- 2009-06-03 (水) 0:05
- MLB Players

#15 ショーン・グリーン(Shawn GREEN) | RF

- 1991年6月ドラフト・ブルージェイズ1位(全米16番目)
- 1972年11月10日生 左投左打 193センチ 88キロ
- イリノイ州出身
選手の紹介文
ブルージェイズとドジャースで主軸打者として一流の数字を残したショーン・グリーン。パワーとスピードを併せ持ち「30-30」クラブ入りも果たせば、ゴールドグラブ賞を受賞するほどの守備力も持っている。2001年にはドジャースの球団新記録となるシーズン49HRを放ち、伝統ある球団の歴史にその名を刻み込んだ。
カリフォルニア州に生まれたグリーン。ユダヤ系のグリーンは、本来はグリーンバーグという姓だったが、祖父が仕事に影響があるとのことで、グリーンと短くなった。高校時代から際だった選手だったグリーン。それは野球だけでなく学業の方でも同じことで、スタンフォード大学への進学を考えていた。しかし、1991年ドラフトでブルージェイズから1位指名(全米16番目)を受け、プロの世界に足を踏み入れることとなった。
プロ1年目の1992年は1Aデュネディンで114試合に出場し、打率.273、1HR、49打点とパワー不足が目立った。翌1993年は、2Aノックスビルで開幕を迎え、99試合の出場で打率.283、4HR、34打点を記録し、シーズン後半にはテスト的にメジャーへ昇格(わずか3試合にだけ出場している)。3年目の1994年は3Aシラキュースで109試合に出場し、リーグトップの打率.344を記録し、13HR、61打点と課題のパワーアップの成果を見せた。
メジャーでレギュラーを獲得したのが1995年のことで、新人として球団タイ記録となる14試合連続ヒットを含め、打率.288、15HR、54打点を記録。さらに2塁打が31本、長打率が.509と高い数字をマークし、その潜在能力を見せつけた。この年の新人王投票では5位にランクインしている(ちなみに新人王はマーティ・コルドバ)。
1996年は132試合に出場し、打率.280、11HR、45打点と中距離打者としての数字を残している。翌1997年も打率.287、16HR、53打点に加え、14盗塁をマーク。しかし、この時のブルージェイズ監督であったシト・ガストンは、パワーで見劣りするグリーンをさほど評価しておらず、移籍候補に挙げたこともあったという。
しかし、1998年からティム・ジョンソンが新監督になると、開幕戦からグリーンを3番打者として起用。ジョンソンはグリーンをテッド・ウイリアムスのイメージとダブらせていたという。グリーンはこの期待に応えて、4月にブルージェイズとしての球団タイ記録となる4試合連続HRを記録。この記録はジョージ・ベル(1985年)、ジョー・カーター(1991年)、カルロス・デルガド(1997年)らに並ぶものであり、期待に十分に応える打棒であった。
158試合に出場したグリーンは、打率.278、35HR、100打点をマーク。自己最多の35HRに、100打点の大台に乗せ、さらに35個の盗塁を記録しており、球団史上初となる「30-30」クラブ入りを果たしている。この年のブルージェイズは、かつて「40-40」を達成したこともあるホゼ・カンセコが46HR、デルガドが38HRをそれぞれ記録しており、3人合わせて119本のHRを放った。これは1987年にベル、ジェシー・バーフィールド、ロイド・モスビーの3人が記録した101HRの記録を上回るものである。
1999年、デルガドとの2枚看板としてブルージェイズを引っ張り、153試合に出場。残した数字は、打率.309、42HR、123打点と前年を上回るものである。自身初の打率3割越えを果たし、2塁打数45本もリーグトップを記録するなど、主軸打者としての責任を果たした。守備でも素晴らしいプレーを再三見せたことから、この年はゴールドグラブ賞とシルバースラッガー賞を同時受賞している。
オフになるとラウル・モンデシーとの交換トレードがまとまり、ドジャースへの移籍が決まったのである。左打者の大砲が欲しかったドジャースにとって、グリーンの加入は非常に喜ばしいものだった。結果として生まれ故郷に戻ってくることとなり、さらに6年間8400万ドルという大型契約を結ぶなど、ドジャースからは最高の契約提示をもらっている。
大きな期待の中で迎えた2000年シーズンは、これまで経験のなかったナショナルリーグへの移籍ということもあったのか、前年までの打棒を発揮することができなかった。それまでは打者有利といわれるスカイドームを本拠としていたが、投手有利といわれるドジャースタジアムを本拠地とするようになったことが、グリーンのスイングを狂わせたのである。
シーズン通してみると打率.269、24HR、99打点とこの数字だけ見れば期待を大きく裏切る内容に終わってしまったが、その中でもグリーンは1試合も休まずに162試合に出場。4月25日から6月23日までの間では53試合連続出塁を果たし、44本の2塁打を放った。この年のグリーンは72本の長打を放ち、これはドジャース史上4番目の記録であり、HR数を見ただけで単純に不調だったとは片付けられない成績を残している。
