Home > MLB Players > Rod CAREW(ロッド・カルー)

Rod CAREW(ロッド・カルー)

Major League Baseball

#29 ロッド・カルー | 2B

ロッド・カルー

  • 1964年・ツインズと契約
  • 1945年10月1日生 右投左打 183センチ 82キロ
  • パナマ出身

選手の紹介文
1970年代を代表するカルーは、首位打者を7度も受賞。安打製造器の名を欲しいままに、7度も首位打者の名誉を手にしたロッド・カルー。15年連続で打率3割をマークし、オールスターにも18年連続で出場するほどの活躍を見せた。ツインズとエンゼルスの2球団でプレーし、カルーの背番号29は両球団で永久欠番になってはいるが、1度もワールドシリーズに出場できなかったのが、何よりの心残りでもある。

パナマ出身のカルーだが、生まれた場所とはパナマ運河を走るパナマ鉄道の電車の中である。母親が突然産気づき、たまたま電車に乗り合わせた医師のおかげでかろうじて出産する事が出来たのである。その医師がいなければ、無事に出産できたのかが分からないほどの難産であった。そこでカルーの名前(本名はロドニー)は、その医師から名前をもらったのである。

家計が非常に厳しかったこともあり、カルーが14歳の頃にアメリカ移住を決めた。行き先はニューヨークであり、この時はヤンキースの黄金時代だったことも重なり、それを見たカルーが野球に興味を持つのも当然のことであった。それから野球に明け暮れたカルーは体の線こそ細いが、野球センスは申し分がなく、ヒットを打つ能力に関しては際立ったものを見せていた。

しかし、高校卒業時にも憧れのヤンキースからは声がかからず、たまたまニューヨークに遠征に来たツインズにアピール。ヤンキースタジアムでテストを行い、そこで快打を見せたカルーは、これがきっかけでツインズと契約を結ぶことになる。初めてカルーの打撃を見たツインズのスカウトは、ヤンキースに見られるとさらわれてしまうと思い、即座に契約に動いたという。

1964年6月、ツインズと正式に契約を交わし、3年間のマイナー生活を経て、1967年にメジャー昇格。1Aからの昇格ではあったが、このチャンスをカルーは見事に生かした。ツインズのセカンドのポジションをつかみ取り、137試合の出場で150安打を放ち、打率.292をマーク。そして、見事に新人王を受賞した。非力でマイナーでもほとんどHRを打ってなかったカルーはこの年、8本のHRを放っている。

積極的な走塁でもチームに貢献した。メジャー3年目の1969年は、チームの監督にビリー・マーチンを迎え、チームの躍進と共にカルーの打撃も向上。マーチンの勧めもあり、この年はホームスチールを7回記録している。そして、打撃では打率.332をマークし、初めての首位打者を獲得した。この年から2地区制に分かれ、西地区優勝を果たしたツインズだったが、リーグチャンピオンシップシリーズでオリオールズにストレートで敗れ、ワールドシリーズへは進出できなかった(これが原因でマーチンはこの年限りで解任)。

上体を倒し、バットを寝かして構えるカルーの独特の打撃フォームは1970年代に入って見事に開花したといえる。1972年からは4年連続で首位打者を獲得。1976年こそ、ジョージ・ブレットに首位打者を奪われてしまうが、1977年からは再び2年連続で首位打者に輝いた。実に7年間で6度の首位打者獲得という快挙を達成したことになる。

特にカルーに注目が集まったのは1977年のことで、オールスターまでの前半戦で打率.394をマークしていた。1941年のテッド・ウイリアムス以来の4割打者誕生なるかと期待されたが、最終的には打率.388に終わってしまった。その中でも239本ものヒットを放ち、自己最多の14HR、100打点に加えて、128得点に16本の3塁打を記録し、自身初のMVPも活躍する最高の1年となった。

1979年はFAでエンゼルスへ移籍。それまでツインズでのプレーしてきた12年間で1度もワールドシリーズへコマを進められなかったが、エンゼルスには移籍してきたカルーに加え、エースのノーラン・ライアンや主砲のドン・ベイラーらがおり、充分にワールドシリーズを狙えるメンバーだった。この年はエンゼルス球団創立19年目にして初の地区優勝を飾るが、リーグチャンピオンシップシリーズでオリオールズに1勝3敗で敗れてしまった。

キャリアの最初はセカンドを守り、その後はファーストへコンバート。1975年の時点でセカンドからファーストにコンバートしていたカルーは、エンゼルスのファーストを守り、チームを引っ張っるだけの活躍を見せていた。エンゼルス時代に首位打者を獲得することは出来なかったが、打率は常に3割を越えており、初めて首位打者を獲得した1969年から15年連続の打率3割をマークしたことになる。

