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Troy GLAUS(トロイ・グロス)

St.Louis CARDINALS

#8 トロイ・グロス(Troy GLAUS) | 3B

トロイ・グロス

  • 1997年6月ドラフト・エンゼルス1位(全米3番目)
  • 1976年8月3日生 右投右打 196センチ 104キロ
  • カリフォルニア州出身

過去3年間の成績

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 2005  Ari  149  538   78  139  29   1  37   97  145   84    4  .363 .522  .258
 2006  Tor  153  540  105  136  27   0  38  104  134   86    3  .355 .513  .252
 2007  Tor  115  385   60  101  19   1  20   62  102   61    0  .366 .473  .262
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     1244 4425  766 1124 240   9 277  778 1165  701   56  .358 .500  .254

選手の紹介文
かつてのHRキングのグロスがカージナルス入り。かつて本塁打王にも輝いたことのあるトロイ・グロス。怪我なくシーズンを過ごすことが出来れば、パワーヒッターとして高い数字を残すことが期待できる。サードを守り、過去には「マイク・シュミットの再来」と呼ばれるほどに評価が高かった。怪我が目立ち始めてからは球団を渡り歩く形になっており、2008年からはカージナルスへ移籍することになった。

5歳の頃から本格的に野球を始めたグロス。シーズンスポーツが定着しているアメリカでは、子供の頃から野球を始めとしてフットボールやバスケットボールなどの複数のスポーツを楽しむことが多いが、グロスの場合はほぼ野球一筋だった。高校時代から高い評価を受ける選手として注目され、卒業時にはパドレスからドラフト2位(全米37番目)で指名されるが、それを拒否し、大学進学を決めた。

大学に入ってもグロスはチームの主力選手として活躍。大学3年間で残した成績は、179試合に出場し、打率.344、62HR、180打点、24盗塁というものである。大学2年時にはアトランタオリンピックのアメリカ代表チームに選抜されたことがグロスをさらに一回り大きくした(ちなみにオリンピックでは、準決勝で日本に敗れ、銅メダルに終わった)。

大学3年時の成績は、67試合の出場で、打率.409、34HR、91打点、10盗塁というものである。この年の34本のHRは、1984年に大学生だったマーク・マグワイアの32HRという記録を抜くものである。さらに1シーズンで30HR、10盗塁を記録したのも、大学野球史上3番目となる。大学球界を代表する大型内野手として定評のあったグロスは、1997年ドラフトでエンゼルスから1位指名(全米3番目)を受けて、プロ入りすることを決断した。

大学時代は主にショートを守っていたグロスだったが、プロの扉を開くなりサードへのコンバートが決まった。本人もショートの守備に限界を感じていたこともあり、このコンバートはすんなりと決まった。1998年に2Aミッドランドでプロとして第一歩を踏み出したグロスは50試合に出場し、打率.309、19HR、51打点とずば抜けた数字を残す活躍を見せると、あっさりと3Aバンクーバーへ昇格。ここでも59試合の出場で、打率.306、16HR、42打点を記録し、この年の7月31日にはメジャーデビューを飾った。マイナーリーグを109試合で卒業したグロスだったが、メジャーでは壁にぶち当たってしまい、48試合の出場で打率.218、1HR、23打点という成績に終わっている。

1999年は開幕からエンゼルスのサードのポジションを完全に自分の物にしたグロス。154試合に出場し、打率こそ.240と低迷したが、29HR、79打点と実力の片鱗を垣間見せた。四球数(71個)の2倍の三振(143個)を喫している点に若い荒々しさを感じることができるのだが、初めてメジャーでフルシーズン過ごしたことによりメジャーリーガーとしての下地を築いていくのである。

2002年から新調したエンゼルスのユニフォームに袖を通したグロス。2000年のグロスは開幕から好調を維持し続け、5月が終わった段階でも打率.330以上を記録していた。前半戦が終わった段階で、打率.293、25HR、60打点という数字を残し、初めてのオールスター出場も果たしている。9月に入ると2週間近くもHRが出ないことがあったが、シーズンが終わってみれば47本のHRを放ち、フランク・トーマスを振り切って、本塁打王のタイトルを獲得。さらにそのうち、サードとして記録した46本(1本は指名打者として打ったもの)は、アメリカンリーグでのサードを守る選手として、1953年にアル・ローセンが43本のホームランを放って以来となる最多HR記録である。ちなみにメジャー記録は1980年のシュミットであり、48本を放っている。

