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Sam CRAWFORD(サム・クロフォード)

Major League Baseball

#* サム・クロフォード(Sam CRAWFORD) | OF

サム・クロフォード

  • 1899年・レッズと契約
  • 1880年4月18日生 左投左打 183センチ 86キロ
  • ネブラスカ州出身

選手の紹介文
歴代通算309本の3塁打はメジャートップであるクロフォード。20世紀初頭のメジャーリーグを代表する選手のサム・クロフォード。タイガースに在籍時にはタイ・カッブと共に1907年からのリーグ3連覇に貢献した。デッドボール時代のスラッガーであり、歴代通算309本の3塁打はメジャー記録である。また、両リーグで本塁打王のタイトルを獲得した初の選手である。

ネブラスカ州に生まれたクロフォードは高い運動能力を見せ、アメリカンフットボールでは1896年と1897年と2度も州のチャンピオンになったという。高校卒業後は理髪店で見習いをしながら野球をプレーしていたが、その実力が認められ、1899年には月65ドルでチャタム・レッズ(カナディアンリーグ所属)と契約した。

プロとしてのキャリアをスタートさせるが、すぐにグランド・ラピッツ(ウエスタンリーグ所属)に移籍し、この年の9月にはメジャーリーグのレッズと契約したのである。19歳のクロフォードは31試合に出場し、打率.307という非凡な数字を残した。才能が認められ、一気に飛躍を果たした1年となった。

1900年は101試合の出場で、打率.260、7HR、59打点に終わるが、この年記録した15本の3塁打はリーグトップの記録である。翌1901年は131試合に出場し、打率.330、16HR、104打点をマークし、本塁打王のタイトルを獲得(16本のうちで12本がインサイドパークHRである)。1902年も140試合に出場し、打率.333、3HR、78打点に加え、リーグトップの3塁打(22本)を記録している。

若くしてリーグを代表する選手にまで成長したクロフォードだが、1902年オフには在籍するレッズと新興のアメリカンリーグのタイガース間で契約が競合する事態が発生。結果としてタイガース側が3000ドルを支払い、タイガースがクロフォードを保有することとなった。これにより、クロフォードはレッズからタイガースへ移籍することとなった。

移籍1年目となる1903年、137試合に出場し、打率.335(リーグ2位)、4HR、89打点をマーク。さらにリーグトップの3塁打(22本)を記録するなど、期待に応えた。タイガースの主力として地位を確保すると、3割近い打率をキープする安定感を見せた。カッブは1905年途中にはメジャー昇格し、1907年にレギュラーを獲得するとクロフォードとの相乗効果は増した。

1907年からは3番カッブ、4番クロフォードで定着したタイガースはリーグ優勝を果たした。カッブはいきなり首位打者(.350)、打点王(119打点)、盗塁王(49個)となる活躍を見せれば、クロフォードは打率.323、4HR、81打点をマークしている。この年からタイガースはリーグ3連覇を果たすなど、黄金時代を迎えたのである(しかし、3年連続でワールドシリーズでは敗退し、世界一は果たしていない)。

1908年には打率.311、7HR、80打点を記録して、本塁打王となったクロフォード。両リーグで本塁打王に輝くのは初めてのことである。1910年には初の打点王(120点)となり、1914年(104打点)、1915年(112打点)と計3度も打点王に輝いている。また、売りとなる3塁打に関しても1910年(19本)、1913年(23本)、1914年(26本)、1915年(19本)とリーグトップを記録している。

外野手としての守備能力は非常に高かった。1916年からタイガースは若いハリー・ヘイルマンを育てる方針を示し、クロフォードの出場機会は減っていった。1917年はわずか61試合の出場に留まると、この年限りでメジャーリーグの舞台から姿を消すことになる。その後、1921年まではマイナーリーグでプレーを続け、その後も大学のコーチなどを務めるなど、野球には関わり続けた。1935~1938年にはマイナーリーグでアンパイアも勤めたという。

メジャー19年間での通算成績は打率.309、2961安打、97HR、1525打点となる。通算での309本の3塁打数はメジャートップの記録である。いわゆるベーブ・ルースが登場してきてHR全盛時代を迎える前に活躍した大選手となる。殿堂入りは遅れ、1957年にベテランズ委員会の選出により果たしている。

クロフォードと長く同じチームでプレーしたカッブとはあらゆる意味で対象的だった。カッブがタイガースに入ってきたときはクロフォードが面倒を見たという。特にカッブはクロフォードから走塁技術を学ぶなど、技術の伝達を行っている。しかし、激情家で人望薄いカッブとは決裂し、いずれは2人とも互いに話すこともなくなった。そんな2人ではあるが、カッブが死後、カッブの親族はクロフォードの殿堂入りを求める手紙を何通もカッブが送っていたことに気付いたという。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

  • 本塁打王:2回(1901-NL、1908-AL)
  • 打点王:3回(1910-AL、1914-AL、1915-AL)

受賞アワード一覧

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1899  Cin   31  127   25   39   3   7   1   20   --    2    6  .308 .465  .307
 1900  Cin  101  389   68  101  15  15   7   59   --   28   14  .311 .429  .260
 1901  Cin  131  515   91  170  20  16  16  104   --   37   13  .376 .524  .330
 1902  Cin  140  555   92  185  18  22   3   78   --   47   16  .383 .461  .333
 1903  Det  137  550   88  184  23  25   4   89   --   25   18  .350 .489  .335
 1904  Det  150  562   49  143  22  16   2   73   --   44   20  .303 .361  .254
 1905  Det  154  575   73  171  38  10   6   75   --   50   22  .355 .430  .297
 1906  Det  145  563   65  166  25  16   2   72   --   38   24  .336 .407  .295
 1907  Det  144  582  102  188  34  17   4   81   --   37   18  .359 .460  .323
 1908  Det  152  591  102  184  33  16   7   80   --   37   15  .343 .457  .311
 1909  Det  156  589   83  185  35  14   6   97   --   47   30  .352 .452  .314
 1910  Det  154  588   83  170  26  19   5  120   --   37   20  .320 .423  .289
 1911  Det  146  574  109  217  36  14   7  115   --   61   37  .429 .526  .378
 1912  Det  149  581   81  189  30  21   4  109   --   42   41  .362 .470  .325
 1913  Det  153  609   78  193  32  23   9   83   28   52   13  .365 .489  .317
 1914  Det  157  582   74  183  22  26   8  104   31   69   25  .375 .483  .314
 1915  Det  156  612   81  183  31  19   4  112   29   66   24  .359 .431  .299
 1916  Det  100  322   41   92  11  13   0   42   10   37   10  .351 .401  .286
 1917  Det   61  104    6   18   4   0   2   12    6    4    0  .196 .269  .173
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     2517 9570 1391 2961 458 309  97 1525  104  760  366  .353 .452  .309

キャリアハイライト一覧

  • 殿堂入り:1957年(ベテランズ委員会)

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