- 2009-01-26 (月) 0:07
- MLB Players
#17 トッド・ヘルトン(Todd HELTON) | 1B

- 1995年6月ドラフト・ロッキーズ1位(全米8番目)
- 1973年8月20日生 左投左打 188センチ 93キロ
- テネシー州出身
過去3年間の成績
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 2006 Col 145 546 94 165 40 5 15 81 64 91 3 .404 .476 .302 2007 Col 154 557 86 178 42 2 17 91 74 116 0 .434 .494 .320 2008 Col 83 299 39 79 16 0 7 29 50 61 0 .391 .388 .264 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1661 5962 1143 1957 471 31 310 1116 810 1041 36 .428 .574 .328
選手の紹介文
1990年代後半からの強打ロッキーズの中核を担ったトッド・ヘルトン。1998年から10年連続打率3割以上を記録したバットマンである。全盛期にはHR数も多く、シーズン打点数も100点を越えるほどのパワーも見せていた。華々しい成績を残していながらポストシーズンとは縁がなかったが、2007年にして初めてワールドシリーズの舞台に立つことが出来た。
テネシー州で生まれたヘルトンは高校卒業時にパドレスから2位指名を受けるが、地元の大学へ進学の道を選んだ。大学進学後はファーストを守る一方で、時にはマウンドに上がることもあった。大学3年時には打っては打率.407、20HR、92打点をマーク、投げては8勝2敗12セーブ、防御率1.66と素晴らしい才能を発揮。そして、1995年のドラフトでロッキーズから1位指名(全米8番目)を受けて晴れてプロ入りする。
指名されたその年は1Aでわずか54試合の出場で、打率.254、1HR、15打点と苦しんだが、翌1996年は2Aと3Aの2つのクラスで共に3割半ばの打率を残す。しかし、当時のヘルトンの評価は、「センスはあるが、ファーストを守る選手としてはパワー不足」であった。3Aで開幕を迎えた1997年、打率.352、16HR、88打点という数字を残し、7月末にはメジャーからお呼びがかかった。8月2日のパイレーツ戦において5番レフトで先発したのがヘルトンのメジャーデビューであったが、このデビュー戦で1HR含む4打数2安打を記録する。そして、ヘルトンは翌日の試合でもHRを放ち、前年の「パワー不足」という評価を覆す。
ロッキーズにはアンドレス・ガララーガという不動のファーストがいたが、この年のオフ、ガララーガとのオプションを破棄し、ヘルトンをファーストとして起用することを決める。チームとしては大きな賭けとなった1998年だったが、その中でヘルトンは152試合に出場し、打率.315、25HR、97打点を記録し、チームの期待に見事に応えた。
1999年も打率.320、35HR、113打点という記録を残し、2年目のジンクスたるものは全く感じさせなかった。強いて言えば、本拠地クアーズフィールドで残す打率に比べて、敵地での打率が低いことだったが、当時25歳だったヘルトンにとって課題の克服は時間の問題と思われた。すでに実績を残しているラリー・ウォーカーと共に、2人はロッキーズ打線の中心となっていくのである。
2000年はヘルトンにとって大きな飛躍の年になった。アメリカンリーグではノマー・ガルシアパーラ、ナショナルリーグではヘルトンが驚異的な打率を保ち、テッド・ウイリアムス以来の打率4割かと騒がれる。結局、打率.372、42HR、147打点でシーズンを終えたが、打率と打点という2つのタイトルも獲得。HRと打点の両立はよくあることだが、首位打者と他のタイトルを取ったのは、『最後の三冠王』カール・ヤストレムスキー(1967年)の三冠達成以来の快挙である。1998年、1999年にも打率は3割を超えていたのだが、「球場のおかげ」とあまり注目されなかったのも事実であった。しかし、2000年は敵地での打撃成績も上がり、実力を証明した。
2001年、開幕直後に2003年からの9年間1億4150万ドルで契約合意したヘルトン。チームもマイク・ハンプトンやダニー・ネーグルらの加入などで、開幕前の予想では優勝も狙えると周囲の評価が良かったのだが、早々と脱落し気がつけば最下位に転落していた。来季に向けてのトレードを考えだした球団に対し、ヘルトンが不満をもらす場面も見られた。しかし、チームの低迷とは関係なくウォーカーとヘルトンは好成績を残している。
156試合に出場し、打率.336、49HR、146打点という圧倒的な数字を挙げた。シーズン49HRは1997年のウォーカーと並ぶ球団タイ記録である。この年は54本の2塁打、2本の2塁打と合わせて105本の長打を記録。昨年の103長打(2塁打59本、3塁打2本、HR42本)についで、2年連続での100長打となったが、過去2回の100長打を達成した選手はルー・ゲーリッグ、チャック・クラインといるが、2年連続はヘルトンが初となる。オールスターにファン投票でも選出されたが、ファーストとしてのゴールドグラブ賞も初受賞している。
