- 2008-07-18 (金) 0:04
- MLB Players
#44 ロイ・オズワルト(Roy OSWALT) | SP

- 1996年6月ドラフト・アストロズ23位
- 1977年8月29日生 右投右打 183センチ 77キロ
- ミシシッピ州出身
過去3年間の成績
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 2005 Hou 35 35 4 1 20 12 0 242.2 243 184 48 85 79 2.94 2006 Hou 33 32 2 0 15 8 0 220.2 220 166 38 76 73 2.98 2007 Hou 33 32 1 0 14 7 0 212.0 221 154 60 80 75 3.18 ----------------------------------------------------------------------------- Total 221 209 12 4 112 54 0 1413.1 1374 1170 323 523 482 3.07
選手の紹介文
アストロズのエースとして安定感ある成績を残し続けているロイ・オズワルト。毎年のように200イニングを投げるタフさはチームにとって心強く、毎年のようにサイヤング賞の候補に挙がっている点は、高いレベルでのエースの条件を満たしている。メジャーデビューした2001年以降、メジャーリーグで1番多い白星を挙げている投手でもある。
大学に入ったばかりのオズワルトは磨かれてない原石といった感じの投手だった。その原石を見取ったアストロズがドラフト23位で指名。オズワルトは即入団せず、そのまま大学でのプレーを続けた。しかし、翌年のドラフトが近づくにつれ球速が増し、徐々に評価を高めるオズワルトとなんとか契約しようと、アストロズは50万ドルを用意してなんとか契約にこぎつけた。
昨年は1Aからのスタート。しかし、5月半ばに急遽2Aに上がり、いきなり15個もの三振を奪う完封勝利を演じた。そのまま2Aに残り、計19試合に登板して11勝4敗の防御率1.94を記録し、オリンピック代表メンバーにも選ばれた。
シドニーオリンピックでは、ベン・シーツに次ぐ2番手の先発として活躍。2試合に先発したが、2試合とも相手は韓国であった。最終的には銅メダルを獲得する韓国相手に、計13イニングを投げ2失点に抑え、チームに貢献し、金メダルを手にした。トミー・ラソーダ監督をして、「オーレル・ハーシハイザーに似ている」とまで言わしめた。
そして迎えた2001年、開幕は3Aだった。メジャーへ昇格したのは、5月に入ってからのことだった。徐々にメジャーに順応させようと、最初は中継ぎでの登板が続いた。そして、3試合目の登板となる5月14日の対レッズ戦で、先発ウェイド・ミラーに続く2番手として、6回から登板。3回2/3を2安打無失点に抑え、メジャー初勝利を手にする。
150キロ台のストレートに、カーブ、チェンジアップを加えた投球はいやがおうにも周囲の評価を高めさせた。そして、チームのローテーション投手だったホゼ・リマがタイガースへ移籍するのと入れ替わり、先発へ移る。初先発となった6月2日の対ドジャース戦は、6回まで投げ、エイドリアン・ベルトレイのソロホームランによる1点に抑えて、初めての先発での勝利を記録した。この1勝をきっかけにその後6連勝をマークする。
8月に入ってからも今季2度目の6連勝をマーク。今季14勝目となる9月9日の対ブリュワーズ戦では、散発7安打に抑え今季最多の12奪三振を記録し、メジャー初完封を記録した。結局、オズワルトは新人としては球団記録となる14勝(3敗)を記録し、防御率は2.73だった。地区優勝を果たしたアストロズはディビジョンシリーズでブレーブスの前に3連敗で敗れてしまった。このシリーズのマウンドにオズワルトは立てなかった。右股関節に違和感があったため、シーズン終盤からマウンドには上がっていなかったのである。こうしてオズワルトのメジャー1年目のシーズンを終えた。
2002年は2年目のジンクスどころか、大きな飛躍を果たしたシーズンとなった。35試合に登板(先発は34試合)し、19勝9敗、防御率3.01、208奪三振と堂々たる成績である。特に夏場に記録した9試合9連勝という数字は圧巻である。シーズン終盤に勝ち星を挙げられず、シーズン20勝は逃したが、サイヤング賞投票では4位タイに付けるなど、その実力は誰もが認めるとことである。
