- 2008-06-14 (土) 0:03
- MLB Players

#21 サミー・ソーサ(Sammy SOSA) | RF

- 1985年7月・レンジャーズと契約
- 1968年11月12日生 右投右打 183センチ 86キロ
- ドミニカ共和国出身
選手の紹介文
シーズン60HRを3度も記録しているのは、メジャーリーグ史上でサミー・ソーサしかいない。しかし、60HRを記録した年はいずれもホームランキングにはなれず、2000年にシーズン50HRを記録したときのみそのタイトルを手にしている。華々しい活躍を見せたソーサも晩年はコルクバット騒動、ストロイド使用疑惑に巻き込まれてしまい、自らのキャリアを汚してしまった。そんな中で2007年、史上5人目となる通算600号HRを記録している。
ドミニカ共和国に生まれたソーサは、7歳の頃に父親を亡くしたこともあり、子供の頃から靴磨きなどをして生計の足しになるよう働いていた。そんなソーサが何もかも忘れて熱中できる時というのが野球をしている時だった。夢はもちろんメジャーリーグでプレーすること。そして、16歳の頃にレンジャーズと契約を結び、その夢へのスタートラインに立った。着実にマイナーの階段を昇っていくソーサだが、スピード感溢れるプレーは見せるが、打撃は大振りが目立ち荒っぽかった。1989年には1Aシャーロットで打率.229ながら、42盗塁を記録し、リーグトップの3塁打12本をマークしている。
そして、1989年は2Aタルサで開幕を迎える。66試合に出場し、打率.297、7HR、31打点を記録していたソーサが、6月16日に突如メジャーへの昇格を果たす。デビュー戦(対ヤンキース戦)で4打数2安打を記録したソーサは、6月21日のレッドソックス戦でロジャー・クレメンスからメジャー初ホームランを放った。
華々しくデビューしたものの、その後は不振に悩まされ3Aへ降格。そして、7月29日にハロルド・ベインズらとの交換でホワイトソックスへの移籍が決まった。当時のレンジャーズのGMは現アメリカ大統領のジョージ・ブッシュが務めていたのだが、このソーサの放出を後々まで悔いることになるとはこの時は思わなかった。ホワイトソックス傘下の3Aバンクーバーで結果を残したソーサは8月末にはメジャー昇格。復帰第1戦でホームラン1本含む3打数3安打2打点と大当たりした。こうしてシカゴでのソーサのメジャー伝説が始まりを告げた。
1990年は初めてメジャーでフルシーズンを経験。153試合の出場で打率こそ.233だったが、2塁打(26本)、3塁打(10本)、ホームラン(15本)、打点(70点)、盗塁(32個)のいずれもが2桁を記録するリーグ唯一の選手となった。しかし、翌1991年は開幕戦で2本のホームランを放ったものの、シーズン通して不振に苦しみ、途中にはマイナー落ちも経験。結局、わずか116試合の出場で打率は.203にまで落ち込んだ。
1992年からは同じシカゴを本拠とするカブスへ移籍。7月に入ってからは死球が元で故障者リスト入りも経験。戦線復帰後の9試合で打率.385、3HRと大当たりを見せ、怪我に強いところをしっかりアピールしたのだが10試合目に自打球を左膝にぶつけてしまい再び故障者リスト入り。ソーサのこの年のシーズンはこのまま終わってしまった。
怪我から復帰した1993年はソーサ持ち味のスピードとパワーが充分発揮されたと言える。159試合に出場し、33HRに36盗塁で球団史上初めての「30-30」クラブ入りも果たした。その他にも9打数連続ヒット(球団新記録)や、1試合4盗塁(球団タイ記録)なども記録している。翌1994年はストライキで短縮シーズンとなったが、その中でソーサは打率3割、25HR、70打点を記録し、チーム内での三冠王に輝いた。ストライキ明けの1995年は全試合(144試合)に出場し、打率.268、36HR、119打点、34盗塁で2度目の「30-30」クラブ入りも果たすなど、着実にキャリアを積み重ねていた。
1996年はひとつの死球が運命を分けた。8月末に受けた死球が元で骨折し、38試合を残した段階でシーズン終了となってしまう。この時点で124試合の出場ながら、40HR、100打点をマークしており、もし仮にフルシーズンプレーが出来たのなら、50HR以上は確実に打っていたと言える。またこの年は5月半ばに球団史上初の1イニング2ホームランも記録するなど、荒っぽかった長打力にさらに磨きが掛かった1年ともいえる。