2002年は背中を痛めていたことも影響したのか、前年より落としたが打率.329、30HR、109打点という数字はチームの主砲としては十分である。オールスターにも出場し、ゴールドグラブ賞とシルバースラッガー賞を同時に受賞している。翌2003年はアルバート・プホルスと激しい首位打者争いを演じ、僅差でタイトルを逃した。その中で打率.358、33HR、117打点という数字を残している。
2004年、154試合の出場で打率.347、32HR、96打点をマーク。この年も首位打者争いでバリー・ボンズに次ぐリーグ2位に終わっている。連続シーズン100打点は5年で途切れてしまったが、6年連続30HRは球団新記録でもある。オールスター出場も5年を数えるなど、リーグを代表する顔でもあった。
2005年は自身初の故障者リスト入りを経験したこともあり、打率.320、20HR、79打点とパワー面でそれまでのヘルトンらしさがなかった。しかし、45本の2塁打を記録している。翌2006年も開幕直後は好調だったが、怪我にも苦しみ結果としては打率.302、15HR、81打点に終わっている。レッドソックスへの移籍話もあったが、ロッキーズに残留することとなった。
2007年、154試合に出場し、打率.320、17HR、91打点という成績を残したヘルトン。40本の2塁打を放ったが、10年連続でシーズン35本の2塁打を記録したのはメジャー史上初の快挙となった。ロッキーズは終盤の猛反撃でワイルドカードとしてポストシーズンへと進出。球団史上初のリーグ優勝を果たし、ワールドシリーズの舞台にも立った。結果はレッドソックスの前にあっさりと敗れている(ポストシーズン通算での成績は打率.220だった)。
2008年は故障でわずか83試合にしか出場できず、レギュラー定着から続けていた連続シーズン打率3割がついに途切れてしまった。オフには手術に踏み切るなど、完全復活への道は茨の道である。ロッキーズとしては長期契約をまだ残していることもあり、1日も早い復活が待たれるところである。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
- 首位打者:1回(2000-NL)
- 打点王:1回(2000-NL)
受賞アワード一覧
- ハンクアーロン賞:1回(2000-NL)
- ゴールドグラブ賞:3回(2001-NL、2002-NL、2004-NL)
- シルバースラッガー賞:4回(2000-NL~2003-NL)
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1997 Col 35 93 13 26 2 1 5 11 11 8 0 .337 .484 .280 1998 Col 152 530 78 167 37 1 25 98 54 53 3 .380 .530 .315 1999 Col 159 578 114 185 39 5 35 113 77 68 7 .395 .587 .320 2000 Col 160 580 138 216 59 2 42 147 61 103 5 .463 .698 .372 2001 Col 159 587 132 197 54 2 49 146 104 98 7 .432 .685 .336 2002 Col 156 553 107 182 39 4 30 109 91 99 5 .429 .577 .329 2003 Col 160 583 135 209 49 5 33 117 72 111 0 .458 .630 .358 2004 Col 154 547 115 190 49 2 32 96 72 127 3 .469 .620 .347 2005 Col 144 509 92 163 45 2 20 79 80 106 3 .445 .534 .320 2006 Col 145 546 94 165 40 5 15 81 64 91 3 .404 .476 .302 2007 Col 154 557 86 178 42 2 17 91 74 116 0 .434 .494 .320 2008 Col 83 299 39 79 16 0 7 29 50 61 0 .391 .388 .264 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1661 5962 1143 1957 471 31 310 1116 810 1041 36 .428 .574 .328
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:5回(2000-NL~2004-NL)
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