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Vinny CASTILLA(ビニー・キャスティーヤ)

Major League Baseball

#9 ビニー・キャスティーヤ(Vinny CASTILLA) | 3B

ビニー・キャスティーヤ

  • 1990年3月・ブレーブスと契約
  • 1967年7月4日生 右投右打 185センチ 93キロ
  • メキシコ出身

選手の紹介文
3年連続40HR、4年連続100打点をマークしたキャスティーヤ。ロッキーズの球団史を飾るスラッガーの1人として名前の挙がるビニー・キャスティーヤ。クアーズフィールドの開場に合わせて、長打力が飛躍的に伸び、一躍リーグを代表する選手となったのである。幾つかの球団を渡り歩き、衰えも見せたが、2004年にロッキーズへ復帰すると打点王のタイトルを手にした。

メキシコで生まれ育ったキャスティーヤは、国内リーグで力を磨き、1990年にブレーブスと契約することとなった。契約したその年、ブレーブス傘下の2Aグリーンビルでプレーしている。打率.235と結果は残せなかったが、強打のショートストップとして期待は大きかった。翌1991年は2Aで開幕を迎えると、そのまま3Aリッチモンドに昇格し、9月にはメジャーからお呼びがかかり、12試合にだけ出場している(前年最下位からのリーグ優勝へと駆け上がるブレーブスの空気に触れることができたのである)。

1992年、シーズンの大半を3Aで過ごし、127試合の出場で打率.252、7HR、44打点という数字を残している。シーズン終盤の9月にメジャーに上がり、9試合にだけ出場。オフには翌年から新球団として創立されるロッキーズからエクスパンションドラフトで40番目に指名を受けた。こうして、キャスティーヤはロッキーズへと移籍することになった。

1993年、ロッキーズのショートストップとして105試合に出場した。打率.255、9HR、30打点と満足した数字は残せなかったが、確実な歩みを踏み始めたのである。翌1994年、ウォルト・ワイスの加入もあり、ショートストップの他にサード、セカンドも守るようになったのである。開幕序盤に不振から3Aコロラドスプリングスへと降格したが、復帰後は好調を見せた。52試合の出場で打率.331と非凡な力を見せている。

1995年、ロッキーズのサードに定着したキャスティーヤ。この年、新球場クアーズフィールドが完成したことで、持ち前の打棒が大いに発揮されたのである。開幕時こそ不調だったが、5月以降は固め打ちを見せ、終始打率3割以上を維持した。ストライキ明けということで短縮されて139試合の出場だったが、打率.309、32HR、90打点という数字を残した。ロッキーズ打線はキャスティーヤの他に、ダンテ・ビシェット(40HR)、ラリー・ウォーカー(36HR)、アンドレス・ガララーガ(31HR)と30HRカルテットを形成している。

1996年、進化が問われる中で160試合に出場し、打率.304、40HR、113打点と期待通りの結果を残した。特にガララーガ(47HR、150打点)、エリス・バークス(40HR、128打点)を含む3人で、メジャー史上2度目となる40HRトリオを形成。この3人にビシェット(31HR、141打点)を加えると、100打点カルテットとなり、打者天国クアーズフィールドの恩恵を大いに受けたのである。

1997年も勢いは全く衰えず、159試合の出場で打率.304、40HR、113打点と前年と同じ数字を残したキャスティーヤ。この年のロッキーズ打線もウォーカー(49HR、130打点)、ガララーガ(41HR、140打点)と共に40HRトリオとなり、ここにビシェット(26HR、118打点)を加えて100打点カルテットとまさに強打を売り物としていた。しかし、チームは地区3位に終わり、ポストシーズンには進出していない。

1998年、162試合にフル出場すると打率.319、46HR、144打点とキャリアハイとなる数字を残し、MVP投票でも11位にランクインした。翌1999年は158試合の出場で打率.275、33HR、102打点と数字を落としてしまうと、そのオフにはデビルレイズへの交換トレードによる移籍が決まった(交換相手はローランド・アローホとアーロン・レデスマ)。

