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テッド・ウイリアムス

#020「MVP選出の決め手は勝利へ貢献する打撃と“人間性”」(1995)

人間性を含めた評価でMVPとなったボーン。1995年のアメリカンリーグMVPに選出されたのはモー・ボーンだった。レッドソックスの主砲としてチームを地区優勝に導いた功績は称えられるものである。ロジャー・クレメンスホゼ・カンセコと怪我人が相次いだ前半戦、24HR、60打点とチームを引っ張った。シーズン通して残した打率.300、39HR、126打点という数字はMVPに相応しいといえる。

MVPは全米野球記者協会の投票によって決まるもので、絶対評価ではなく相対評価とならざるを得ない。どれだけ高い数字を残しても、それ以上の数字を残した選手がいれば、そちらがMVPになるのである。この年に関して言えば、ボーン以上の数字を残した選手はいた。それはホワイトソックス主砲のアルバート・ベルである。打率.317、50HR、126打点に加え、50本の2塁打を放つなど圧巻の数字を残したのだが、MVPの栄冠はボーンの元に輝いた。

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#006「打率4割の最年少記録を作った“若者”」(1941.9.28)

メジャー最後の4割打者であるウイリアムス。1941年、開幕当初のテッド・ウイリアムスは足首の怪我が響き、約2週間は代打での出場が続いた。スタメンに復帰後は復調し、5月25日の対ヤンキース戦で5打数4安打をマークして打率を4割の大台に乗せた。そのまま4割を維持したままでオールスターゲームに出場し、劇的な3ランHRも放っている。

後半戦に入り、一時的に打率4割を割ることがあったが、選球眼の良いウイリアムスはよく四球を選んでいた。シーズンが終盤に差し掛かり、打率4割が現実のものとなってくるに従って、周囲は騒ぎ始めたのである。もし4割打者が誕生すれば、1930年のビル・テリー以来11年ぶりとなる。

残り3試合を残した段階で打率は.399。残すは9月27日、28日の対アスレティックス3連戦(28日はダブルヘッダー)のみである。27日の試合では3打数1安打に終わり、打率は.3995となった。四捨五入すれば打率4割となることから、28日の試合はウイリアムスは欠場するのではという声が聞こえた。

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Frank THOMAS(フランク・トーマス)

Oakland ATHLETICS

#35 フランク・トーマス(Frank THOMAS) | DH

フランク・トーマス

  • 1989年6月ドラフト・ホワイトソックス1位(全米7番目)
  • 1968年5月27日生 右投右打 196センチ 116キロ
  • ジョージア州出身

過去3年間の成績

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 2005  CWS   34  105   19   23   3   0  12   26   31   16    0  .315 .590  .219
 2006  Oak  137  466   77  126  11   0  39  114   81   81    0  .381 .545  .270
 2007  Tor  155  531   63  147  30   0  26   95   94   81    0  .377 .480  .277
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     2251 7953 1467 2409 488  11 513 1674 1340 1628   32  .421 .561  .303

選手の紹介文
ホワイトソックスで猛打を誇っていた頃のトーマス。「ビッグハート(Big Hurt:破壊者)」と呼ばれるほどの恐れられる打棒を見せたフランク・トーマス。1993年から2年連続MVPに輝くなど、1990年代を代表する選手として名前が挙がる。通算成績として、打率.300、500HR、1500打点、1000得点、1500四球を記録しているのはベーブ・ルーステッド・ウイリアムスメル・オットに続く史上4人目としてトーマスの名前が挙がる。

ジョージア州コロンバスで生まれ育ったトーマス。非常にフットボール熱が高い町でトーマスは当然のようにフットボールに熱中した。それと同時に野球もやり始めていたという。高校時代にウェイトトレーニングの重要さを知り、熱心に取り組んだ。野球の才能の方が上だと思っていたトーマスは卒業時のドラフトでメジャーリーグからの指名を待ったが指名されず、これにはトーマス自身落ち込んだそうだ。才能だけではダメで努力が必要だと悟ったのもこの時である。

