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Wade BOGGS(ウェイド・ボッグス)

Major League Baseball

#12 ウェイド・ボッグス | 3B

ウェイド・ボッグス

  • 1976年ドラフト・レッドソックス7位
  • 1958年6月15日生 右投左打 188センチ 89キロ
  • ナブラスカ州出身

選手の紹介文
通算3000本安打を達成したウェイド・ボッグス。広角に打ち分ける高い打撃能力と鋭い選球眼で安打製造機の名をほしいままにするウェイド・ボッグス。4年連続を含む5度の首位打者獲得を始め、メジャー18年間で打率3割を15度も記録するなど、1980年代を彩った名選手であることは間違いない。

1976年、レッドソックスからドラフト7位指名を受けてプロ入りしたボッグス。マイナーリーグ時代は期待されていた選手というわけではなかったが、3Aで首位打者を獲得するなど実績を積み上げ、メジャーからお呼びがかかったのは1982年開幕のことである。

当時のレッドソックスのサードを守っていたのは、前年(1981年)に打率.336で首位打者を獲得しているカーニー・ランクフォードであり、必然的にボッグスの出場機会は少なかった。しかし、そのランクフォードが足首を痛めて欠場するとボッグスがサードに入り、この間の打率は.390と高打率をマーク。メジャー1年目のこの年は104試合の出場に留まりながら、シーズントータルの打率は.349と高いものだった。

するとレッドソックスは前年の首位打者ランクフォードをアスレティックスに放出し、レッドソックスのサードの座をボッグスに明け渡したのである。晴れてレギュラーとなった1983年は153試合に出場し、打率.361、210安打、5HR、74打点をマークし、首位打者のタイトルを奪取。球団の大きな期待に十分すぎる内容で応えたのである。

1984年は打率.325、203安打をマーク。首位打者こそドン・マッティングリー(打率.343)に譲るが、ボッグスの実力は誰もが認めるものとなった。

1985年、161試合に出場して、打率.368、240安打をマークし、首位打者に返り咲き。この年は28試合連続安打も記録し、これは当時にして1980年以降最長の連続安打記録であり、シーズン240安打というのも、当時にして54年ぶりのメジャー記録でもあった。

1986年、5月末の対ツインズ戦で5打数5安打を記録し、一時的に打率を4割台に乗せ、打率4割への期待もふくらんだが、打率.357、207安打で2年連続の首位打者を獲得。翌1987年も打率.363、200安打で首位打者。ボッグスのシーズンHR数は一ケタであるが、この年はキャリアハイの24HRをマークしている。

7年連続200本安打という大記録を樹立。1988年、打率.366、214安打で4年連続5度目の首位打者となったボッグス。この時点で6年連続200安打を記録しており、これは20世紀以降としてはチャック・クライン(1929~33年)、チャーリー・ゲリンジャー(1933~37年)が記録している5年連続200安打というメジャー記録を塗り替えるものである。

1989年は打率.330、205安打で首位打者こそカービー・パケット(打率.339)に明け渡してしまうものの、200安打以上、100四球以上を4シーズンに渡って続けるメジャー記録も樹立。これまではルー・ゲーリッグの3シーズン連続200安打、100四球が記録であった。

1990年はボッグスらしくないシーズンとなり、打率.302、187安打に終わってしまう。続けていた連続シーズン200安打は7年で止まってしまった(ちなみにウィリー・キラーが1984年から1901年にかけて8年連続200安打という記録を樹立している)。

1991年は打率.332、181安打に終わり、翌1992年に至っては打率.259、133安打と極度のスランプに陥ってしまう。FAとなったボッグスはヤンキースとの契約を決めてしまった。こうしてボッグスは慣れ親しんだボストンの地を離れることになったのである。

名門復活をかけて動いているヤンキースにとって、ボッグスはチームリーダーとして大きな力を発揮した。移籍前年にはキャリア初の打率2割台を経験したが、移籍後は打率も3割台に復帰。しかし年齢により衰えは否定できず、サードとしての守備範囲も狭くなるなどしていた。

1996年シーズン終盤には同じサードを守るチャーリー・ヘイズを獲得して、ボッグスと併用する形となった。デレク・ジーターバーニー・ウイリアムスら若手の台頭も目立ち、ヤンキースは世界一に輝いた。ボッグスにとっても念願となるチャンピオンリングを手にした。

ヤンキースに移籍し、念願の世界一にもなった。晩年となる1998年には創立されたばかりのデビルレイズに移籍し、残りの選手生活を懸けることとなった。新球団の初HRを記録するなど存在感をアピール。

1999年8月7日の対インディアンズ戦、ボッグスは自身の3000本安打をHRで飾った。3000本安打をHRで飾ったのはボッグスが史上初である。しかも、この前日にはトニー・グウィンが3000本安打を記録しており、同時代を彩った両選手に歓喜の輪が広がったのである。そしてこのシーズンを最後に引退を決めた。通算打率は.328、通算安打は3010本である。

げんかつぎもあり試合前にチキンを食べ続けていたことから、チームメイトのジム・ライスに「チキンマン」というニックネームもつけられていたボッグス。生後18ヶ月という幼少時にスイングしている写真があり、その写真を同じレッドソックスで一時代を築いたテッド・ウイリアムスが見て「完璧なスイングだ」と語ったといわれる逸話も残っている。

<written by Kenji@webmaster>

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1982  Bos  104  338   51  118  14   1   5   44   21   35    1  .406 .441  .349
 1983  Bos  153  582  100  210  44   7   5   74   36   92    3  .444 .486  .361
 1984  Bos  158  625  109  203  31   4   6   55   44   89    3  .407 .416  .325
 1985  Bos  161  653  107  240  42   3   8   78   61   96    2  .450 .478  .368
 1986  Bos  149  580  107  207  47   2   8   71   44  105    0  .453 .486  .357
 1987  Bos  147  551  108  200  40   6  24   89   48  105    1  .461 .588  .363
 1988  Bos  155  584  128  214  45   6   5   58   34  125    2  .476 .490  .366
 1989  Bos  156  621  113  205  51   7   3   54   51  107    2  .430 .449  .330
 1990  Bos  155  619   89  187  44   5   6   63   68   87    0  .386 .418  .302
 1991  Bos  144  546   93  181  42   2   8   51   32   89    1  .421 .460  .332
 1992  Bos  143  514   62  133  22   4   7   50   31   74    1  .353 .358  .259
 1993  NYY  143  560   83  169  26   1   2   59   49   74    0  .378 .363  .302
 1994  NYY   97  366   61  125  19   1  11   55   29   61    2  .433 .489  .342
 1995  NYY  126  460   76  149  22   4   5   63   50   74    1  .412 .422  .324
 1996  NYY  132  501   80  156  29   2   2   41   32   67    1  .389 .389  .311
 1997  NYY  104  353   55  103  23   1   4   28   38   48    0  .373 .397  .292
 1998  TB   123  435   51  122  23   4   7   52   54   46    3  .348 .400  .280
 1999  TB    90  292   40   88  14   1   2   29   23   38    1  .377 .377  .301
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     2440 9180 1513 3010 578  61 118 1014  745 1412   24  .415 .443  .328

受賞タイトル一覧

  • 首位打者5回(1983,85~88)
  • ゴールドグラブ賞2回(1994,95)
  • オールスター出場12回(1985~96)

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