- 2009-05-29 (金) 0:09
- MLB Players

#9 ビニー・キャスティーヤ(Vinny CASTILLA) | 3B

- 1990年3月・ブレーブスと契約
- 1967年7月4日生 右投右打 185センチ 93キロ
- メキシコ出身
選手の紹介文
ロッキーズの球団史を飾るスラッガーの1人として名前の挙がるビニー・キャスティーヤ。クアーズフィールドの開場に合わせて、長打力が飛躍的に伸び、一躍リーグを代表する選手となったのである。幾つかの球団を渡り歩き、衰えも見せたが、2004年にロッキーズへ復帰すると打点王のタイトルを手にした。
メキシコで生まれ育ったキャスティーヤは、国内リーグで力を磨き、1990年にブレーブスと契約することとなった。契約したその年、ブレーブス傘下の2Aグリーンビルでプレーしている。打率.235と結果は残せなかったが、強打のショートストップとして期待は大きかった。翌1991年は2Aで開幕を迎えると、そのまま3Aリッチモンドに昇格し、9月にはメジャーからお呼びがかかり、12試合にだけ出場している(前年最下位からのリーグ優勝へと駆け上がるブレーブスの空気に触れることができたのである)。
1992年、シーズンの大半を3Aで過ごし、127試合の出場で打率.252、7HR、44打点という数字を残している。シーズン終盤の9月にメジャーに上がり、9試合にだけ出場。オフには翌年から新球団として創立されるロッキーズからエクスパンションドラフトで40番目に指名を受けた。こうして、キャスティーヤはロッキーズへと移籍することになった。
1993年、ロッキーズのショートストップとして105試合に出場した。打率.255、9HR、30打点と満足した数字は残せなかったが、確実な歩みを踏み始めたのである。翌1994年、ウォルト・ワイスの加入もあり、ショートストップの他にサード、セカンドも守るようになったのである。開幕序盤に不振から3Aコロラドスプリングスへと降格したが、復帰後は好調を見せた。52試合の出場で打率.331と非凡な力を見せている。
1995年、ロッキーズのサードに定着したキャスティーヤ。この年、新球場クアーズフィールドが完成したことで、持ち前の打棒が大いに発揮されたのである。開幕時こそ不調だったが、5月以降は固め打ちを見せ、終始打率3割以上を維持した。ストライキ明けということで短縮されて139試合の出場だったが、打率.309、32HR、90打点という数字を残した。ロッキーズ打線はキャスティーヤの他に、ダンテ・ビシェット(40HR)、ラリー・ウォーカー(36HR)、アンドレス・ガララーガ(31HR)と30HRカルテットを形成している。
1996年、進化が問われる中で160試合に出場し、打率.304、40HR、113打点と期待通りの結果を残した。特にガララーガ(47HR、150打点)、エリス・バークス(40HR、128打点)を含む3人で、メジャー史上2度目となる40HRトリオを形成。この3人にビシェット(31HR、141打点)を加えると、100打点カルテットとなり、打者天国クアーズフィールドの恩恵を大いに受けたのである。
1997年も勢いは全く衰えず、159試合の出場で打率.304、40HR、113打点と前年と同じ数字を残したキャスティーヤ。この年のロッキーズ打線もウォーカー(49HR、130打点)、ガララーガ(41HR、140打点)と共に40HRトリオとなり、ここにビシェット(26HR、118打点)を加えて100打点カルテットとまさに強打を売り物としていた。しかし、チームは地区3位に終わり、ポストシーズンには進出していない。
1998年、162試合にフル出場すると打率.319、46HR、144打点とキャリアハイとなる数字を残し、MVP投票でも11位にランクインした。翌1999年は158試合の出場で打率.275、33HR、102打点と数字を落としてしまうと、そのオフにはデビルレイズへの交換トレードによる移籍が決まった(交換相手はローランド・アローホとアーロン・レデスマ)。
デビルレイズで迎えた2000年シーズン、わずか85試合しか出場できず、打率.221と低迷。2001年も開幕から不振で、5月早々にデビルレイズを解雇されてしまった。すぐにアストロズと契約すると122試合に出場して、打率.270、23HR、82打点とそれなりの数字は残したのである。
2002年からは古巣ブレーブスと契約。期待されての復帰となったが、1年目は打率.232と落ち込むものの、翌2003年は打率.277、22HR、76打点という数字を残した。とはいえ、この年は強打を売り物としたブレーブス打線の中では見劣りはしたのである。
2004年からはかつて打棒を大いに発揮したロッキーズへ戻ることとなった。すでに36歳となっていたキャスティーヤだったが、それまで見せた衰えを感じさせず、148試合の出場で打率.271、35HR、131打点という好成績を残した。そして、初めての打撃タイトルである打点王を手にしたのである。そして、オフにFAとなるとナショナルズと契約を結ぶことになった。
2005年、本拠地をモントリオールからワシントンに移し、愛称もナショナルズと変えて間もないチームで142試合に出場して、打率.253、12HR、66打点をマーク。オフにはブライアン・ローレンスとの交換でパドレス入りが決定。しかし、2006年シーズンも思うような数字は残せず、7月半ばには解雇された。本人がロッキーズでの引退を希望し、8月半ばにロッキーズとマイナー契約。9月にはロッキーズの一員として、主に代打として試合に出場し、メジャー生活の最後を締めくくった。メジャー通算成績は1854試合の出場で、打率.276、1884安打、320HR、1105打点というものである。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
- 打点王:1回(2004-NL)
受賞アワード一覧
- シルバースラッガー賞:3回(1995-NL、1997-NL、1998-NL)
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1991 Atl 12 5 1 1 0 0 0 0 2 0 0 .200 .200 .200 1992 Atl 9 16 1 4 1 0 0 1 4 1 0 .333 .313 .250 1993 Col 105 337 36 86 9 7 9 30 45 13 2 .283 .404 .255 1994 Col 52 130 16 43 11 1 3 18 23 7 2 .357 .500 .331 1995 Col 139 527 82 163 34 2 32 90 87 30 2 .347 .564 .309 1996 Col 160 629 97 191 34 0 40 113 88 35 7 .343 .548 .304 1997 Col 159 612 94 186 25 2 40 113 108 44 2 .356 .547 .304 1998 Col 162 645 108 206 28 4 46 144 89 40 5 .362 .589 .319 1999 Col 158 615 83 169 24 1 33 102 75 53 2 .331 .478 .275 2000 TB 85 331 22 73 9 1 6 42 41 14 1 .254 .308 .221 2001 TB 24 93 7 20 6 0 2 9 22 3 0 .247 .344 .215 2001 Hou 122 445 62 120 28 1 23 82 86 32 1 .320 .492 .270 2002 Atl 143 543 56 126 23 2 12 61 69 22 4 .268 .348 .232 2003 Atl 147 542 65 150 28 3 22 76 86 26 1 .310 .461 .277 2004 Col 148 583 93 158 43 3 35 131 113 51 0 .332 .535 .271 2005 Was 142 494 53 125 36 1 12 66 82 43 4 .319 .403 .253 2006 SD 72 254 24 59 10 0 4 23 46 9 0 .260 .319 .232 2006 Col 15 21 2 4 0 0 1 4 3 0 0 .227 .333 .190 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1854 6822 902 1884 349 28 320 1105 1069 423 33 .321 .476 .276
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:2回(1995-AL、1998-AL)
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