大学へはフットボールの奨学生として進学したが、怪我などもあり実際にフットボールをしたのは1年のみだった。その後は本格的に野球に転じ、大学通算で49本ものホームランを記録。トーマスが記録したシーズン73個の四球は、大学最多記録であり、いかにこの頃から選球眼が素晴らしかったかの証明でもある。そして1989年のドラフトでは全米7番目にホワイトソックスから1位指名され、晴れてプロ入りを果たす。

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Wade BOGGS(ウェイド・ボッグス)

Major League Baseball

#12 ウェイド・ボッグス | 3B

ウェイド・ボッグス

  • 1976年ドラフト・レッドソックス7位
  • 1958年6月15日生 右投左打 188センチ 89キロ
  • ナブラスカ州出身

選手の紹介文
通算3000本安打を達成したウェイド・ボッグス。広角に打ち分ける高い打撃能力と鋭い選球眼で安打製造機の名をほしいままにするウェイド・ボッグス。4年連続を含む5度の首位打者獲得を始め、メジャー18年間で打率3割を15度も記録するなど、1980年代を彩った名選手であることは間違いない。

1976年、レッドソックスからドラフト7位指名を受けてプロ入りしたボッグス。マイナーリーグ時代は期待されていた選手というわけではなかったが、3Aで首位打者を獲得するなど実績を積み上げ、メジャーからお呼びがかかったのは1982年開幕のことである。

当時のレッドソックスのサードを守っていたのは、前年(1981年)に打率.336で首位打者を獲得しているカーニー・ランクフォードであり、必然的にボッグスの出場機会は少なかった。しかし、そのランクフォードが足首を痛めて欠場するとボッグスがサードに入り、この間の打率は.390と高打率をマーク。メジャー1年目のこの年は104試合の出場に留まりながら、シーズントータルの打率は.349と高いものだった。

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Carl YASTRZEMSKI(カール・ヤストレムスキー)

Major League Baseball

#8 カール・ヤストレムスキー | OF

カール・ヤストレムスキー

  • 1959年・レッドソックスと契約
  • 1939年8月22日生 右投左打 183センチ 84キロ
  • ニューヨーク州出身

選手の紹介文
20世紀最後の三冠王であるヤストレムスキー。名門レッドソックスの主砲として23年間も君臨した「ヤズ」ことカール・ヤストレムスキー。打撃の神様もと言われたテッド・ウイリアムスと入れ替わるようにレッドソックスのレフトを守り、積み上げた成績は決してウイリアムスに劣るものではない。

1939年(ちょうどウイリアムスがレッドソックスに昇格した年)、ヤストレムスキーはニューヨーク州にて産声を上げた。実家はポテトの農場を営んでおり、自然に野球とも触れていくことになる。子供の頃のヤストレムスキーはヤンキースの大ファンで、将来の夢はピンストライブのユニフォームを着るということだった。

ノートルダム大学に進学し、その才能を発揮していたヤストレムスキーへ最初に接触してきたのは憧れのヤンキースであったという。スカウトに連れられてヤンキースのクラブハウスへ案内してもらったが、憧れのスター選手には相手にされず、ヤストレムスキーは大いに落胆したという。

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Tony GWYNN(トニー・グウィン)

Major League Baseball

#19 トニー・グウィン | OF

トニー・グウィン

  • 1981年6月ドラフト・パドレス3位
  • 1960年5月9日生 左投左打 180センチ 99キロ
  • カリフォルニア州出身

選手の紹介文
パドレス一筋でキャリアを全うしたトニー・グウィン。屈指の安打製造器として名前の挙がるトニー・グウィン。パドレス一筋としてメジャー生活を全うし、8度の首位打者獲得はホーナス・ワグナーに並ぶナショナルリーグ記録でもある。メジャー2年目から18年連続で打率3割以上を記録するなど、その打撃力はメジャーリーガーの中で頭一つ抜けた存在とも言える。

