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Ryne SANDBERG(ライン・サンドバーグ)

Major League Baseball

#23 ライン・サンドバーグ | 2B

ライン・サンドバーグ

  • 1978年ドラフト・フィリーズ1位(全米20番目)
  • 1959年9月18日生 右投右打 188センチ 86キロ
  • ワシントン州出身

選手の紹介文
メジャー史上最高のセカンドと言われるサンドバーグ。史上最高のセカンドベースマンとして名前が挙がるライン・サンドバーグ。9年連続のゴールドグラブ賞受賞に10年連続のオールスター出場に加え、MVPや本塁打王のタイトルも獲得している。静かなる男と呼ばれるサンドバーグは、アーニー・バンクス以来となる「ミスターカブス」の称号を手にしたともいえる。サンドバーグの残した守備率.990という数字はメジャー史上最高である。

1959年、ワシントン州に生まれたサンドバーグ。ラインという名前は、生まれる前にテレビを見ていた際、ヤンキースのライン・デューレンという投手がたまたま登板してきたことに由来するという。まだマリナーズが誕生していないときで、近くにドジャース傘下のマイナーチームがあった関係で、ドジャースのファンであったサンドバーグ。高校時代には野球の他に、アメフト、バスケでもその実力を発揮したという。

1978年、フィリーズから20位指名を受けて、即プロ入りを決めた。4年間のマイナー生活を経て、1981年シーズン終盤にようやくメジャー昇格。サンドバーグの憧れの選手であったラリー・ボーワが欠場したときにショートを守るという形で、13試合にだけ出場。すると、オフにはそのボーワと共に2対1の交換トレードが成立し、突然カブス入りが決まる。交換相手はショートを守るアイバン・デヘイスースであった。

これからという矢先のトレードだっただけに、サンドバーグもショックを受けたが、ボーワの付録で終わる選手ではなかった。この移籍をひとつの転機として、サンドバーグはメジャーリーグを代表する選手として成長していくのである。カブス移籍1年目の1982年は主にサードを守り、156試合に出場。打率.271、7HR、54打点、32盗塁という成績を残した。

サードを守り、ある程度の数字を残したが、1983年からはセカンドへのコンバートが決まる。するとそこで堅実な守りを見せて、リーグトップの571捕殺、守備率.986をそれぞれ記録。いきなりゴールドグラブ賞を受賞してしまった。コンバート1年目でのゴールドグラブ賞受賞はリーグ史上初の快挙でもあった。

シーズン40HRで本塁打王にもなったことがある。さらなる飛躍を遂げたのは1984年のことで、記録したエラーはわずかに6個で守備率は.993。2年連続のゴールドグラブ賞受賞は間違いないが、守備での安定が打撃にも好影響を及ぼした。打率はリーグ4位の.314をマークし、19HR、84打点、32盗塁に加え、リーグトップの19本の3塁打を放った。この年のオールスターゲームにも初選出されている。

この年のカブスは地区優勝を果たした。リーグチャンピオンシップシリーズではパドレスの前に2勝3敗で敗れてしまったものの、サンドバーグは打率.368をマークしている。さらに、MVP投票では投票者24人のうちの22人がサンドバーグに1位票を投じ、初めてのMVPを受賞するなど、リーグを代表する選手として認められることになる。

1985年、打率.305、26HR、83打点とパワーを見せる一方で、54盗塁を記録。シーズンで25本以上のHRを放ち、50個以上の盗塁を記録するのは、サンドバーグで史上3人目となる快挙でもあった。翌1986年にも34盗塁をマークし、フランク・チャンスの持つ球団記録である5年連続30盗塁(1906年~1910年)に肩を並べている。

その後も安定感溢れるプレーを見せるサンドバーグは、1989年6月21日から翌1990年5月17日にかけて、123試合連続ノーエラーというメジャー記録を樹立。堅実で華麗な守りで、1983年から9年連続のゴールドグラブ賞を受賞した。物静かで知られていたサンドバーグは、オールスターの常連でもあった。

打撃でも1989年には5試合連続HRを記録するパワーを見せて、シーズン30HRをマーク。翌1990年には40HRで初の本塁打王にも輝いた。セカンドを守る選手の本塁打王は、1925年のロジャース・ホーンスビー以来の快挙でもある。さらにセカンドで2年連続30HR以上というのもメジャー史上初であった。

カブスの顔として活躍するも、ワールドシリーズには出場できず。まさに順風満帆といったキャリアのサンドバーグだったが、1993年シーズン開幕前に左手骨折で出遅れ、これが守備にも打撃にも尾を引いた。シーズンでは打率.309をかろうじてマークするが、わずか9HRに終わるなどパワーダウンは顕著であり、堅実だった守備でもそれまで見られなかった送球エラーが見られた。翌1994年も春先は調子が良かったが、徐々に下降線を描き、ついには6月13日、体力の限界を理由に現役引退を発表した。

突然の引退の真相は球団幹部との衝突に離婚問題だとも言われている。そして、1年半のブランクを経て復帰。この時には再婚を果たし、球団幹部も替わっていた。その復活となった1996年、150試合に出場し、打率.244、25HR、92打点をマークし、健在ぶりを発揮。そして、1997年を持って2度目の現役引退を発表し、正式にユニフォームを脱ぐことになった。

実質メジャーキャリア16年間で、セカンドとして記録した守備率はメジャー史上最高の.990であり、セカンドとして放った277本のHRもメジャートップである。これほどの輝かしいキャリアを持ちながらも、ワールドシリーズ出場経験のないことが心残りでもある。

<written by Kenji@webmaster>

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1981  Phi   13    6    2    1   0   0   0    0    1    0    0  .167 .167  .167
 1982  CHC  156  635  103  172  33   5   7   54   90   36   32  .312 .372  .271
 1983  CHC  158  633   94  165  25   4   8   48   79   51   37  .316 .351  .261
 1984  CHC  156  636  114  200  36  19  19   84  101   52   32  .367 .520  .314
 1985  CHC  153  609  113  186  31   6  26   83   97   57   54  .364 .504  .305
 1986  CHC  154  627   68  178  28   5  14   76   79   46   34  .330 .411  .284
 1987  CHC  132  523   81  154  25   2  16   59   79   59   21  .367 .442  .294
 1988  CHC  155  618   77  163  23   8  19   69   91   54   25  .322 .419  .264
 1989  CHC  157  606  104  176  25   5  30   76   85   59   15  .356 .497  .290
 1990  CHC  155  615  116  188  30   3  40  100   84   50   25  .354 .559  .306
 1991  CHC  158  585  104  170  32   2  26  100   89   87   22  .379 .485  .291
 1992  CHC  158  612  100  186  32   8  26   87   73   68   17  .371 .510  .304
 1993  CHC  117  456   67  141  20   0   9   45   62   37    9  .359 .412  .309
 1994  CHC   57  223   36   53   9   5   5   24   40   23    2  .312 .390  .238
 1996  CHC  150  554   85  135  28   4  25   92  116   54   12  .316 .444  .244
 1997  CHC  135  447   54  118  26   0  12   64   94   28    7  .308 .403  .264
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     2164 8385 1318 2386 403  76 282 1061 1260  761  344  .344 .452  .285

受賞タイトル一覧

  • MVP1回(1984)
  • 本塁打王1回(1990)

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