1997年、162試合全試合に出場し(1試合だけ途中出場)、打率.251、36HR、119打点をマークしている。メジャー通算1000本安打に、通算200HRと区切りの記録を達成したソーサだったが、リーグトップの174三振という不名誉な記録を打ち立ててしまう。しかし、これも全て翌年以降に巻き起こる、大きな嵐の前の前触れだということにこの時は誰も気づいていなかった。
1998年開幕前には、1961年のロジャー・マリスが記録したシーズン61HRという記録を誰が破るかが大きな話題になっていた。大本命のマーク・マグワイアは開幕4試合4連発と華々しく打ち放つのに対し、ソーサは静かに開幕を迎えた。5月が終わった段階で、既に27本を打っていたマグワイアの対抗馬としてソーサの名前が挙がってきたのは、6月に入ってからのことである。5月末からのホームランが出始めたソーサは、6月の月間ホームラン20本というメジャー新記録を作り、マグワイアを射程距離にとらえた。2人の打ち合いはシーズン終了まで大いにメジャーリーグを盛り上げた。そして、マグワイア70HR、ソーサ66HRでシーズンは終了した。
この年のソーサはホームラン王のタイトルこそ獲得できなかったが、158打点で打点王に輝いた。さらにワイルドカードでチームをポストシーズンに導いたソーサは、MVP投票で1位票を32標中30票も集め、初めてのMVPも受賞するなど、一気にスターダムにのしあがった素晴らしいシーズンになった。
1999年もマグワイアとソーサの協奏曲は続いた。マグワイア65HR、ソーサ63HRと2年続けてタイトルは譲るが、この年制定されたばかりのハンクアーロン賞を受賞している。多くの注目を浴びていたソーサは、8月が終わった段階で55HRを記録。途中でスランプに陥り、記録更新はならなかったが、すでに故郷ドミニカ共和国のみならず、スーパースターとして認知された。ソーサが尊敬してやまないロベルト・クレメンテの意志を引き継ぐような形で、チャリティーにはドンドン力を入れた。
2000年はマグワイアが怪我で離脱したことも原因か、シーズン50HRに留まったが、ついに初のホームラン王のタイトルを獲得した。すでにスラッガーとして名を馳せていたソーサに、新監督のドン・ベイラーは盗塁数のアップを求めるが、それに対し不服を唱えたこともあった。更にこの年はオールスター前日のホームラン競争で優勝も果たしている。
そして、2001年は再び64HRと大台を突破。しかし、バリー・ボンズが73HRととんでもない記録を打ち立ててしまったため、タイトルには手が届かなかった。しかし、160打点で2度目の打点王を獲得し、MVP投票ではボンズに次ぐ2位につけた。打率もキャリア最高の.328をマークし、チームを引っ張る原動力になった。ソーサとの契約も延長が決まり、残りのメジャー人生をカブスに捧げることを決めた。
2002年は49HRで自身2度目の本塁打王に輝き、翌2003年もシーズン早々に通算500HRをマーク。打棒にますます磨きがかかると思われる中、試合中に折れたバットからコルクバットを使用していたことが発覚。本人は練習用のバットを間違って使用したと弁明。7試合の出場停止処分を食らうが、過去のHR争いに疑惑がかかり始まったのである。
2003年は40HR、103打点、2004年は35HR、80打点と全盛期の数字にかげりが見え始めた。そして2005年シーズン開幕前にオリオールズへの移籍が決定。102試合の出場で打率.221、14HR、45打点という成績に終わり、一流打者とは呼べない数字に終わっている。オフにはFAとなり、ナショナルズから契約提示を受けるが拒否し、浪人生活を選んだ。
2007年、古巣レンジャーズでの復帰を果たし、念願の通算600HRを達成。結果的に114試合の出場で打率.252、21HR、92打点という成績を残した。現役続行の意志は見せるが、2008年はどの球団とも契約していない。かつてHRを打つペースから、ハンク・アーロンの歴代ホームラン記録(755本)を抜く可能性が一番高い選手と思われていたのも過去の話で、ステロイド使用疑惑もあり、確実視された殿堂入りにも暗雲が立ちこもっている。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
- 本塁打王:2回(2000-NL、2002-NL)
- 打点王:2回(1998-NL、2001-NL)
受賞アワード一覧
- シーズンMVP:1回(1998-NL)