この年のエンゼルスはグロスに加え、ギャレット・アンダーソン(35HR)、モー・ボーン(36HR)、ティム・サーモン(34HR)と30HRカルテットを形成。グロスは159試合の出場で、打率.284、47HR、102打点と文句のつけようのない成績。強いて挙げれば163個という三振数が課題となったくらいである。エンゼルス史上初、1シーズンで100得点、100打点、100四球を記録した選手になった。

2001年はシーズン前にボーンが怪我で1年を棒に振ることが決まり、グロスのバットに期待が集まった。打率は終始2割半ばに留まっていたが長打力は発揮しており、結果的には打率.250、41HR、108打点に終わっている。この年ハイライトはオールスターゲームであり、5回が終わった段階でこの年限りでの引退を発表していたカル・リプケンに代わり、守備についたのは24歳のグロスだった。リプケンという大選手と、そのリプケンに憧れて育ったグロスが交わった象徴的な場面だった。

2002年、156試合に出場し、打率.250、30HR、111打点という成績を残し、チームのワイルドカードとしてのポストシーズン進出に貢献した。特に終盤の9月15日の対レンジャーズ戦から翌16日の対アスレティックス戦にかけて、4打数連続HRを記録するなど、球団史上初となる記録も達成した。ポストシーズンでも勝ち進み、球団創立42年目にして初のリーグ優勝を果たして、ワールドシリーズに出場。そのワールドシリーズで打率.385、3HR、8打点をマークし、チームに世界一をもたらすと同時にグロスはシリーズMVPも受賞したのである。

2003年は怪我に苦しむ形で91試合の出場に留まり、打率.248、16HR、50打点という数字に終わってしまった。翌2004年も怪我で満足したシーズンを過ごすことが出来ず、わずか58試合の出場で、打率.251、18HR、42打点に終わった。ポストシーズンには間に合い、ディビジョンシリーズ(対レッドソックス)では打率.364、2HR、3打点と大当たりしたが、チームは敗れている。オフにFAとなると、ダイヤモンドバックスと4年間4500万ドルで契約合意している。

サードが主だが、たまにショートを守ることもある。移籍1年目となる2005年、開幕直後に4試合連続HRを記録するなど、怪我からの復帰をアピール。終わってみれば149試合に出場し、打率.258、37HR、97打点と高い数字を残した。しかし、サードの守備では24エラーと精彩を欠いてしまう。オフになるとブルージェイズの移籍が決まった。パワーのある打者が欲しいブルージェイズから請われての移籍となったのである。

2006年、153試合の出場で、打率.252、38HR、104打点を記録。38HRはチームトップの記録であり、4年ぶりの100打点越えをマークしている。翌2007年は足の怪我に悩まされ、休みながらの出場となったがポストシーズン出場の望みが消えると離脱し、手術を決断した。結果的にこの年は115試合の出場で、打率.262、20HR、62打点という数字に終わっている。

2008年開幕前には、同じサードを守るスコット・ローレンとの交換でカージナルス入りが決まった。怪我による苦しいシーズンが続いているが、年齢的にも老け込む年ではなく、ワールドシリーズMVPを獲得した2002年の時の再現が待たれるところである。

<written by Kenji@webmaster>

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1998  Ana   48  165   19   36   9   0   1   23   51   15    1  .280 .291  .218
 1999  Ana  154  551   85  132  29   0  29   79  143   71    5  .331 .450  .240
 2000  Ana  159  563  120  160  37   1  47  102  163  112   14  .404 .604  .284
 2001  Ana  161  588  100  147  38   2  41  108  158  107   10  .367 .531  .250
 2002  Ana  156  569   99  142  24   1  30  111  144   88   10  .352 .453  .250
 2003  Ana   91  319   53   79  17   2  16   50   73   46    7  .343 .464  .248
 2004  Ana   58  207   47   52  11   1  18   42   52   31    2  .355 .575  .251
 2005  Ari  149  538   78  139  29   1  37   97  145   84    4  .363 .522  .258
 2006  Tor  153  540  105  136  27   0  38  104  134   86    3  .355 .513  .252
 2007  Tor  115  385   60  101  19   1  20   62  102   61    0  .366 .473  .262
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     1244 4425  766 1124 240   9 277  778 1165  701   56  .358 .500  .254

受賞タイトル一覧

  • 本塁打王1回(2000)
  • シルバースラッガー賞2回(2000~01)

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