- 2008-09-03 (水) 0:09
- MLB Players
#19 スコット・カズミアー(Scott KAZMIR) | SP

- 2002年6月ドラフト・メッツ1位(全米15番目)
- 1984年1月24日生 左投左打 183センチ 86キロ
- テキサス州出身
過去3年間の成績
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 2005 TB 32 32 0 0 10 9 0 186.0 172 174 100 90 78 3.77 2006 TB 24 24 1 1 10 8 0 144.2 132 163 52 59 52 3.24 2007 TB 34 34 0 0 13 9 0 206.2 196 239 89 91 80 3.48 ----------------------------------------------------------------------------- Total 98 97 1 1 35 29 0 570.2 533 617 262 262 231 3.64
選手の紹介文
好調レイズのエースとして君臨するスコット・カズミアー。若い頃から期待は大きく、課題を一つ一つクリアしてきた。150キロ近い速球にスライダー、チェンジアップを交える投球で、2007年には奪三振王のタイトルを獲得。2008年、好調レイズのエースとして、それまで以上に重圧のかかる立場での結果が求められる。
テキサス州で生まれ育ったカズミアーは熱投タイプの投手が好きであり、同郷のノーラン・ライアンが子供の頃のアイドルだった。地元チームのアストロズを応援しており、特に同じ左投手のビリー・ワグナーが好きだったという。アストロズの試合観戦後、ワグナーに会ったときはとても興奮したという。
野球とアメリカンフットボールで才能を見せており、野球では投手、アメフトではクォータバックで活躍。投手として高校1年時に2度のノーヒッター、高校2年時には4試合連続のノーヒッターと前人未踏の記録を作り、高校3年時には11勝2敗、防御率0.37という数字を残し、さらに投球回数75回に対して172奪三振を記録した。テキサス州での高校通算の奪三振数ではジョシュ・ベケットの記録を塗り替えている。
高校時代のチームメイトにはクリント・エバーツがおり、エバーツも高校3年時に8勝2敗、防御率0.73、投球回数81回で157奪三振を記録しており、カズミアーとは驚異のデュオを形成した。2人とも2002年ドラフトの目玉として注目されたが、エバーツがエクスポズ(現在のナショナルズ)から全米5番目である1位指名を受けたのに対して、カズミアーはメッツから全米15番目となる1位指名と若干劣る指名順位となった。
本来であれば、全米3番目の指名権を持つレッズがカズミアーを指名する用意をしていたが、当時のカズミアーの代理人スコット・ボラスとの契約交渉を避けたことが、全米15番目と評価を落とすことにつながった。ボラスの交渉にもより、当時のメッツにおける新人契約金としては最高額となる215万ドルを引き出し、契約に合意した。
プロ入り前にジュニアオリンピックの全米代表に選抜され、キューバで行われた国際試合で銀メダルを獲得。カズミアーは16回を投げて33奪三振を記録している。プロ入りは1Aブルックリンでスタートし、5試合の先発で0勝1敗、防御率0.50をマーク。18回を投げて34奪三振で、被打率はわずかに.089と十分な存在感を見せている。
2003年は1Aキャピタルシティ、1Aセントルーシーの2つのランクで25試合に先発し、5勝6敗となかなか白星には恵まれなかったが、合わせて145奪三振を記録しており、9イニング換算で11.94個の三振を奪う計算になり、これはマイナーリーグ全体の投手の中で最高の数字であった。当時のメッツ傘下にはホゼ・レイエス、デビッド・ライトなど期待の若手がひしめきあっていた。
2004年、1Aで開幕を迎え、2Aへ昇格して間もなくデビルレイズ傘下への移籍が決まった。7月30日のトレード期限ギリギリのことで、交換相手はビクター・ザンブラーノ、バートロメ・フォーチュネイトという2投手である。カズミアーへの期待は大きすぎたために、この移籍には多くのメッツファンの失望を買った。1971年に若かりし日のライアンを放出したトレードと同様、史上最悪のトレードとまで言われたのである。
デビルレイズ傘下の2Aモントゴメリーに籍を移し、4試合に登板し、1勝2敗の防御率1.44という数字を残したところで、メジャーからお呼びがかかった。メジャーデビューは8月23日の対マリナーズ戦であり、5回を4安打無失点に抑える好投を見せて、初登板初勝利をマークしている。20歳7ヶ月でのメジャーデビューは、この年の最年少記録でもある。9月14日には、この年世界一に輝くレッドソックスを相手に6回を3安打無失点に抑えて勝利を飾っている。この年は8試合に登板(先発は7試合)し、2勝3敗、防御率5.67という数字を残している。
2005年、開幕から先発ローテーションに入りながらも、打線の援護に恵まれない面もあったが、初勝利は5月半ばまで待たなければいけなかった。オールスター前までで3勝(7敗)しか挙げられなかったが、オールスター直後に3連勝。結果的にこの年は32試合に登板し、10勝9敗、防御率3.77、174奪三振という数字に終わっている。21歳で174奪三振を記録したわけだが、22歳以下ということに絞れば、2000年のリック・アンキール(20歳/194奪三振)以来の最多奪三振となる。
2006年は22歳69日という若さで開幕投手となったカズミアー。これは1986年のドワイト・グッデン(21歳143日)以来の最年少開幕投手である(ちなみに最年少開幕投手は1966年のキャットフィッシュ・ハンターの20歳4日)。開幕戦こそ4回6失点でKOされるが、その後は白星に恵まれ、オールスター前に10勝をマーク。オールスターゲームにも選出される名誉も手にした。肩を痛めた影響もあり、8月後半でシーズンを終える形になったが、24試合の先発で10勝8敗、防御率3.24は十分な合格点である。
2007年、34試合に先発し、13勝9敗、防御率3.48、239奪三振という記録をマークし、最多奪三振のタイトルを獲得した。23歳での最多奪三振となると、1975年のフランク・タナナ(22歳)以来の最年少となる最多奪三振のタイトルとなる。メジャーリーグ全体ではジェイク・ピービーの240個に1個足りなかったが、パドレスの場合はワンゲームプレーオフで163試合を戦っており、実質的にはカズミアーがメジャートップと言ってもいい。
2008年はスプリングトレーニングで肘の痛みを訴えることがあり、開幕は5月と出遅れた。2試合目の登板から6連勝を記録する好投を見せ、好調なチームを後押しした。シーズン中には翌年以降の3年間2850万ドルで契約合意し、オプションを含めると2012年までの残留が決まった。オールスター出場も果たし、12番手として1イニングを無失点に抑え、オールスターでの白星を手にしている。デビルレイズからレイズと改称したチームの柱として、獅子奮迅の活躍が期待される。
<written by Kenji@webmaster>
各年度別成績一覧
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 2004 TB 8 7 0 0 2 3 0 33.1 33 41 21 22 21 5.67 2005 TB 32 32 0 0 10 9 0 186.0 172 174 100 90 78 3.77 2006 TB 24 24 1 1 10 8 0 144.2 132 163 52 59 52 3.24 2007 TB 34 34 0 0 13 9 0 206.2 196 239 89 91 80 3.48 ----------------------------------------------------------------------------- Total 98 97 1 1 35 29 0 570.2 533 617 262 262 231 3.64
受賞タイトル一覧
- 最多奪三振1回(2007)
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