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Willie McCOVEY(ウイリー・マッコビー)

Major League Baseball

#44 ウイリー・マッコビー(Willie McCOVEY) | 1B

ウイリー・マッコビー

  • 1955年・ジャイアンツと契約
  • 1938年1月10日生 左投左打 192センチ 103キロ
  • アラバマ州出身

選手の紹介文
ジャイアンツの誇るスラッガーであるマッコビー。左の強打者として通算521HRを記録しているウイリー・マッコビー。サンフランシスコ移転後のジャイアンツで主に活躍。ウイリー・メイズホアン・マリシャルと同じ時代を過ごしており、1950年代、60年代、70年代、80年代と4ディケードでプレーした息の長い選手である。口数が少なく闘志をうちに秘めていたことが、マッコビーの存在感をより高めることとなっていた。

アラバマ州で生まれたマッコビーであるが、同郷にはハンク・アーロンがおり、4歳年上のアーロンは十分に意識させられる存在であった。17歳の頃である1955年、ジャイアンツと契約。マイナーで経験を重ねるが、1年目は打率.305、19HR、113打点を記録し、2年目には打率.310、29HR、89打点とスラッガーとしての片鱗を示し、着実にメジャーリーグへの階段を昇っていったのである。

1959年、3Aフェニックスで開幕を迎え、95試合に出場し、打率.372、29HR、92打点と圧巻の数字を残すと、7月末の段階でついにメジャーからお呼びがかかった。デビュー戦ではロビン・ロバーツとの対戦となったが、いきなり4安打をマーク。わずか52試合の出場で打率.354、13HR、38打点という数字を残し、規定打席には届かないが特例で新人王の栄冠を手にしたのである。

メイズが全盛を誇っていたジャイアンツのメンバーに加わり、一躍スターダムにのし上がったマッコビー。その後は伸び悩み、1960年は打率.238、1961年は打率.271と落ち込み、売りであった長打力も発揮できずに苦しんだ。1962年、わずか91試合の出場に留まり、打率.291、20HR、54打点という数字に終わるが、ワールドシリーズで飛躍のきっかけを掴むことになる。

ヤンキースとの対戦となった1962年のワールドシリーズ。第2戦では特大HRを放ち、チームを勝利に結びつけると3勝3敗で迎えた第7戦、0対1と劣勢の最終回2アウトから同点タイムリーを放ったのである(結果、この試合には敗れて世界一は逃してしまうのだが)。マッコビーはこのシリーズで打率.200(15打数3安打)と結果は残したとは言えないが、印象的な一打を放つなど非常に価値のあるシリーズとなった。

1963年、152試合に出場し、打率.280、44HR、102打点と好成績を残して、本塁打王のタイトルを獲得。その後も長打力を見せ、ジャイアンツの主軸としてメイズと共にチームを支えた。30歳になった1968年には打率.293、36HR、105打点を記録し、二冠王を獲得する活躍を見せ、ここから円熟期を迎えることとなる。

1969年はマッコビーの打棒が発揮された1年となり、打率.320、45HR、126打点という数字を残し、2年連続の二冠王に輝いた。この年は45個もの敬遠四球を記録するなど、当時のメジャー記録を樹立(現在のメジャー記録は2004年のバリー・ボンズによる120個)。シーズンのMVPも獲得したが、オールスターゲームでも2HRでMVPを受賞するなど、最高の1年となったのである。翌1970年も39HR、126打点をマークし、3年連続100打点を記録するなど、まさにマッコビーの絶頂期だったのである。

驚異的な飛距離を見せることも有名だった。しかし、1971年からは右膝の状態が悪化し、それがマッコビー本来の打棒を奪っていったのである。1971年は105試合、1972年は81試合と出場試合数が減るなど、苦しいシーズンが続いた。1973年には29HRするが、打率.266と落ち込み、この年限りでジャイアンツからパドレスへの移籍が決まったのである。パドレスで2年半、その後にアスレティックスでプレーしたが本来のかつての打棒は復帰しなかった。

マッコビーがジャイアンツを去った後、マッコビーの背番号44番を永久欠番にする決定を行った。まさに現役引退は近いという判断からだったが、1971年には現役選手としてジャイアンツに戻ってきたのである。永久欠番を背負い、打率.280、28HR、86打点と見事な復活劇を見せたマッコビー。結果的に1980年まで現役を続けるが、引退試合でサヨナラ打を放つなど華々しく現役生活にピリオドを打ったのである。

通算HR数は521本を数え、そのうちで満塁HRは18本を数え、ナショナルリーグのリーグ記録を樹立(メジャー記録はルー・ゲーリッグの23本)。これは、アーロンの16本を抜いての達成であり、価値あるものである。1986年には殿堂入りも果たした。現在のジャイアンツの本拠地AT&Tパークでは、ライトフェンス後方の入り江を「マッコビー・コーブ」といい、マッコビーの功績を称えている。

<written by Kenji@webmaster>

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1959  SF    52  192   32   68   9   5  13   38   35   22    2  .429 .656  .354
 1960  SF   101  260   37   62  15   3  13   51   53   45    1  .349 .469  .238
 1961  SF   106  328   59   89  12   3  18   50   60   37    1  .350 .491  .271
 1962  SF    91  229   41   67   6   1  20   54   35   29    3  .368 .590  .293
 1963  SF   152  564  103  158  19   5  44  102  119   50    1  .350 .566  .280
 1964  SF   130  364   55   80  14   1  18   54   73   61    2  .336 .412  .220
 1965  SF   160  540   93  149  17   4  39   92  118   88    0  .381 .539  .276
 1966  SF   150  502   85  148  26   6  36   96  100   76    2  .391 .586  .295
 1967  SF   135  456   73  126  17   4  31   91  110   71    3  .378 .535  .276
 1968  SF   148  523   81  153  16   4  36  105   71   72    4  .378 .545  .293
 1969  SF   149  491  101  157  26   2  45  126   66  121    0  .453 .656  .320
 1970  SF   152  495   98  143  39   2  39  126   75  137    0  .444 .612  .289
 1971  SF   105  329   45   91  13   0  18   70   57   64    0  .396 .480  .277
 1972  SF    81  263   30   56   8   0  14   35   45   38    0  .316 .403  .213
 1973  SF   130  383   52  102  14   3  29   75   78  105    1  .420 .546  .266
 1974  SD   128  344   53   87  19   1  22   63   76   96    1  .416 .506  .253
 1975  SD   122  413   43  104  17   0  23   68   80   57    1  .345 .460  .252
 1976  SD    71  202   20   41   9   0   7   36   39   21    0  .281 .351  .203
 1976  Oak   11   24    0    5   0   0   0    0    4    3    0  .296 .208  .208
 1977  SF   141  478   54  134  21   0  28   86  106   67    3  .367 .500  .280
 1978  SF   108  351   32   80  19   2  12   64   57   36    1  .298 .396  .228
 1979  SF   117  353   34   88   9   0  15   57   70   36    0  .318 .402  .249
 1980  SF    48  113    8   23   8   0   1   16   23   13    0  .285 .301  .204
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     2588 8197 1229 2211 353  46 521 1555 1550 1345   26  .374 .515  .270

受賞タイトル一覧

  • シーズンMVP1回(1969-NL)
  • 新人王(1959-NL)
  • 本塁打王3回(1963-NL,1968-NL,1969-NL)
  • 打点王2回(1968-NL,1969-NL)

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