- 2009-07-17 (金) 0:04
- MLB Players
#44 ビセンテ・パディーヤ(Vicente PADILLA) | SP

- 1998年8月・ダイヤモンドバックスと契約
- 1977年9月27日生 右投右打 187センチ 91キロ
- ニカラグア出身
過去3年間の成績
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 2006 Tex 33 33 0 0 15 10 0 200.0 206 156 70 108 100 4.50 2007 Tex 23 23 0 0 6 10 0 120.1 146 71 50 88 77 5.76 2008 Tex 29 29 1 1 14 8 0 171.0 185 127 65 100 90 4.74 ----------------------------------------------------------------------------- Total 279 196 3 3 86 79 2 1270.1 1311 880 453 671 609 4.32
選手の紹介文
レンジャーズの中心投手として、強気の内角攻めを得意とするビセンテ・パディーヤ。150キロ代半ばの重い速球にスライダー、シンカー、さらに鋭いカーブや武器とする。防御率は4点以上を記録し、打たれ強い投手という印象がある。2007年からの3年間3375万ドルという契約の最終年となることもあり、その動向には注目が集まる。
ニカラグアで生まれたパディーヤは、5人兄弟の長男である。野球に関しては高い実力を持っており、故郷の英雄であるデニス・マルチネスの指導を受ける機会に恵まれたときに、チェンジアップ、スライダー、カーブを学んでいる。1998年にイタリアで行われた世界選手権では、リリーフとしてニカラグアに銅メダルをもたらすことに貢献。そして、その年の8月にダイヤモンドバックスと契約を交わし、プロの世界に飛び込んだ。
1999年、1Aハイディザートでキャリアをスタートさせると、9試合の先発で4勝1敗、防御率3.73という好成績を残した。すぐに3Aツーソンに昇格すると、5月には月間4勝(1敗)を挙げる好調ぶりを見せた。6月後半の段階で早くもメジャー昇格。いきなりセーブ機会での登板だったが、そこで失敗してしまったパディーヤはその後、メジャーと3Aを往復することとなってしまった。
結果としてプロ1年目は、3Aでは18試合の登板(先発は14試合)で、7勝4敗、防御率3.75をマークする一方、メジャーでは5試合の登板で0勝1敗、防御率16.88と散々な成績に終わっている。翌2000年も3Aで開幕を迎え、主にブルペンからの登板が続き、5月にはメジャー昇格。ブルペンからの登板のみだったが、着実に成長の跡を見せ、メジャー初勝利も記録している。
そんな中、7月末の段階でダイヤモンドバックスはチーム再建のためにフィリーズのエースであるカート・シリングの獲得を目指し、交換トレードが成立。その交換相手の1人としてパディーヤが指名された。この時、フィリーズ入りしたのはトラビス・リー、ネルソン・フィゲロア、オマー・ダールにパディーヤを含む若手4選手である。フィリーズ移籍後のパディーヤは、同じようにブルペンからの投球を任せられた。
2001年、フィリーズのブルペンで開幕を迎えたが、打撃練習中に左足首を痛めるアクシデントに苦しんだ。クローザー候補にも名前が挙がるが、思うような結果は残せなかった。6月末に3Aスクラントンに降格すると、今度は先発投手へと転向し、16試合の先発で7勝0敗、防御率2.42をマーク。翌年以降の先発転向に含みを持たした。
2002年、フィリーズの先発ローテーション入りを果たしたパディーヤ。先発としての適性を見せ、前半戦だけで10勝を挙げる活躍を果たし、オールスター出場の栄誉も手にした。特に前半戦の中でも5月10日の対ダイヤモンドバックス戦、前年に世界一となった古巣チーム相手に7回まで無安打に抑える快投。8回表のマウンドに上がったパディーヤは、簡単に2アウトを取り、ノーヒッターまであとアウト4つまで迫った。ここで打席に迎えた代打のクリス・ドネルスにレフト線へワンバウンドで飛び込むエンタイトル2塁打を打たれてしまい、記録はストップ。
