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Chicago CUBS(シカゴ・カブス)

  • 2008-05-22 (木) 23:25

Chicago CUBSシカゴ・カブス
アメリカ第3の都市シカゴを本拠地に構えるシカゴ・カブス。ナショナルリーグが創立された1876年に誕生し、そのまま存続し続けている唯一のチームでも ある。20世紀初頭に黄金時代を作ったが、1908年を最後に世界一のタイトルからは遠ざかったままである。数多くの名選手を輩出したが、ワールドシリー ズ出場も1945年から果たしきれてない。2003年にはリーグ優勝目前で逆転負けを食らうなど、勝てないことが呪いと言われてしまう伝統の球団である。

カブス・球団データ

  • 創立 /1876年シカゴ
  • 世界一 /2回(1907, 1908)
  • NL・リーグ優勝 /9回(1906, 1907, 1908, 1910, 1918, 1929, 1932, 1935, 1938, 1945)
  • NL・中地区優勝 /2回(2003, 2007)
  • NL・ワイルドカード /1回(1998)
  • NL・西地区優勝 /2回(1984, 1989)
  • 本拠地 /リグレーフィールド (1914~) Wrigley Field

カブス・選手データ

# 投手 # 野手 # その他
38 カルロス・ザンブラーノ(SP) 25 デレク・リー(1B) ジム・ヘンドリー(GM)
30 テッド・リリー(SP) 7 マーク・デローサ(2B) 41 ルー・ピネラ(Manager)
46 ライアン・デンプスター(SP) 16 アラミス・ラミレス(3B)    
53 リッチ・ヒル(SP) 2 ライアン・テリオ(SS) 32 ジョン・リーバー(SP)
21 ジェイソン・マーキー(SP) 12 アルフォンゾ・ソリアーノ(LF) 47 スコット・エアー(RP)
62 ボブ・ハウリー(RP) 20 フェリックス・ピエー(CF) 24 ヘンリー・ブランコ(C)
49 カルロス・マーモル(RP) 1 福留孝介(RF) 33 ダリル・ウォード(1B)
34 ケリー・ウッド(RP) 58 ジョバニー・ソト(C) 19 マット・マートン(OF)
        13 リード・ジョンソン(LF)

カブス・球団史
ソーサが在籍中にカブスは世界一になることが出来なかった。アメリカ第3の都市シカゴを本拠地に構えるシカゴ・カブス。ナショナルリーグが創立された1876年に誕生し、そのまま存続し続けている唯一のチームでもある。20世紀初頭に黄金時代を作ったが、1908年を最後に世界一のタイトルからは遠ざかったままである。数多くの名選手を輩出したが、ワールドシリーズ出場も1945年から果たしきれてない。

創立当時はホワイトストッキングス(1876~93年)という愛称だったが、コルツ(1894~97年)、オーファンズ(1898~1902年)を経て、小熊を意味するカブスに定着したのは1903年以降のことである。ちなみに、カブスという名前が初めて出たのは1902年シーズン開幕前のことでもあった。

創立された1876年、監督兼投手のアル・スポルディングの元、初年度に優勝を果たした。チーム成績は52勝14敗であったが、その中でスポルディングは47勝12敗という大車輪の活躍を見せている。その後、1879年からキャップ・アンソンが監督兼選手となり、1880年代に5度の優勝を飾った。アンソンは19年間プレーし、通算2995安打を記録している。ちなみに愛称のキャップはキャプテンを縮めたものである。

しかし、1890年に2位となったのを最後に、19世紀は下位に低迷。アメリカンリーグも創立され、2大リーグとなった1901年以降で、初優勝を飾ったのは1906年のことである。この時は監督を務めながらファーストを守っていたフランク・チャンスと、セカンドのジョニー・エバース、ショートのジョー・ティンカーの3人は併殺トリオとして、歌になるほどの有名であった。

この年にカブスが記録した勝利数は116勝にものぼりメジャー記録を樹立し、圧倒的な優勝を飾った。2001年のマリナーズもシーズン116勝を記録したが、カブスは154試合制による記録である。ワールドシリーズでは同じシカゴに本拠を構えるホワイトソックスとのシカゴ対決であり、戦前の圧倒的なカブス有利という評判が立っていたものの、「ヒットレス・ワンダー」と言われるほど貧打が売りになっていたホワイトソックスの前に、2勝4敗で敗れてしまった。

