- 2008-08-03 (日) 0:01
- MLB Players
#51 トレバー・ホフマン(Trevor HOFFMAN) | RP

- 1989年6月ドラフト・レッズ11位
- 1967年10月13日生 右投右打 183センチ 92キロ
- カリフォルニア州出身
過去3年間の成績
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 2005 SD 60 0 0 0 1 6 43 58.2 52 54 12 23 19 2.97 2006 SD 65 0 0 0 0 2 46 63.0 48 50 13 16 15 2.14 2007 SD 61 0 0 0 4 5 42 57.1 49 44 15 21 19 2.98 ----------------------------------------------------------------------------- Total 882 0 0 0 53 60 524 942.2 724 1009 265 317 286 2.73
選手の紹介文
メジャーリーグで前人未踏となる通算500セーブを達成したトレバー・ホフマン。球史に残るクローザーとして、今もなおマウンドに立ち続けている。パドレスの本拠地ペトコパークでホフマンが登板するときに「ヘルズ・ベルズ」が流れるのは、パドレスファンにとって待望の瞬間でもある。毎年のように40以上のセーブを挙げている安定感は評価が高い。
1989年、レッズからドラフト11位で指名されたときは、投手としてではなく遊撃手としてだった。しかし、打撃面に多くの課題を抱えていたことから、持ち前の強肩を生かすために投手に転向を決意(打者としてはルーキーリーグと1Aでの2年間で通算打率.228)。1991年、1Aセダーラピズで迎えた投手転向1年目、27試合に救援登板し、1勝1敗12セーブをマークしたところで2Aチャタヌーガへ昇格。2Aでは14試合に登板し、8セーブをマーク。ホフマンはすでにクローザーが板に付いていた。
1992年は2Aで開幕を迎え、クローザーだけでなく先発としてもテスト登板し、あっさり結果を出して3Aナッシュビルへ。壁にぶつかった感もあるが、4勝6敗6セーブに防御率4.27という数字を残した。いよいよメジャー昇格が秒読み段階となったが、オフのエクスパンションドラフトで新生マーリンズから4巡目に指名され、急遽マーリンズのユニフォームに袖を通すことになった。
1993年、スプリングトレーニングで結果を出したホフマンは開幕ロースターの座を掴む。こうしてメジャーリーグのマウンドに立つことになったホフマンが初めてセーブを記録したのは4月29日のブレーブス戦のことであった。メジャーリーグを代表するクローザーに成長するホフマンの一歩目がこうして踏み出されたわけである。しかし、6月24日にマーリンズはパドレスの大砲、ゲーリー・シェフィールドを獲得するため、チームはホフマンの放出を決定。有望な若手にありがちなことである。思いも寄らぬシーズン途中のパドレス移籍だったが、ホフマンのメジャー1年目のシーズンの成績は、2チーム合わせて4勝6敗5セーブ、防御率3.90というものであった。
1994年からクローザーに定着し、23回のセーブ機会の登板で20セーブ(リーグ7位)をマーク。翌1995年も38回のセーブ機会の登板で31セーブ(リーグ6位)をマークし、確実にリーグを代表するクローザーとして成長していた。クローザーが打席に入るということは非常に珍しいが、この年の5月28日のフィリーズ戦で初めてメジャーの打席に入り、2点タイムリー2塁打を放つ。この頃にはホフマンが野手でプロ入りしていたという事実は遠い過去のものとなっていた。
1996年はチームを地区優勝へ導くと同時に、ホフマン自身も9勝5敗42セーブ、防御率2.25、111奪三振と素晴らしい成績をマーク。この年のサイヤング賞の投票で5位、MVPの投票で10位にランクインするなど、周囲の誰もがホフマンの実力を認めていた。翌1997年も、チームは地区2位に終わるものの6勝4敗37セーブと安定感は相変わらず。前年と同じ111個の奪三振を記録するが、投球回数にすれば前年より少ないため、9イニング換算での三振奪取率は12.3個とキャリアベストを叩き出した。
1998年はクローザーとしてホフマンが最も輝いた年となった。54回のセーブ機会の登板で53個ものセーブを記録。シーズン53セーブというのはリーグタイ記録であると同時に、メジャーリーグ史上4人目のシーズン50セーブ達成者にもなった(同じ年にロッド・ベックも51セーブを記録)。圧巻は.981というセーブ成功率である。シーズン30セーブ以上挙げたクローザーの中で史上最高の成功率を記録した。MVP投票でも2位に食い込んだ。
しかも前年から数えてセーブの失敗なしという連続記録を継続。この記録は41まで伸びたが、7月26日のアストロズ戦で、先頭のモイゼス・アルーに初球ホームランを打たれてしまい、記録はストップした(しかし、試合は延長10回の末、パドレスが勝っている)。さらに、この年初めてオールスターゲームに出場を果たすが、ロベルト・アロマーに手痛い1発を浴びてしまう。シーズンでは完全ぶりを見せながらも、こんなところにホフマンなりの愛敬を見せる。さらにチームの14年ぶりのリーグ優勝へ貢献し、ワールドシリーズの舞台へコマを進めた。ワールドシリーズでの初登板は、2連敗で迎えた第3戦のことだ。1点リードの場面だったが、スコット・ブローシャスに3ランホームランを打たれ、負け投手となった。最高のシーズンを過ごしたにはふさしくない幕切れとなってしまった。
1999年は開幕前に4年間3200万ドルという内容で契約延長に合意。シーズン終盤に約1ヶ月もセーブを記録できなかったこともあったが、シーズン中に通算200セーブを記録するなど、2勝3敗40セーブ、防御率2.14という成績を残した。翌2000年、先発陣が苦しんだことも影響してか、シーズン中盤にホフマンらしくないセーブ失敗もあったが、終わってみれば43個ものセーブを積み上げていた。