しかし、これで崩れることなく後続を抑えた。最終回にもう1本、ヒットを打たれてしまうが、結局、散発2安打に抑えきり、7個の三振を奪いメジャー初完封を記録したのである。前年に世界一になったチームを相手にノーヒッターを記録していたとなれば、1990年にノーラン・ライアンがアスレティックス相手に達成して以来の快挙となるところだった。特に7回表はファーストを守るトラビス・リーの元に3度とも打球が飛び、リーが難なくさばいた。このリーとパディーヤは共にシリングとの交換でフィリーズへやってきた選手である。結果的にこの年は32試合に先発し、14勝11敗、防御率3.28という数字を残している。
2003年も32試合に先発し、14勝12敗、防御率3.62という前年同様の成績を残した。特に32試合の登板のうち、7イニング以上を投げた試合は16試合を数え、その試合の戦績は11勝1敗、防御率1.56と圧倒的なものである。4月19日の対ブレーブス戦では完封勝利を挙げたが、この年のブレーブス打線は強打を誇っており、その打線相手に見事な結果を残した。8月31日の対メッツ戦でも7回までノーヒッターに抑える快投を見せている。
2004年は開幕から負けが込み、さらには右肘痛もあり、約2ヶ月の離脱があった。結果としては20試合の先発に留まり、7勝(7敗)に終わっている。翌2005年も開幕を故障者リストで迎え、4月半ばに戦線復帰。開幕から4連敗と苦しみながら、終わってみれば27試合の先発で9勝12敗、防御率4.71という数字を残した。そしてオフにはレンジャーズへの移籍が決まったのである(交換相手はリカルド・ロドリゲス)。
2006年、レンジャーズでの移籍1年目にして、同じ移籍組のケビン・ミルウッドと共にチームを支えた。16勝を挙げたミルウッドに対して、パディーヤは33試合の先発で15勝10敗、防御率4.50、156奪三振をマーク。オフにはレンジャーズと3年間3375万ドルという内容で契約延長に合意したのである。しかし、2007年は制球難に苦しみ、6勝(10敗)、防御率5.76に終わった。死球から乱闘騒ぎにも巻き込まれるなど散々な1年となった。
2008年には29試合の先発で14勝8敗、防御率4.74という数字を残した。レンジャーズ投手陣の中で唯一となる2桁勝利を挙げるなど、チームのエースとして存在感を発揮している。ニカラグア出身投手としてはデニス・マルチネスの245勝に次いで、すでに2番目に白星を積み重ねているパディーヤ。残された現役生活で、どこまでマルチネスに近づくことが出来るだろうか。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
受賞アワード一覧
各年度別成績一覧
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 1999 Ari 5 0 0 0 0 1 0 3.2 7 0 3 5 5 16.88 2000 Ari 27 0 0 0 2 1 0 35.0 32 30 10 10 9 2.31 2000 Phi 28 0 0 0 2 6 2 30.1 40 21 18 23 18 5.34 2001 Phi 23 0 0 0 3 1 0 34.0 36 29 12 18 16 4.24 2002 Phi 32 32 1 1 14 11 0 206.0 198 128 53 83 75 3.28 2003 Phi 32 32 1 1 14 12 0 209.2 196 133 62 94 84 3.62 2004 Phi 20 20 0 0 7 7 0 115.1 119 82 36 63 58 4.53 2005 Phi 27 27 0 0 9 12 0 147.0 146 103 74 79 77 4.71 2006 Tex 33 33 0 0 15 10 0 200.0 206 156 70 108 100 4.50 2007 Tex 23 23 0 0 6 10 0 120.1 146 71 50 88 77 5.76 2008 Tex 29 29 1 1 14 8 0 171.0 185 127 65 100 90 4.74 ----------------------------------------------------------------------------- Total 279 196 3 3 86 79 2 1270.1 1311 880 453 671 609 4.32
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:1回(2002-NL)
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