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Walter ALSTON(ウォルター・オルストン)

Major League Baseball

#24 ウォルター・オルストン(Walter ALSTON) | Mgr

ウォルター・オルストン

  • 1935年・カージナルスと契約
  • 1911年12月1日生 右投右打 188センチ 85キロ
  • オハイオ州出身

選手の紹介文
ドジャース悲願の世界一に初めて導いたオルストン。23年間に渡りドジャースの監督を務めたウォルター・オルストン。なかなか世界一に縁のない悲運の球団だったドジャースに初めて栄冠をもたらした監督がオルストンである。選手としてはわずか1打席しか立っていないながらも、監督としては華々しい実績を作り上げたのである。ドジャースのロサンゼルス移転は、オルストンの手腕により成功に導かれたと言っても過言ではない。

オハイオ州に生まれたオルストンはマイアミ大学在学中は野球とバスケットボールのチームでキャプテンを務めるなど、リーダーシップを発揮する存在だった。1935年にカージナルスと契約を結び、プロとしてのキャリアをスタートさせると、翌1936年のシーズン終盤にメジャー昇格を果たしたのである。

メジャーデビューは、強打者として知られるジョニー・マイズと交代する形での出場だった。打席には1度だけ立って三振。守備機会は2回あり、エラーを1個だけ記録。この年の出場機会はこれだけだったが、メジャーリーガーとして残した数字はこれが全てということになってしまう。翌年からはマイナーリーグにずっと籍を置く形になってしまった。

1940年には、カージナルスとしては選手としてのオルストンに見切りを付け始め、選手兼任で監督をするように勧めた。それを受け入れ選手兼任監督となるが結果を残せず、再び選手専任となり、1944年限りで解雇された。するとオルストンは、ブルックリンに本拠を構えていたドジャースに拾われたのである。かつてカージナルスのGMだったブランチ・リッキーがドジャース球団社長になっていたことが幸いした。

ドジャース傘下で経験を重ねていくオルストンは、1949年からマイナーでトップクラスのモントリオールの監督を任される。地道に学んだ監督としての能力が花を咲かせ、5年間のモントリオール時代には3度も優勝も経験している。1953年シーズン終了後、ドジャース監督のチャーリー・ドレッセンが複数年契約を要求。元来、ドジャース監督は単年契約が基本だったため、ドレッセンの要求を破棄してそのまま解任。オーナーであるウォルター・オマリーはオルストンの監督昇格を決断した。

選手としてのメジャー経験がほとんどないオルストンの抜擢は周囲に驚きを与えたが、就任1年目となる1954年、シーズン92勝(勝率.597)を挙げてリーグ2位となった。当時のドジャースは黒人初のメジャーリーガーとして話題となったジャッキー・ロビンソンを始めとして、ギル・ホッジス、ロイ・キャンパネラ、ピー・ウィー・リース、デューク・スナイダーという豪華な打撃陣に加え、兵役から戻ってきたばかりのドン・ニューカムなど役者が揃っていた。

1955年、シーズン98勝(勝率.641)をマークする快進撃を見せ、2位に13.5ゲーム差を空ける圧倒的な強さでリーグ優勝を果たした。ワールドシリーズでは宿敵ヤンキースと対戦。ヤンキースとのワールドシリーズはこの年が6度目だが、過去5回はいずれもヤンキースが勝っていた。いきなり2連敗したドジャースだが、キャンパネラの打棒で盛り返し、第7戦の末に勝ったのである。この年の世界一がドジャースにとって、初の世界一でもあり、最高の美酒に酔うこととなった。

1956年もシーズン93勝(勝率.604)を挙げて、2年連続のリーグ優勝。ワールドシリーズでは再びヤンキースと対戦。第7戦までもつれる激しいシリーズとなったが、ドン・ラーセンに完全試合を食らうなど、流れが傾き、世界一は逃している。翌1957年は84勝(勝率.545)でリーグ3位に終わるとオフにはドジャースのロサンゼルス移転問題が降りかかった。

1958年から西海岸ロサンゼルスを本拠とするチームに生まれ変わった。移転1年目はリーグ7位に沈むが、翌1959年にはシーズン88勝(勝率.564)を挙げてリーグ優勝を果たし、ワールドシリーズ(対ホワイトソックス)も制して、4年ぶりの世界一奪取。観客動員も増え、ドジャース移転が正しかったことを証明したのである。

ジャッキー・ロビンソン(右)と一緒に写るオルストン。ブルックリン時代は狭いエベッツフィールドを本拠地としていたため、打撃のチームである面が強かったが、ロサンゼルスに移転し、広いロサンゼルスコロシアム(1962年からドジャースタジアム)を本拠としてからは投手中心のチームに生まれ変えた。ちょうどサンディー・コーファックスドン・ドライスデールの台頭があったのである。打撃面はモーリー・ウイリス、ウイリー・デービスなどを中心に機動力を生かし始めた。

1963年、シーズン99勝(勝率.611)で4年ぶりのリーグ優勝。ワールドシリーズではヤンキースと対戦し、4連勝で世界一となった。特にエースであるコーファックスはシーズンで25勝を挙げ、ワールドシリーズ第1戦では15奪三振という快投を見せている。1965年からも2年連続でリーグ優勝を果たし、1965年にはツインズを倒して世界一となっている(1966年はオリオールズの前に敗れた)。

コーファックスが1966年を最後に現役引退すると一時低迷するも、1970年以降は上位をキープした。1974年に久々にリーグ優勝を果たした(1969年以降から東西2地区になっており、リーグチャンピオンシップシリーズではパイレーツに3勝1敗で勝利)。ワールドシリーズでは黄金時代を迎えていたアスレティックスの前に敗れてしまい、世界一は逃している。翌1976年をもってオルストンは勇退を決め、トミー・ラソーダにドジャース監督の座を譲ることとなった。

オルストンは23年間の監督生活で2040勝1613敗と通算成績を残し、世界一の栄冠は4度も獲得した。オルストンの付けていた背番号24番は勇退した翌年にドジャースの永久欠番に指定されている。1983年に野球殿堂入りが決まり、その栄誉が称えられることとなった。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

受賞アワード一覧

  • 最優秀監督賞:3回(1955-NL、1959-NL、1963-NL)

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1936  SLC    1    1    0    0   0   0   0    0    1    0    0  .000 .000  .000
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total        1    1    0    0   0   0   0    0    1    0    0  .000 .000  .000

キャリアハイライト一覧

  • 世界一経験:4回(1955-Bro、1959-LAD、1963-LAD、1965-LAD)
  • 殿堂入り:1983年(ベテランズ委員会)
  • 永久欠番:#24(Dodgers)

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