三本指で大活躍したモデカイ・ブラウン。1907年、再び107勝をマークして圧倒的にリーグ優勝を果たしたカブスは、ワールドシリーズでタイガースと対戦。タイ・カッブサム・クロフォードを中心とする強力タイガース打線を相手にカブスは4勝1分けで、初めてワールドシリーズを制して、世界一のタイトルを手にする。翌1908年、ジャイアンツ、パイレーツとの激しいデッドヒートを繰り広げ、最終的にはジャイアンツとのプレーオフを制して、3年連続のリーグ優勝を決めた。そして、ワールドシリーズではタイガースと再び戦い、4勝1敗で制して2年連続の世界一となった。

当時のカブスには三本指というアクシデントを乗り越え、1906年から6年連続20勝以上をマークするモデカイ・ブラウンや、1909年に最多奪三振を記録したオーバル・オーバーオールらがおり、カブスを支えた。そして、1910年にもリーグ優勝を果たしている(しかし、ワールドシリーズではアスレティックスの前に敗退)。

1914年からの2年間、第3のリーグとしてフェデラルリーグが創立され、シカゴにもホエールズというチームが誕生した。このホエールズの本拠地球場がウィーグマンパークと呼ばれる球場であったが、フェデラルリーグは2年で解散してしまう。そこでカブスはこのウィーグマンパークを買い取り、リグレーフィールドと改称して、新しい本拠地球場としたのである。

このリグレーフィールドで初めてワールドシリーズが開催されたのが1918年のことである。ヒッポ・ボーン、クロード・ヘンドリックスらを投手陣の軸として圧倒的な優勝を飾ったが、ワールドシリーズではベーブ・ルースが投手として君臨しているレッドソックスと対戦。投手ルースの2勝を挙げる活躍の前に、カブスは敗れてしまった。

ウイルソンのシーズン190打点は未だにメジャー記録である。その後は下位に低迷したが、1926年にメジャーでの選手経験のないジョー・マッカーシーを監督に迎えると、前年までの最下位チームを4位まで押し上げた。そして、大打者であるロジャース・ホーンスビーを獲得した1929年、カブスは久々にリーグ優勝を飾った(しかし、ワールドシリーズではアスレティックスの前に再び敗退)。この年のホーンスビーは打率.380、39HR、149打点をマークしている。

1930年途中に、監督のマッカーシーはフロントとの衝突からカブス監督の座は退く。しかし、この年はハック・ウイルソンが56HR、190打点という猛打を見せつけた。この年のウイルソンの打点数はメジャー記録として、未だに君臨している。マッカーシーの後任監督としてホーンスビーを据えるがうまくいかず、ファーストを守るチャーリー・グリムを1932年途中に監督兼選手として迎えると、この年に優勝を飾った。

ワールドシリーズではヤンキースと対戦。ヤンキースの監督は、かつてのカブス監督であったマッカーシーであった。そして、ルースやルー・ゲーリッグのいるヤンキースの前に4連敗であっさりと敗れてしまったわけだが、リグレーフィールドで行われた第3戦で、ルースが予告HRを行ったということで伝説にもなっている(ただ、この予告HRには様々な説がある)。

安定した力で上位をキープしていたカブスは1935年、シーズン終盤に驚異的な21連勝をマークしてリーグ優勝を飾った。ロン・ワルネキやビル・リーという2人の20勝投手を抱えていたものの、ワールドシリーズではタイガースの前に敗退している(2勝4敗)。

1938年、シーズン途中にそれまでのグリムから捕手のギャビー・ハートネットが兼任監督となる。この年はパイレーツが首位を快走していたが終盤に失速したところにカブスの猛追。シーズン最後の2試合の直接対決を残して、0.5ゲーム差にまで詰め寄った。その第1戦は5対5のまま、8回が終わった。曇り空の中だったため、試合を中断して翌日にダブルヘッダーを組むことも考えられたが主審が続行を指示。

監督兼捕手として、優勝を呼び込む劇的HRを放ったハートネット。すると9回裏、ハートネットのサヨナラHRが飛び出し、カブスが勝利してついに単独首位に躍り出た。このHRは「暗闇のHR」と言われ、伝説になっている。翌日の試合でも10対1で勝利を飾り、晴れてリーグ優勝を飾ったカブス。しかし、ワールドシリーズではヤンキースの前に4連敗を食らい、敗れてしまった。

時代は第二次世界大戦を背景に各チームの主力が戦場に駆り出されていく。そんな中、戦争が終わった1945年、カブスはシーズン中にヤンキースですでに10勝を挙げていたハンク・ボロウィを獲得。そのボロウィを軸に久々のリーグ優勝を飾った。タイガースとのワールドシリーズでは、第1戦先発のボロウィが完封を飾る幸先のいいスタートを切ったが、3勝3敗で迎えた第7戦、中1日登板のボロウィが1アウトも取れずにKOされ、1908年以来の世界一は再びお預けとなった。

