- 2009-01-03 (土) 0:03
- MLB Players

#* サム・クロフォード(Sam CRAWFORD) | OF

- 1899年・レッズと契約
- 1880年4月18日生 左投左打 183センチ 86キロ
- ネブラスカ州出身
選手の紹介文
20世紀初頭のメジャーリーグを代表する選手のサム・クロフォード。タイガースに在籍時にはタイ・カッブと共に1907年からのリーグ3連覇に貢献した。デッドボール時代のスラッガーであり、歴代通算309本の3塁打はメジャー記録である。また、両リーグで本塁打王のタイトルを獲得した初の選手である。
ネブラスカ州に生まれたクロフォードは高い運動能力を見せ、アメリカンフットボールでは1896年と1897年と2度も州のチャンピオンになったという。高校卒業後は理髪店で見習いをしながら野球をプレーしていたが、その実力が認められ、1899年には月65ドルでチャタム・レッズ(カナディアンリーグ所属)と契約した。
プロとしてのキャリアをスタートさせるが、すぐにグランド・ラピッツ(ウエスタンリーグ所属)に移籍し、この年の9月にはメジャーリーグのレッズと契約したのである。19歳のクロフォードは31試合に出場し、打率.307という非凡な数字を残した。才能が認められ、一気に飛躍を果たした1年となった。
1900年は101試合の出場で、打率.260、7HR、59打点に終わるが、この年記録した15本の3塁打はリーグトップの記録である。翌1901年は131試合に出場し、打率.330、16HR、104打点をマークし、本塁打王のタイトルを獲得(16本のうちで12本がインサイドパークHRである)。1902年も140試合に出場し、打率.333、3HR、78打点に加え、リーグトップの3塁打(22本)を記録している。
若くしてリーグを代表する選手にまで成長したクロフォードだが、1902年オフには在籍するレッズと新興のアメリカンリーグのタイガース間で契約が競合する事態が発生。結果としてタイガース側が3000ドルを支払い、タイガースがクロフォードを保有することとなった。これにより、クロフォードはレッズからタイガースへ移籍することとなった。
移籍1年目となる1903年、137試合に出場し、打率.335(リーグ2位)、4HR、89打点をマーク。さらにリーグトップの3塁打(22本)を記録するなど、期待に応えた。タイガースの主力として地位を確保すると、3割近い打率をキープする安定感を見せた。カッブは1905年途中にはメジャー昇格し、1907年にレギュラーを獲得するとクロフォードとの相乗効果は増した。
1907年からは3番カッブ、4番クロフォードで定着したタイガースはリーグ優勝を果たした。カッブはいきなり首位打者(.350)、打点王(119打点)、盗塁王(49個)となる活躍を見せれば、クロフォードは打率.323、4HR、81打点をマークしている。この年からタイガースはリーグ3連覇を果たすなど、黄金時代を迎えたのである(しかし、3年連続でワールドシリーズでは敗退し、世界一は果たしていない)。
1908年には打率.311、7HR、80打点を記録して、本塁打王となったクロフォード。両リーグで本塁打王に輝くのは初めてのことである。1910年には初の打点王(120点)となり、1914年(104打点)、1915年(112打点)と計3度も打点王に輝いている。また、売りとなる3塁打に関しても1910年(19本)、1913年(23本)、1914年(26本)、1915年(19本)とリーグトップを記録している。
1916年からタイガースは若いハリー・ヘイルマンを育てる方針を示し、クロフォードの出場機会は減っていった。1917年はわずか61試合の出場に留まると、この年限りでメジャーリーグの舞台から姿を消すことになる。その後、1921年まではマイナーリーグでプレーを続け、その後も大学のコーチなどを務めるなど、野球には関わり続けた。1935~1938年にはマイナーリーグでアンパイアも勤めたという。
メジャー19年間での通算成績は打率.309、2961安打、97HR、1525打点となる。通算での309本の3塁打数はメジャートップの記録である。いわゆるベーブ・ルースが登場してきてHR全盛時代を迎える前に活躍した大選手となる。殿堂入りは遅れ、1957年にベテランズ委員会の選出により果たしている。
クロフォードと長く同じチームでプレーしたカッブとはあらゆる意味で対象的だった。カッブがタイガースに入ってきたときはクロフォードが面倒を見たという。特にカッブはクロフォードから走塁技術を学ぶなど、技術の伝達を行っている。しかし、激情家で人望薄いカッブとは決裂し、いずれは2人とも互いに話すこともなくなった。そんな2人ではあるが、カッブが死後、カッブの親族はクロフォードの殿堂入りを求める手紙を何通もカッブが送っていたことに気付いたという。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
- 本塁打王:2回(1901-NL、1908-AL)
- 打点王:3回(1910-AL、1914-AL、1915-AL)
受賞アワード一覧
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1899 Cin 31 127 25 39 3 7 1 20 -- 2 6 .308 .465 .307 1900 Cin 101 389 68 101 15 15 7 59 -- 28 14 .311 .429 .260 1901 Cin 131 515 91 170 20 16 16 104 -- 37 13 .376 .524 .330 1902 Cin 140 555 92 185 18 22 3 78 -- 47 16 .383 .461 .333 1903 Det 137 550 88 184 23 25 4 89 -- 25 18 .350 .489 .335 1904 Det 150 562 49 143 22 16 2 73 -- 44 20 .303 .361 .254 1905 Det 154 575 73 171 38 10 6 75 -- 50 22 .355 .430 .297 1906 Det 145 563 65 166 25 16 2 72 -- 38 24 .336 .407 .295 1907 Det 144 582 102 188 34 17 4 81 -- 37 18 .359 .460 .323 1908 Det 152 591 102 184 33 16 7 80 -- 37 15 .343 .457 .311 1909 Det 156 589 83 185 35 14 6 97 -- 47 30 .352 .452 .314 1910 Det 154 588 83 170 26 19 5 120 -- 37 20 .320 .423 .289 1911 Det 146 574 109 217 36 14 7 115 -- 61 37 .429 .526 .378 1912 Det 149 581 81 189 30 21 4 109 -- 42 41 .362 .470 .325 1913 Det 153 609 78 193 32 23 9 83 28 52 13 .365 .489 .317 1914 Det 157 582 74 183 22 26 8 104 31 69 25 .375 .483 .314 1915 Det 156 612 81 183 31 19 4 112 29 66 24 .359 .431 .299 1916 Det 100 322 41 92 11 13 0 42 10 37 10 .351 .401 .286 1917 Det 61 104 6 18 4 0 2 12 6 4 0 .196 .269 .173 ------------------------------------------------------------------------------ Total 2517 9570 1391 2961 458 309 97 1525 104 760 366 .353 .452 .309
キャリアハイライト一覧
- 殿堂入り:1957年(ベテランズ委員会)
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