- シルバースラッガー賞:6回(1995-NL、1998-NL~2002-NL)
- ハンクアーロン賞:1回(1999-NL)
- ロベルトクレメンテ賞(1998)
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1989 Tex 25 84 8 20 3 0 1 3 20 0 0 .238 .310 .238 1989 CWS 33 99 19 27 5 0 3 10 27 11 7 .351 .414 .273 1990 CWS 153 532 72 124 26 10 15 70 150 33 32 .282 .404 .233 1991 CWS 116 316 39 64 10 1 10 33 98 14 13 .240 .335 .203 1992 ChC 67 262 41 68 7 2 8 25 63 19 15 .317 .393 .260 1993 ChC 159 598 92 156 25 5 33 93 135 38 36 .309 .485 .261 1994 ChC 105 426 59 128 17 6 25 70 92 25 22 .339 .545 .300 1995 ChC 144 564 89 151 17 3 36 119 134 58 34 .340 .500 .268 1996 ChC 124 498 84 136 21 2 40 100 134 34 18 .323 .564 .273 1997 ChC 162 642 90 161 31 4 36 119 174 45 22 .300 .480 .251 1998 ChC 159 643 134 198 20 0 66 158 171 73 18 .377 .647 .308 1999 ChC 162 625 114 180 24 2 63 141 171 78 7 .367 .635 .288 2000 ChC 156 604 106 193 38 1 50 138 168 91 7 .406 .634 .320 2001 ChC 160 577 146 189 34 5 64 160 153 116 0 .437 .737 .328 2002 ChC 150 556 122 160 19 2 49 108 144 103 2 .399 .594 .288 2003 ChC 137 517 99 144 22 0 40 103 143 62 0 .358 .553 .279 2004 ChC 126 478 69 121 21 0 35 80 133 56 0 .332 .517 .253 2005 Bal 102 380 39 84 15 1 14 45 84 39 1 .295 .376 .221 2007 Tex 114 412 53 104 24 1 21 92 112 34 0 .311 .468 .252 ------------------------------------------------------------------------------ Total 2354 8813 1475 2408 379 45 609 1667 2306 929 234 .344 .534 .273
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:7回(1995-NL、1998-NL~2002-NL、2004-NL)
-
Tags :
- Newer: Rafael PALMEIRO(ラファエル・パルメイロ)
- Older: Mark McGWIRE(マーク・マグワイア)
Comments:0
Trackback:0
- TrackBack URL for this entry
- http://circlechange.com/players/sammy-sosa/trackback
- Listed below are links to weblogs that reference
- Sammy SOSA(サミー・ソーサ) from Circle Change


本サイト管理人がコミッショナーを務めるファンタジーベースボールリーグの紹介。メジャーリーグの新しい楽しみ方として定着したこのリーグも2009年で早くも6年目を迎えます。拡大に拡大を重ねて、毎年のように生まれる新しいドラマ。現在、公式サイトを準備中です。