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Tino MARTINEZ(ティノ・マルチネス)

Major League Baseball

#24 ティノ・マルチネス(Tino MARTINEZ) | 1B

ティノ・マルチネス

  • 1988年6月ドラフト・マリナーズ1位(全米14番目)
  • 1967年12月7日生 右投左打 188センチ 95キロ
  • フロリダ州出身

選手の紹介文
ヤンキースで4度の世界一を経験しているティノ・マルチネス。勝負強い打撃と堅実な守備でヤンキース黄金時代のワンピースを担ったティノ・マルチネス。シーズン100打点は5年連続を含む6度も記録しており、特に1997年は44HR、141打点とキャリアハイとなる数字を残すほどの打棒を発揮している。晩年にはヤンキースに戻り、現役最後のシーズンを過ごし、熱烈な声援に支えられた。

1967年、フロリダ州タンパで生まれたマルチネス。この地はリゾート地としても知られているが、多くのメジャーリーガーを輩出したことでも有名である。古くはドワイト・グッデンスティーブ・ガービールー・ピネラらを輩出し、マルチネスもその系譜に入ることになる。ジェファーソン高校ではルイス・ゴンザレスとチームメイトで共に活躍する。このゴンザレスとは大の仲良しで、後に2001年のワールドシリーズで顔を合わせることになるとは、この当時は予想だにしなかった。

タンパ大学に進学したマルチネスは、大学在籍時に打率.398、54HR、222打点という通算記録を樹立し、これは未だに大学の記録として残っている。そして1988年、ドラフトでマリナーズにドラフト1位(全米14番目)で指名を受ける。その後に行われたソウルオリンピックのアメリカ代表チームに選出され、決勝の日本戦では2本のHRを放ち、チームに金メダルをもたらした。そしてその後、プロ入りを決めた。

初めてメジャー昇格を果たしたのは1990年のこと。メジャーの大きな壁に跳ね返されることもあったが、1990年、91年と3Aで2年連続打率3割を記録し、メジャーリーガーとしての実力を蓄えていった。1992年以降はメジャーに定着した。時折見せるパワーは素晴らしいが、安定感に欠けるという評価を得ていたマルチネスだった。

1995年、チームの主力だったケン・グリフィー・ジュニアが怪我で途中離脱というトラブルはあったが、ランディ・ジョンソンらの活躍もあり、球団史上初のポストシーズンへの進出を決めた。シーズンでは打率.293、31HR、111打点を記録し、大きな飛躍を遂げたマルチネスだが、さらにポストシーズンにおけるヤンキースとのディビジョンシリーズでは打率.409を記録し、チームを引っ張った。そして、この年のオフにジェフ・ネルソンらとのトレードでヤンキース入りとなったのである。

マリナーズ時代から強力打線の一役を担っていた。1995年のオフで引退が噂されるドン・マッティングリーに代わるファーストとして活躍が期待された。1996年のシーズンが始まっても、マッティングリーの復活を求める声も多くあり、開幕直後の4月は打率.244と苦しんだ。しかし徐々に結果を出し始めたマルチネスはこのシーズン、155試合に出場し、打率.292、25HR、117打点を記録。マッティングリーの後継者として周囲に認めさせつつあった。ポストシーズンではあまり打つことはできなかったが、初めての世界一も経験している。

移籍2年目となる1997年は開幕から大爆発を起こすことになる。4月に1試合3HR含む9HRを放つなど、月間34打点という当時のメジャー記録を樹立。開幕30試合で、史上2人目の記録となる12HR、40打点をマークし、誰もが認めるヤンキースの主砲となった。7月末の段階ではHRと打点の2つの部門でリーグトップに立っていた。最終的にはグリフィーに抜かれ、共にリーグ2位となるが、打率.296、44HR、141打点という数字を残し、全ての数字でキャリア最高を記録している。