カリフォルニア州に生まれたグウィンは、野球にバスケットバールに汗を流した。高校時代にはドラフト指名されることはなかったが、サンディエゴ州立大学にはバスケットボールの奨学生として進学。徐々に野球、バスケットボールの両方で名の知られるようになったグウィンは、1981年6月8日のドラフトでパドレスから3巡目指名を受ける一方、同じ日にNBAのサンディエゴ・クリッパーズからも指名を受けた。

後にボー・ジャクソンやディオン・サンダースなどのように、2つのスポーツで一流の活躍を見せた選手は出てきたが、当時はそのような時代ではなく、グウィンとしてはパドレスを選び、野球の道のみを選んだことになる。指名されたその年、2Aに参加し、わずか23試合の出場で打率.462を記録する非凡さを見せている。

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Rod CAREW(ロッド・カルー)

Major League Baseball

#29 ロッド・カルー | 2B

ロッド・カルー

  • 1964年・ツインズと契約
  • 1945年10月1日生 右投左打 183センチ 82キロ
  • パナマ出身

選手の紹介文
1970年代を代表するカルーは、首位打者を7度も受賞。安打製造器の名を欲しいままに、7度も首位打者の名誉を手にしたロッド・カルー。15年連続で打率3割をマークし、オールスターにも18年連続で出場するほどの活躍を見せた。ツインズとエンゼルスの2球団でプレーし、カルーの背番号29は両球団で永久欠番になってはいるが、1度もワールドシリーズに出場できなかったのが、何よりの心残りでもある。

パナマ出身のカルーだが、生まれた場所とはパナマ運河を走るパナマ鉄道の電車の中である。母親が突然産気づき、たまたま電車に乗り合わせた医師のおかげでかろうじて出産する事が出来たのである。その医師がいなければ、無事に出産できたのかが分からないほどの難産であった。そこでカルーの名前(本名はロドニー)は、その医師から名前をもらったのである。

家計が非常に厳しかったこともあり、カルーが14歳の頃にアメリカ移住を決めた。行き先はニューヨークであり、この時はヤンキースの黄金時代だったことも重なり、それを見たカルーが野球に興味を持つのも当然のことであった。それから野球に明け暮れたカルーは体の線こそ細いが、野球センスは申し分がなく、ヒットを打つ能力に関しては際立ったものを見せていた。

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Eddie COLLINS(エディー・コリンズ)

Major League Baseball

#* エディー・コリンズ | 2B

エディー・コリンズ

  • 1906年・アスレティックスと契約
  • 1887年5月2日生 右投左打 180センチ 91キロ
  • ニューヨーク州出身

選手の紹介文
エディー・コリンズ20世紀初頭に活躍したセカンドベースマンのエディー・コリンズ。タイ・カッブと同時代だったこともあり、首位打者を獲得する機会には恵まれなかったが、通算記録は安打が3313本、打率が.333、盗塁が743個と一時代を築いた大選手である。かつてのアスレティックスの10万ドルの内野陣のセカンドを守り、名を馳せたことでも知られる。

コリンズがコロンビア大学に入学したのは16歳の頃。大学の野球部でキャプテンを務め、1906年、19歳という年齢で当時フィラデルフィアに本拠を構えていたアスレティックスと契約を果たした。この時は本名であるエディー・サリバンという名前で契約したが、その後、コリンズと改称。この名前は大学時代のコーチが名付けたというもので、その後のプロ生活はコリンズで通すこととなる。

プロデビューしたのは1906年9月のことで、最初はショートストップとしてプレーしたという。とはいえ契約後の2年間は大学生活との兼用もあり、出場試合数はわずかであった。1908年からは徐々に出場試合数が増えていき、翌1909年は153試合に出場し、打率.346、198安打、67盗塁と大ブレイクを果たした。

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