2001年は開幕から好調を維持し、8月15日の対エクスポズ戦では自身初となる1試合3HRを記録。8月が終わった段階で42本のHRを記録しており、これは2年前に記録した自己最多の本数に並ぶものである。この勢いは留まらず、9月4日に当時の現役選手としては最長の400試合連続出場を果たすと、9月6日には球団記録(デューク・スナイダー/1956年)に並ぶ43号HRを放ち、さらに翌日には2本のHRを放っている。
グリーンは9月26日がユダヤ教徒にとっては聖なる日となっている贖罪(しょくざい)の日であるために試合を欠場し、連続試合出場の記録はストップしたが、この年は161試合に出場し、打率.297、49HR、125打点と素晴らしい成績を残した。MVP投票でも6位に付けるなど、その存在感をより高めたのである。
2002年、開幕序盤こそ不振だったが、5月23日の対ブリュワーズ戦で1試合4HRをマーク。2塁打1本、単打1本を含む6打数6安打を記録し、実に1試合19塁打というメジャー記録を樹立した(それまでの記録は1954年のジョー・アドコックによる1試合18塁打)。結果として、158試合の出場で打率.285、42HR、114打点という好成績でMVP投票では5位となっている。
2003年は肩を痛めた影響もあり、160試合に出場するも打率.280、19HR、85打点という数字に終わった。オフには手術に踏み切ると、翌2004年はファーストをメインに守るようになった。結果は157試合の出場で打率.266、28HR、86打点と若干の盛り返しは見せたが、シーズン終了後にダイヤモンドバックスへの移籍が決まっている。契約はまだ1年残っていたが、グリーンは3年間3200万ドルでの契約延長に合意した。
2005年は再びポジションを外野に移し、158試合の出場で打率.286、22HR、73打点をマーク。翌2006年のシーズン途中にメッツへの移籍が決まるが、かつてのパワーは戻ってこなかった。2007年に130試合に出場したのを最後に現役を退くこととなった。通算成績は打率.282、2006安打、328HR、1071打点というもので、ユダヤ系の選手としてはハンク・グリーンバーグに匹敵する成績を残している。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
受賞アワード一覧
- ゴールドグラブ賞:1回(1999-AL)
- シルバースラッガー賞:1回(1999-AL)
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1993 Tor 3 6 0 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 .000 .000 1994 Tor 14 33 1 3 1 0 0 1 8 1 1 .118 .121 .091 1995 Tor 121 379 52 109 31 4 15 54 68 20 1 .326 .509 .288 1996 Tor 132 422 52 118 32 3 11 45 75 33 5 .342 .448 .280 1997 Tor 135 429 57 123 22 4 16 53 99 36 14 .340 .469 .287 1998 Tor 158 630 106 175 33 4 35 100 142 50 35 .334 .510 .278 1999 Tor 153 614 134 190 45 0 42 123 117 66 20 .384 .588 .309 2000 LAD 162 610 98 164 44 4 24 99 121 90 24 .367 .472 .269 2001 LAD 161 619 121 184 31 4 49 125 107 72 20 .372 .598 .297 2002 LAD 158 582 110 166 31 1 42 114 112 93 8 .385 .558 .285 2003 LAD 160 611 84 171 49 2 19 85 112 68 6 .355 .460 .280 2004 LAD 157 590 92 157 28 1 28 86 114 71 5 .352 .459 .266 2005 Ari 158 581 87 166 37 4 22 73 95 62 8 .355 .477 .286 2006 Ari 115 417 59 118 22 3 11 51 64 37 4 .348 .429 .283 2006 NYM 34 113 14 29 9 0 4 15 18 8 0 .325 .442 .257 2007 NYM 130 446 62 130 30 1 10 46 62 37 11 .352 .430 .291 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1971 7113 1134 2006 445 35 328 1071 1320 746 162 .354 .493 .282
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:2回(1999-AL、2002-NL)
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