2001年は8月15日のメッツ戦で、メジャー史上14人目となる通算300セーブをマーク。553試合の救援登板で達成した300セーブはウェッテランドと並び、メジャー史上2番目の早さである。しかもそのうち、339回のセーブ機会で300セーブを記録しおり、成功率にすると88.2%と抜群である。結局、この年は、3勝4敗43セーブでシーズンを終えた。この年限りでチームメイトのトニー・グウィンが抜け、徐々に生まれ変わりを図りつつあるパドレスの中でも、ホフマンのクローザーとしての位置は揺るがないのである。
2002年、61試合に登板して2勝5敗38セーブをマーク。昨年まで続けていた5年連続40セーブ以上の記録は途切れてしまったが、チームがシーズン66勝と苦しい中では十分な数字である。シーズンが終わった時点での通算セーブ数は352セーブと歴代5位に浮上し、リック・アギレラ(314セーブ)、ウェッテランド(330セーブ)、ローリー・フィンガース(341セーブ)、ランディ・マイヤーズ(347セーブ)らを抜いたことになる。なお、単独チームで挙げたセーブとしては、デニス・エカーズリーがメジャー記録(320セーブ)を持っていたが、これもホフマンが抜いている。
2003年、肩の手術に踏み切ることになり、シーズンの大半を棒に振ることになった。この手術で初めて故障者リスト入りしたというのも、ホフマンのこれまでの丈夫さを示すものである。メジャーに復帰したのは9月に入ってからで、この年はわずか9試合に登板するのみで、セーブは記録していない。オプション契約を行使し、翌年も契約を交わすことになるが、年俸自体は960万ドルから250万ドルで大きく下がっている。
2004年、パドレスのクローザーの座に戻ってきたホフマン。ブランクの影響を感じさせず、3勝3敗41セーブをマークし、完全復活をアピールした。通算セーブ数ではジェフ・リアドン(367セーブ)、エカーズリー(390セーブ)を抜いて歴代3位に浮上。翌2005年も1勝6敗43セーブという成績を残し、通算セーブ数を436セーブに乗せて、ジョン・フランコ(424セーブ)を抜いて歴代2位に上がった。なお、シーズン中には38試合連続セーブ機会成功という記録を作り、自らが過去に記録した41試合連続(1997~98年)という記録に迫った。
2006年、0勝2敗46セーブを記録し、リー・スミスの持つメジャー記録(478セーブ)を抜いて、ついにメジャー単独トップに立った。シーズン30セーブ以上も、このシーズンで11回を数え、これもスミスの10回を抜いて、メジャートップになるなど、ホフマンにとっては区切りのシーズンとなっている。この年のサイヤング賞投票ではブランドン・ウェッブに次ぐ、2位にランクインしている。
2007年、6月6日の対ドジャース戦で前人未踏となる通算500セーブを達成。この年は4勝5敗42セーブをマークし、シーズン終わった時点でのセーブ数は524セーブとなっている。シーズン後半には通算1000奪三振も達成している。なお、4月28日の対ドジャース戦で、ホフマン自身パドレスの投手として803試合目の登板を果たしたが、これは単独チームでの登板数としては、ウォルター・ジョンソン、ロイ・フェイスの持つ802試合を塗り替えるメジャー記録である。
2008年もクローザーとして安定感を見せるホフマン。5月10日の対ロッキーズ戦ではグレッグ・マダックスが通算350勝を達成した試合で、ホフマンは通算530セーブを記録している。若い頃と比較すると速球自体に衰えはあるが、切れ味鋭いチェンジアップを中心とする投球で、セーブ数を積み重ねている。
<written by Kenji@webmaster>
各年度別成績一覧
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 1993 Fla 28 0 0 0 2 2 2 36.2 24 26 19 13 13 3.28 1993 SD 39 0 0 0 2 4 3 54.1 56 53 20 30 26 4.31 1994 SD 47 0 0 0 4 4 20 56.0 39 68 20 16 16 2.57 1995 SD 55 0 0 0 7 4 31 53.1 48 52 14 25 23 3.88 1996 SD 70 0 0 0 9 5 42 88.0 50 111 31 23 22 2.25 1997 SD 70 0 0 0 6 4 37 81.1 59 111 24 25 24 2.66 1998 SD 66 0 0 0 4 2 53 73.0 41 86 21 12 12 1.48 1999 SD 64 0 0 0 2 3 40 67.1 48 73 15 23 16 2.14 2000 SD 70 0 0 0 4 7 43 72.1 61 85 11 29 24 2.99 2001 SD 62 0 0 0 3 4 43 60.1 48 63 21 25 23 3.43 2002 SD 61 0 0 0 2 5 38 59.1 52 69 18 20 18 2.73 2003 SD 9 0 0 0 0 0 0 9.0 7 11 3 2 2 2.00 2004 SD 55 0 0 0 3 3 41 55.2 42 53 8 14 14 2.31 2005 SD 60 0 0 0 1 6 43 58.2 52 54 12 23 19 2.97 2006 SD 65 0 0 0 0 2 46 63.0 48 50 13 16 15 2.14 2007 SD 61 0 0 0 4 5 42 57.1 49 44 15 21 19 2.98 ----------------------------------------------------------------------------- Total 882 0 0 0 53 60 524 942.2 724 1009 265 317 286 2.73
受賞タイトル一覧
- 最多セーブ王2回(1998,2006)
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