強打ロッキーズ打線には欠かせない戦力であった。デビルレイズで迎えた2000年シーズン、わずか85試合しか出場できず、打率.221と低迷。2001年も開幕から不振で、5月早々にデビルレイズを解雇されてしまった。すぐにアストロズと契約すると122試合に出場して、打率.270、23HR、82打点とそれなりの数字は残したのである。

2002年からは古巣ブレーブスと契約。期待されての復帰となったが、1年目は打率.232と落ち込むものの、翌2003年は打率.277、22HR、76打点という数字を残した。とはいえ、この年は強打を売り物としたブレーブス打線の中では見劣りはしたのである。

2004年からはかつて打棒を大いに発揮したロッキーズへ戻ることとなった。すでに36歳となっていたキャスティーヤだったが、それまで見せた衰えを感じさせず、148試合の出場で打率.271、35HR、131打点という好成績を残した。そして、初めての打撃タイトルである打点王を手にしたのである。そして、オフにFAとなるとナショナルズと契約を結ぶことになった。

2005年、本拠地をモントリオールからワシントンに移し、愛称もナショナルズと変えて間もないチームで142試合に出場して、打率.253、12HR、66打点をマーク。オフにはブライアン・ローレンスとの交換でパドレス入りが決定。しかし、2006年シーズンも思うような数字は残せず、7月半ばには解雇された。本人がロッキーズでの引退を希望し、8月半ばにロッキーズとマイナー契約。9月にはロッキーズの一員として、主に代打として試合に出場し、メジャー生活の最後を締めくくった。メジャー通算成績は1854試合の出場で、打率.276、1884安打、320HR、1105打点というものである。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

  • 打点王:1回(2004-NL)

受賞アワード一覧

  • シルバースラッガー賞:3回(1995-NL、1997-NL、1998-NL)

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1991  Atl   12    5    1    1   0   0   0    0    2    0    0  .200 .200  .200
 1992  Atl    9   16    1    4   1   0   0    1    4    1    0  .333 .313  .250
 1993  Col  105  337   36   86   9   7   9   30   45   13    2  .283 .404  .255
 1994  Col   52  130   16   43  11   1   3   18   23    7    2  .357 .500  .331
 1995  Col  139  527   82  163  34   2  32   90   87   30    2  .347 .564  .309
 1996  Col  160  629   97  191  34   0  40  113   88   35    7  .343 .548  .304
 1997  Col  159  612   94  186  25   2  40  113  108   44    2  .356 .547  .304
 1998  Col  162  645  108  206  28   4  46  144   89   40    5  .362 .589  .319
 1999  Col  158  615   83  169  24   1  33  102   75   53    2  .331 .478  .275
 2000  TB    85  331   22   73   9   1   6   42   41   14    1  .254 .308  .221
 2001  TB    24   93    7   20   6   0   2    9   22    3    0  .247 .344  .215
 2001  Hou  122  445   62  120  28   1  23   82   86   32    1  .320 .492  .270
 2002  Atl  143  543   56  126  23   2  12   61   69   22    4  .268 .348  .232
 2003  Atl  147  542   65  150  28   3  22   76   86   26    1  .310 .461  .277
 2004  Col  148  583   93  158  43   3  35  131  113   51    0  .332 .535  .271
 2005  Was  142  494   53  125  36   1  12   66   82   43    4  .319 .403  .253
 2006  SD    72  254   24   59  10   0   4   23   46    9    0  .260 .319  .232
 2006  Col   15   21    2    4   0   0   1    4    3    0    0  .227 .333  .190
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     1854 6822  902 1884 349  28 320 1105 1069  423   33  .321 .476  .276

キャリアハイライト一覧

  • オールスター出場:2回(1995-AL、1998-AL)

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