1982年に再びエンゼルスは地区優勝を飾るが、リーグチャンピオンシップシリーズでブリュワーズを相手に2連勝後に3連敗し、ワールドシリーズへの道は再び閉ざされてしまった。そして、カルーは1985年を最後にユニフォームを脱ぐことになってしまう。メジャーキャリア19年間で、通算3053安打、打率.328、353盗塁という輝かしい記録に、ワールドシリーズ出場という花を添えることは出来なかった。

1991年には殿堂入りの資格取得1年目に晴れて殿堂入りを決めた。現役時代は「3打席で4本もヒットを打てる」という評価まで受けた安打製造器のカルーは、1試合5安打を5度もマーク。引退後も野球スクールを開き、子供達に野球を教え、エンゼルスの打撃コーチとしても活躍。2002年、古巣のツインズとエンゼルスが戦ったリーグチャンピオンシップシリーズでは始球式も務めている。

<written by Kenji@webmaster>

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1967  Min  137  514   66  150  22   7   8   51   91   37    5  .341 .409  .292
 1968  Min  127  461   46  126  27   2   1   42   71   26   12  .312 .347  .273
 1969  Min  123  458   79  152  30   4   8   56   72   37   19  .386 .467  .332
 1970  Min   51  191   27   70  12   3   4   28   28   11    4  .407 .524  .366
 1971  Min  147  577   88  177  16  10   2   48   81   45    6  .356 .380  .307
 1972  Min  142  535   61  170  21   6   0   51   60   43   12  .369 .379  .318
 1973  Min  149  580   98  203  30  11   6   62   55   62   41  .411 .471  .350
 1974  Min  153  599   86  218  30   5   3   55   49   74   38  .433 .446  .364
 1975  Min  143  535   89  192  24   4  14   80   40   64   35  .421 .497  .359
 1976  Min  156  605   97  200  29  12   9   90   52   67   49  .395 .463  .331
 1977  Min  155  616  128  239  38  16  14  100   55   69   23  .449 .570  .388
 1978  Min  152  564   85  188  26  10   5   70   62   78   27  .411 .441  .333
 1979  Cal  110  409   78  130  15   3   3   44   46   73   18  .419 .391  .318
 1980  Cal  144  540   74  179  34   7   3   59   38   59   23  .396 .437  .331
 1981  Cal   93  364   57  111  17   1   2   21   45   45   16  .380 .374  .305
 1982  Cal  138  523   88  167  25   5   3   44   49   67   10  .396 .403  .319
 1983  Cal  129  472   66  160  24   2   2   44   48   57    6  .409 .411  .339
 1984  Cal   93  329   42   97   8   1   3   31   39   40    4  .367 .353  .295
 1985  Cal  127  443   69  124  17   3   2   39   47   64    5  .371 .345  .280
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     2469 9315 1424 3053 445 112  92 1015 1028 1018  353  .393 .429  .328

受賞タイトル一覧

  • MVP1回(1977)
  • 新人王(1967)
  • 首位打者7回(1969,72~75,77,78)

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Trackback:0

TrackBack URL for this entry
http://circlechange.com/players/rod-carew/trackback
Listed below are links to weblogs that reference
Rod CAREW(ロッド・カルー) from Circle Change

Home > MLB Players > Rod CAREW(ロッド・カルー)

ナショナルリーグ・球団情報
アトランタ・ブレーブス(Atlanta BRAVES) フロリダ・マーリンズ(Florida MARLINS) ニューヨーク・メッツ(New York METS) フィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia PHILLIES) ワシントン・ナショナルズ(Washington NATIONALS) シカゴ・カブス(Chicago CUBS) シンシナティ・レッズ(Cincinnati REDS) ヒューストン・アストロズ(Houston ASTROS) ミルウォーキー・ブリュワーズ(Milwaukee BREWERS) ピッツバーグ・パイレーツ(Pittsburgh PIRATES) セントルイス・カージナルス(St.Louis CARDINALS) アリゾナ・ダイヤモンドバックス(Arizona DIAMONDBACKS) コロラド・ロッキーズ(Colorado ROCKIES) ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles DODGERS) サンディエゴ・パドレス(San Diego PADRES) サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco GIANTS)
アメリカンリーグ・球団情報
ボルチモア・オリオールズ(Baltimore ORIOLES) ボストン・レッドソックス(Boston RED SOX) ニューヨーク・ヤンキース(New York YANKEES) タンパベイ・レイズ(Tampa Bay RAYS) トロント・ブルージェイズ(Toronto BLUE JAYS) シカゴ・ホワイトソックス(Chicago WHITE SOX) クリーブランド・インディアンズ(Cleveland INDIANS) デトロイト・タイガース(Detroit TIGERS) カンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City ROYALS) ミネソタ・ツインズ(Minnesota TWINS) ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles ANGELS) オークランド・アスレティックス(Oakland ATHLETICS) シアトル・マリナーズ(Seattle MARINERS) テキサス・レンジャーズ(Texas RANGERS)
カレンダー
« 2008 年 11 月 »
M T W T F S S
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
Amazon.co.jp
タグクラウド