   30  .354 .449  .300
 1996  Bal  153  588  132  193  43   4  22   94   65   90   17  .411 .527  .328
 1997  Bal  112  412   64  137  23   2  14   60   43   40    9  .390 .500  .333
 1998  Bal  147  588   86  166  36   1  14   56   70   59   18  .347 .418  .282
 1999  Cle  159  563  138  182  40   3  24  120   96   99   37  .422 .533  .323
 2000  Cle  155  610  111  189  40   2  19   89   82   64   39  .378 .475  .310
 2001  Cle  157  575  113  193  34  12  20  100   71   80   30  .415 .455  .336
 2002  NYM  149  590   73  157  24   4  11   53   83   57   16  .331 .376  .266
 2003  NYM   73  263   34   69  17   1   2   22   40   29    6  .336 .357  .262
 2003  CWS   67  253   42   64  11   1   3   17   37   30    6  .330 .340  .253
 2004  Ari   38  110   14   34   5   2   3   16   18   12    0  .382 .473  .309
 2004  CWS   18   61    4   11   1   0   1    8   13    2    0  .203 .246  .180
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     2379 9073 1508 2724 504  80 210 1134 1140 1032  474  .371 .443  .300

キャリアハイライト一覧

  • オールスター出場:12回(1990-NL、1991-AL~2001-AL)
  • 世界一経験:2回(1992-Tor、1993-Tor)

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