2003年、チームメイトであるロジャー・クレメンス、アンディ・ペティットなどの実績ある投手を押しのけ開幕投手となったが、怪我に苦しんだシーズンとなった。わずか21試合の登板で、10勝5敗、防御率2.97という数字に終わっている。6月11日の対ヤンキース戦に先発したオズワルトは腰に違和感を訴え、2回のマウンドに立たずに降板。すると後続の投手がヤンキース打線をノーヒットに抑え、結果として6投手でのノーヒッターを達成している(オズワルトから、ピート・ムンロ、カーク・サーロース、ブラッド・リッジ、オクタビオ・ドーテル、ビリー・ワグナーとつないでの投手リレーである)。
2004年、35試合に先発し、20勝10敗、防御率3.49、206奪三振という成績を残したオズワルト。サイヤング賞投票ではクレメンス、ランディ・ジョンソンに次ぐ3位に付けている。アストロズの投手としては史上8人目の20勝投手となり、1999年のマイク・ハンプトン(22勝)、リマ(21勝)に次ぐものである。ポストシーズンではリーグ優勝は果たせなかったが、救援登板1試合を含む3試合に登板し、1勝0敗、」防御率4.19という数字を残している。
2005年も怪我なくフルシーズンプレー。35試合の先発で20勝12敗、防御率2.94という成績を残した。アストロズの投手としての2年連続20勝はジョー・ニークロ以来の快挙でもある。投球回数242回2/3というのもエースとして頼れる数字である。チームも世界一は逃すが、球団史上初となるリーグ優勝を果たした。ポストシーズンでも3勝0敗と好成績を残したが、リーグチャンピオンシップシリーズのMVPに輝く活躍を見せている。この年のサイヤング賞投票でも4位にランクインしている。
2006年は15勝8敗、防御率2.98という数字で最優秀防御率のタイトルを受賞した。トレード期限が近づいてくると移籍の噂も立ち上がったが、結果としては残留が決定。自身の誕生日である8月29日に5年間7300万ドルという長期契約に合意した。シーズン終盤の9月18日の対レッズ戦で球団史上8人目となる通算1000奪三振を達成している。
2007年、シーズン早々に通算100勝を達成。14勝7敗、防御率3.18という安定感ある成績を残した。3年連続でオールスターにも選出されている。さらには投球回数212回を投げており、4年連続5度目の200回以上というチームにとってはありがたい存在である。翌2008年は開幕から負けが先行するなど苦しい展開が続いているが、長い目で見て心配する要素はない。
制球力に優れ、速球と2種類のカーブ、スライダー、チェンジアップを巧みに投げているオズワルト。ナックルボールも織り交ぜてくるのでは、という噂もある。まだ世界一になったことがないアストロズのエースとして、優れた投球術で今後も多くの白星を積み重ねていくことだろう。
<written by Kenji@webmaster>
各年度別成績一覧
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 2001 Hou 28 20 3 1 14 3 0 142.2 126 144 24 48 43 2.73 2002 Hou 35 34 0 0 19 9 0 233.0 215 208 62 86 78 3.01 2003 Hou 21 21 0 0 10 5 0 127.1 116 108 29 48 42 2.97 2004 Hou 36 35 2 2 20 10 0 237.0 233 206 62 100 92 3.49 2005 Hou 35 35 4 1 20 12 0 242.2 243 184 48 85 79 2.94 2006 Hou 33 32 2 0 15 8 0 220.2 220 166 38 76 73 2.98 2007 Hou 33 32 1 0 14 7 0 212.0 221 154 60 80 75 3.18 ----------------------------------------------------------------------------- Total 221 209 12 4 112 54 0 1413.1 1374 1170 323 523 482 3.07
受賞タイトル一覧
- 最多勝1回(2004)
- 最優秀防御率1回(2006)
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