1998年は、打率.281、28HR、123打点と数字を落とすが、パドレスとのワールドシリーズ第1戦では2対5と劣勢で迎えた7回裏、チャック・ノブロックの同点3ランHRが飛び出した後、マルチネスが勝ち越し満塁HRホームランを放ち、これがダメ押しとなり勝負は決まった。この年から始まるヤンキース3年連続世界一の警報となる1発となったのである。

1999年から2000年へと数字は徐々に落ちていくものの、軽快な守備と勝負強い打撃でチームを引っ張ったマルチネス。2001年は打率.280、34HR、113打点を記録し、打棒復活の兆しを見せる。この年のワールドシリーズ、ヤンキースの1勝2敗で迎えた第4戦、ダイヤモンドバックスに1対3とリードされ、すでに9回裏2アウトとなっていた。ここで打席に立ったのがマルチネス。この場面でマルチネスは、クローザーのキム・ビュンヒュンから同点となる2ランHRを放った。この1発で同点としたヤンキースは延長10回裏、デレク・ジーターにサヨナラHRが飛び出し、貴重な勝利をもたらしたことになる。それだけ価値のあるマルチネスのHRだった。

勝負強い打撃はファンからの期待を高めさせた。2002年からはカージナルスへFA移籍。マーク・マグワイアが引退した後のファーストを任されるも、打率.262、21HR、75打点と期待を裏切る成績に終わった。2003年も結果を残せず、2004年からは故郷タンパに本拠を構えるデビルレイズへ移籍。23HR、72打点とパワーを見せたマルチネス。2005年は古巣ヤンキースに復帰し、5月には5試合連続HRをマークする打棒を見せるも、打率.241、17HR、49打点に終わり、この年限りでユニフォームを脱いだ。

メジャーキャリア16年での通算成績としては、打率.271、1925安打、339HR、1271打点となる。そのうち、4度の世界一を経験したヤンキースで記録したのは、192HR、739打点となる。ファーストの守備能力は非常に高く、スプリングトレーニングではヤンキースの特別インストラクターとして力になっている。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

受賞アワード一覧

  • シルバースラッガー賞:1回(1997-AL)

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1990  Sea   24   68    4   15   4   0   0    5    9    9    0  .308 .279  .221
 1991  Sea   36  112   11   23   2   0   4    9   24   11    0  .272 .330  .205
 1992  Sea  136  460   53  118  19   2  16   66   77   42    2  .316 .411  .257
 1993  Sea  109  408   48  108  25   1  17   60   56   45    0  .343 .456  .265
 1994  Sea   97  329   42   86  21   0  20   61   52   29    1  .320 .508  .261
 1995  Sea  141  519   92  152  35   3  31  111   91   62    0  .369 .551  .293
 1996  NYY  155  595   82  174  28   0  25  117   85   68    2  .364 .466  .292
 1997  NYY  158  594   96  176  31   2  44  141   75   75    3  .371 .577  .296
 1998  NYY  142  531   92  149  33   1  28  123   83   61    2  .355 .505  .281
 1999  NYY  159  589   95  155  27   2  28  105   86   69    3  .341 .458  .263
 2000  NYY  155  569   69  147  37   4  16   91   74   52    4  .328 .422  .258
 2001  NYY  154  589   89  165  24   2  34  113   89   42    1  .329 .501  .280
 2002  StL  150  511   63  134  25   1  21   75   71   58    3  .337 .438  .262
 2003  StL  138  476   66  130  25   2  15   69   71   53    1  .352 .429  .273
 2004  TB   138  458   63  120  20   1  23   76   72   66    3  .362 .461  .262
 2005  NYY  131  303   43   73   9   0  17   49   54   38    2  .328 .439  .241
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     2023 7111 1008 1925 365  21 339 1271 1069  780   27  .344 .471  .271

キャリアハイライト一覧

  • オールスター出場:2回(1995-AL、1997-AL)
  • 世界一経験:4回(1996-NYY、1998-NYY~2000-NYY)

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