- 2009-01-07 (水) 0:09
- MLB Players

#* ルーブ・ワッデル(Rube WADDELL) | SP

- 1897年・カーネルズと契約
- 1876年10月13日生 左投右打 186センチ 89キロ
- ペンシルベニア州出身
選手の紹介文
19世紀から20世紀のメジャーリーグ混乱期に活躍したルーブ・ワッデル。驚異の奪三振率を誇る大投手であったが、奇行でも知られる特殊な選手であった。幾多の球団を渡り歩くが、コニー・マック率いるアスレティックス時代が全盛期であり、1905年には投手のタイトルを総ナメしている。
ペンシルベニア州で生まれたワッデルは、幼き日から学校を抜け出して野球をしたり、風邪を引いているにも関わらず川に飛び込んだり、奇行が目立つ少年だった(発達障害があったとの話しもある)。「ルーブ」というのは愛称で、まぬけという意味で付けられたのである。
1894年頃からセミプロで投げ始め、1897年にはルイビル・カーネルズと契約した。プロキャリアをスタートさせるはずが、この年はわずか2試合にだけ出場しただけで登板機会は巡ってこなかった。その後、マイナーリーグのチームに貸し出される形で幾つかのチームを渡り歩くことになる。
1899年、マイナーのコロンバスで42試合に登板し、27勝(13敗)をマークする投球を見せて、シーズン終盤にカーネルズに戻った。わずか1ヶ月の間ではあったが7勝(2敗)をマークする活躍を見せた。オフにはカーネルズのオーナーがパイレーツを買収し、混成チームのパイレーツとして戦うこととなった。このとき、ワッデルとのチームメイトにはホーナス・ワグナーもいた。
1900年からパイレーツのユニフォームを着たワッデル。8勝13敗と負け越しながらもリーグ最高の防御率2.37をマークしている点は評価されるが、ワッデル特有の奇行がチーム首脳陣を困らせ、出場停止処分まで受けることとなった。再びマイナー球団を転々と歩くこととなるが、行く先々で投手としては抜群の実績を残している。その中で、後に名将として一時代を築くマックにも出会ったのである。
1901年にパイレーツからシカゴ・オーファンズ(現在のカブス)へ移籍。移籍先でも14勝14敗、防御率2.81と結果を残すが、これも奇行で嫌がられることとなる。翌1902年、再びマイナーで投げていたワッデルに、アスレティックスの監督になっていたマックが救いの手を差し伸べた。6月からのアスレティックス加入でありながら、24勝(7敗)、防御率2.05と抜群の成績を残したのである。さらにリーグトップの210奪三振をマーク。
ここからワッデルの全盛期が始まる。1903年は21勝(16敗)、防御率2.44、302奪三振をマークすれば、翌1904年も25勝(19敗)、防御率1.62、349奪三振と好成績を挙げた。2年連続300奪三振は、サンディー・コーファックス(1965~66年)の登場まで待たなければいけないほどの大記録である。さらに1905年は27勝(10敗)、防御率1.48、287奪三振と投手タイトル総ナメの投手三冠王に輝いた。しかし、この年は終盤にチームメイトとの喧嘩が元で怪我をして、リーグ優勝しながらもワールドシリーズで投げることは出来なかった(チームも世界一は逃している)。
1906年は15勝(17敗)、1907年は19勝(13勝)に終わると、ワッデルはブラウンズに5000ドルで売却される。移籍1年目の1908年には19勝(14敗)、防御率1.89、232奪三振を記録。特に古巣アスレティックスとの試合では当時のメジャー記録となる1試合16奪三振をマークした。これにはワッデルを観る為に集まったフィラデルフィアのファンの大歓声を送ったという。
1909年からは登板機会も減り、メジャーリーグの舞台からは1910年を最後に立っていない。その後はマイナー球団で投げ続け、1911年には20勝を挙げた記録も残っているが、メジャーリーグからは声がかからなかった。通算成績は193勝143敗、防御率2.16、2316奪三振というものである。1914年には37歳の若さで肺結核により命を落としている。駆け抜けたようなワッデルは、1946年に殿堂入りを果たした。
奇行ぶりが目立ったワッデルだが、サイレンが聞こえるとそのまま飛び出していって火事の消火を手伝ったり、子供とビー玉遊びをしていて試合開始に遅れたり、ワニとレスリングをしたりと多種多様である。お金や女性にもルーズだった。一番ワッデルをうまく扱ったマックは、お金をまとめて渡すのではなく、10ドルなどの小さな単位で細かく与えることで手懐けたとのことである。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
- 投手三冠王:1回(1905-AL)
- 最多勝:1回(1905-AL)
- 最優秀防御率:2回(1900-NL、1905-AL)
- 最多奪三振:6回(1902-AL~1907-AL)
受賞アワード一覧
各年度別成績一覧
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 1897 Lou 2 1 1 0 0 1 0 14.0 17 5 6 6 5 3.21 1899 Lou 10 9 9 1 7 2 1 79.0 69 44 14 38 27 3.08 1900 Pit 29 22 16 2 8 13 0 208.2 176 130 55 96 55 2.37 1901 CHC 29 28 26 0 14 14 0 243.2 239 168 66 123 76 2.81 1901 Pit 2 2 0 0 0 2 0 7.2 10 4 9 12 8 9.39 1902 PhA 33 27 26 3 24 7 0 276.1 224 210 64 90 63 2.05 1903 PhA 39 38 34 4 21 16 0 324.0 274 302 85 109 88 2.44 1904 PhA 46 46 39 8 25 19 0 383.0 307 349 91 109 69 1.62 1905 PhA 46 34 27 7 27 10 0 328.2 231 287 90 86 54 1.48 1906 PhA 43 34 22 8 15 17 0 272.2 221 196 92 89 67 2.21 1907 PhA 44 33 20 7 19 13 0 284.2 234 232 73 115 68 2.15 1908 StB 43 36 25 5 19 14 3 285.2 223 232 90 93 60 1.89 1909 StB 31 28 16 5 11 14 0 220.1 204 141 57 78 58 2.37 1910 StB 10 2 0 0 3 1 1 33.0 31 16 11 19 13 3.55 ----------------------------------------------------------------------------- Total 407 340 261 50 193 143 5 2961.1 2460 2316 803 1063 711 2.16
キャリアハイライト一覧
- 殿堂入り:1946年(ベテランズ委員会)
-
Tags :
- Newer: Robin ROBERTS(ロビン・ロバーツ)
- Older: Pie TRAYNOR(パイ・トレイナー)
Comments:0
Trackback:0
- TrackBack URL for this entry
- http://circlechange.com/players/rube-waddell/trackback
- Listed below are links to weblogs that reference
- Rube WADDELL(ルーブ・ワッデル) from Circle Change


本サイト管理人がコミッショナーを務めるファンタジーベースボールリーグの紹介。メジャーリーグの新しい楽しみ方として定着したこのリーグも2009年で早くも6年目を迎えます。拡大に拡大を重ねて、毎年のように生まれる新しいドラマ。現在、公式サイトを準備中です。