こうしてカブスは長い長い低迷期に突入する。カブス史上初の黒人選手となったアーニー・バンクスが登場し、1958年、1959年と2年連続MVPを獲得するもチームは5位が精一杯の成績。2年連続MVP自体、メジャー史上初の快挙であったが、そのMVP選手のチームが下位に低迷したままというのも皮肉すぎる現実である。1959年にはビリー・ウイリアムス、1960年にはロン・サントがデビューするが、優勝とは縁がない。そんな中で1960年には新人のドン・ガードウェルがデビュー戦でノーヒッターを達成するということもあった。

苦肉の策として1961年からは専任の監督を置かず、コーチが持ち回りで監督を務める「カレッジ・オブ・コーチ」制を取るものの成果はなかった。そこで1966年から名将レオ・ドローチャーを監督として招聘。就任1年目は最下位に終わるが、翌1967年には3位に引き上げた。そして、2地区制となった1969年は開幕序盤から飛び出したカブス。前半までは地区首位を守っていたが、終盤にメッツが「ミラクルメッツ」と呼ばれる快進撃を見せ、優勝をさらわれてしまった。

ウイリアムスの背番号26はカブスの永久欠番である。後に殿堂入りするバンクス、ウイリアムスも結果的にワールドシリーズを経験することなくユニフォームを脱いだ。そして1981年には、長い間カブスを率いてきたリグレー一族が球団を売却し、トリビューン社が買収する。変わりつつあるチームの中で、若いライン・サンドバーグの台頭もあり、1984年には地区優勝を飾った。しかし、パドレスとのリーグチャンピオンシップシリーズでは2連勝後に3連敗し、涙を呑む結果となった。ちなみにこの年のサンドバーグはMVPに輝いている。

1987年には移籍してきたアンドレ・ドーソンが49HR、137打点でMVPを獲得するもチームは地区最下位。1989年には地区優勝を飾るが、ジャイアンツの前に敗れてしまい、またもやワールドシリーズにコマを進めることは出来なかった。

1989年にはマーク・グレースがファーストに定着し、安定感ある成績を残し、1992年の開幕戦直前にはサミー・ソーサを獲得。1990年代、最もヒットを打ったグレースと、驚異的なHRペースで名を馳せることになるソーサはカブスの顔であった。ソーサがマーク・マグワイアと激しいHR争いを繰り広げた1998年、チームはワイルドカードとして久々にポストシーズン進出。しかし、ここでもブレーブスの前に3連敗し、シーズンを終えた。

1998年には66HR、158打点で打点王とMVPを受賞したソーサ。1999年には63HRしたソーサだが、チームは地区最下位に沈み込んだ。ソーサのHR見たさに球場にファンは集まるがチーム成績は寂しいものだった。2000年シーズンオフには主力のグレースが新興球団ダイヤモンドバックスへ移籍し、そこで世界一を経験するということもあった。

まるで呪われたかのように世界一から遠ざかっているカブス。1998年に1試合20奪三振というメジャータイ記録を樹立したケリー・ウッドや、2001年ドラフト全米2番目指名のマーク・プライアーの台頭もあり、期待は大きいチームではある。長期契約を交わしたソーサがカブス在籍中には世界一のタイトルを取り返したいところである。

「ミスターカブス」としてファンを魅了し続けたバンクス。なお、リグレーフィールドの一つの目玉ともなっている外野フェンスのツタは、1938年に名物オーナーであったビル・ベックの提案である。戦後のメジャーリーグの各球場はナイトゲーム用の設備を置くことが当たり前となったが、当時のリグレー・オーナーの「野球は太陽の下でやるもの」という信念と住宅街の中に位置する近隣状況から、リグレーフィールドにはナイトゲーム用の設備がなかった。初めてのナイトゲームは1988年8月8日にようやく行われた。

ちなみに8月8日のゲームは降雨コールドだったため、実際は8月9日のゲームが公式上初のナイトゲームとなっている。
(近日、大幅更新予定。。。)
<written by Kenji@webmaster>

カブス・各年度別成績一覧

カブス・球団名の変換史

  • Chicago CUBS (1903~現在)
  • Chicago ORPHANS (1898~1902)
  • Chicago COLTS (1894~1897)
  • Chicago WHITE STOCKINGS (1876~1893)

カブス・マイナー組織

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